玉三郎の芸の厚みとこだわりづくしの舞台
お琴、三味線、胡弓...役を忘れて弾きすぎないようにするそうですが、どれも協奏曲のソロ奏者のようで、バックとのユニゾンも、掛け合いでテンポが揺れるところも息はぴったり、しかも弾き語り風の唄台詞もあって暗譜。(音の抜ける方向の違いか)胡弓は三… 続きを読む
お琴、三味線、胡弓...役を忘れて弾きすぎないようにするそうですが、どれも協奏曲のソロ奏者のようで、バックとのユニゾンも、掛け合いでテンポが揺れるところも息はぴったり、しかも弾き語り風の唄台詞もあって暗譜。(音の抜ける方向の違いか)胡弓は三味線とのピッチが難しそうですが、(途中でサッとチューニングされ)後半にはカデンツァと言うか即興風の独奏もあって、三曲とも花魁の教養の奥深さを想わせる、見どころ・聴きごたえ満載な舞台でした。 前半の解説編では、この演目が多くの人々に支えられた、ひときわ特別な舞台であることがよく解ります。岩永左衛門(坂東彦三郎)の人形振りも、コミカルで盛り上げますね。 再演なので仕方ありませんが、パンフレットも見たかったです。