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彼らが本気で編むときは、 ポスター

彼らが本気で編むときは、

4.4 127分 2017/02/25 公開
ドラマ日本
チケット予約

あらすじ

『バーバー吉野』『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子が「トランスジェンダーの子どもを持つ母親が子どものためにニセ乳を作る」という新聞記事から着想を得て書き下ろしたオリジナルストーリー。『人間失格』『土竜の唄』の生田斗真が生まれつきの性別に違和感を持つトランスジェンダーの介護士役で主演を務める。”カタチなんて、あとから合わせればいい”小学生のトモ(柿原りんか)は、育児放棄ぎみの母親ヒロミと二人暮らし。ある日母親が家出をしてしまったため、叔父のマキオ(桐谷健太)の家に向かう。過去にも同じ経験があったが、今回マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と暮らしていた。リンコは、元男性でトランスジェンダー。老人ホームで介護士として働いている。リンコの美味しい手料理に、食卓の団らん。母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに戸惑いながらも、三人での奇妙な共同生活が始まった。

場面写真

キャスト・スタッフ

監督
監督・脚本:荻上直子
キャスト
生田斗真/桐谷健太/柿原りんか/ミムラ/田中美佐子/小池栄子/りりィ/門脇麦 ほか
配給
スールキートス

クチコミ

まいた ネタバレ

どこに重点置くかで感想が変わりそう

- 9年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

まず最初、観る前は「どうやって泣かすのだろう」と何パターンか考えてみた。 先に言っておくと、感動の涙じゃなかった。悔しくて泣いた。 話がはじまった時から、世界観に惹き込まれた。 淡い色が美しい世界。ただの一般的な家なのに、編み物の毛糸のチョイスも、リンコさんのファッションも。 「マキオ」は年末年始にいっぱい見たauの浦ちゃんでは無く、優しい男性マキオだった。 「リンコ」は女性だった。リンコは編み物が得意で、生田斗真も練習したんだろうなと思える程違和感無く編んでいた。 「トモ」はリアルだった。母の元など帰らずに、マキオとリンコさんと一緒に暮せばあたたかな生活が過ごせるのにと何度も思った。 「彼らが本気で編むときは、」のタイトルの意味もしっかりと理解出来た。だから108の煩悩を燃やすシーンはこれから3人が一緒に幸せでありますようにと一緒に願った。 冒頭の「悔しくて泣いたシーン」は、リンコさんが緊急で検査入院をし、男性病棟に入れられてしまったシーン。マキオは声を荒らげて看護師と話し、トモは泣きながらリンコさんの部屋へ向かった。リンコさんはしっかりとしていた。まだ自分の性が理解されていないと。強かった。だから余計に、悔しくて泣けた。 リンコさんの母の理解が、救われた。トモ相手にも「リンコを泣かしたら容赦しない」と言うリンコさんの母は強かった。リンコさんの母も葛藤があっただろうに。全てを受け入れてくれて、リンコさんは幸せものだと思った。 最後にトモはトモの母の元へ戻ってしまう。「マキオとリンコさんと一緒に居て」と思った人は少なくないだろう。 毛糸の色、桜の木、リンコさんのファッション、お弁当、どれもあたたかい。 リンコさんは背筋がピンと伸びた編み物が得意なコサージュが良く似合う、手が大きいけど心も大きな「女性」だった。 エンドロールで「リンコさんは生田斗真」なことを思い出す。 それ位に違和感が無い作品でした。 ひとりで観ても誰か大切な人と観ても、きっと観たら心がホッとして美味しいものを食べたくなります。

KUBO

母性をまとった生田斗真の演技に圧倒された

- 9年前
母性をまとった生田斗真の演技に圧倒された。2月3本目の試写会は「彼らが本気で編むときは、」。 生田斗真が性同一性障害の役をやると聞いた時から期待は高まっていた。否が応でもエディ・レッドメインを超えられるか(?)という思いで試写会場へ。とこ… 続きを読む

母性をまとった生田斗真の演技に圧倒された。2月3本目の試写会は「彼らが本気で編むときは、」。 生田斗真が性同一性障害の役をやると聞いた時から期待は高まっていた。否が応でもエディ・レッドメインを超えられるか(?)という思いで試写会場へ。ところが、今回の生田斗真演ずる役柄は、自らの性同一性障害に悩む役柄というよりは、そこを通り越して「家族」を持ちたい、「母」になりたい女の役柄。子どもがいっしょに暮らし始めた段階で「チョコレート・ドーナッツ」が頭をよぎったが、優しい優しい「チョコレート・ドーナッツ」だった。 性同一性障害で身体の工事は全部終わってるリンコさん(生田斗真)は介護士として働いている。優しいボーイフレンドのマキオと暮らすふたりの部屋に、マキオの姪っ子トモ(柿原りんか)11歳が転がり込んでくる。トモは母とのふたり暮らしだったが、ネグレクトの末に母親が失踪してしまったのだ。かくして、3人の暮らしが始まるが… 本作では他にも、トモの同級生でやはり性同一性障害に悩む男の子や、認知症で介護施設にいるマキオの母など様々な個性を持つキャラクターが登場するが、その誰もに優しい目で注がれる愛情が注がれる。性同一性障害に悩む子どもを持つふた組みの親子が描かれるが、その育て方の違いこそ、監督の伝えたかったテーマだろう。 生田斗真はもちろんだが、トモ役の柿原りんかの自然な演技もすごい! 最近の子役は本当にレベルが高いが、柿原りんかはオーディションを経て本作が映画デビュー。これから要チェックな才能だ。 見終わって、本当に優しい、ケチの付け所のない素晴らしい作品。この完璧な脚本は誰?と思ったら、監督も脚本も「かもめ食堂」の荻上直子5年ぶりの新作だった! そりゃ優しいわけだ。でもずいぶんはっきりとしたテーマを持つ作品を撮るようになったなぁ。 生田斗真は本作の後に「土竜の唄 香港狂想曲」の撮影に入ったと言う。なんという振り幅の大きさ! すごい俳優だ。 改めて「生田斗真にハズレなし!」 全映画ファンにオススメします。

こゆび

これは文句無し

- 9年前

観てよかった! 絶対観て損はないと思う。 周りの人みんな鼻すすってた! 私もハンドタオルがしっとりしてしまった! 生田斗真くん、新境地!

kakako

荻上監督の新境地。必見。

- 9年前
生田斗真演じるトランスジェンダーのリンコは見目麗しく、心も綺麗でまるで聖母のようなのだが、ただ美しいだけではなく汚いところや、すべてを飲み込んでなお美しくあるところが素晴らしい。 日本におけるトランスジェンダーを取り巻く、しがらみや生き辛さ… 続きを読む

生田斗真演じるトランスジェンダーのリンコは見目麗しく、心も綺麗でまるで聖母のようなのだが、ただ美しいだけではなく汚いところや、すべてを飲み込んでなお美しくあるところが素晴らしい。 日本におけるトランスジェンダーを取り巻く、しがらみや生き辛さを社会性を持って描きながらも、家族の作品として落とし込んでいる。 男や女の前に、その子を守りたい。 柿原りんか演じるトモを、誰しも抱きしめてあげたくなるのと同様に、リンコのこともまた抱きしめてあげたくなるだろう。 全ての役が愛おしく、またあの人たちに会いたくなる。 そんな素敵な映画でした。 沢山の人に見ていただきたいです。

☆くっきー

観て良かった

- 9年前

LGBTに私自身は偏見はないですが、偏見を持つ人達の気持ちもわかります。タレントでもキワモノ扱いですからね。 それにしても、小池栄子演じる母親は、極端ですけど。 ともちゃんの変化が、とてもリアルな印象でした。どの場面でということなく、何度も涙が頬を伝いました。 理解は、難しくても、そういう人もいるのだと、認めることができると良いと思いました。

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