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92歳のパリジェンヌ ポスター

92歳のパリジェンヌ

3.4 106分 2016/10/29 公開
ドラマフランス
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あらすじ

女優としても活躍するパスカル・プザドゥーがリオネル・ジョスパン仏元首相の母の人生を、作家である娘ノエル・シャトレが綴った物語を原案とし、自分の美学を貫き、美しく、凛としたまま人生を終える決意をした一人の女性とその家族の姿を描きあげる。かつては助産婦として活躍し、今は子供や孫にも恵まれ、ひとり穏やかな老後を過ごしているマドレーヌ(サンドリーヌ・ボネール)。まだまだ元気な彼女だが、気がかりなのは、数年前からノートに書き記している「一人でできなくなったことリスト」の項目がどんどん増えていること。そんな中で迎えた92歳の誕生日、お祝いに駆けつけた家族に対して彼女は驚くべき発表をする。皆に迷惑をかける前に、自らの手で人生に幕を下ろす決意をしたというのだ。絶対反対を唱える家族たちと、決して揺るがないマドレーヌの意志。しかし限られた日々の中で、家族たちはマドレーヌの想い、そして彼女の生きてきた人生と触れ合っていき......。

場面写真

予告動画

92歳のパリジェンヌの予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
パスカル・プザドゥー
キャスト
サンドリーヌ・ボネール/マルト・ヴィラロンガ ほか
配給
ギャガ

クチコミ

toe

自分の人生は自分のもの

- 9年前
フランスで本当にあった実話を映画化。 92歳の誕生日を迎えたおばあちゃんが パーティの挨拶でいきなり 「私は2ヶ月後に旅立ちます」 と宣言するところから、物語がスタートする。 困惑する子供たちや孫、周りの人たちの様々な反応を通して 「尊厳死… 続きを読む

フランスで本当にあった実話を映画化。 92歳の誕生日を迎えたおばあちゃんが パーティの挨拶でいきなり 「私は2ヶ月後に旅立ちます」 と宣言するところから、物語がスタートする。 困惑する子供たちや孫、周りの人たちの様々な反応を通して 「尊厳死」について、考えさせられる映画だった。 私も、今は病院で暮らす93歳の祖母がいる。 その祖母がいきなり「死ぬことにした」と言い出したらどうしよう… と考えながらこの映画を観た。 自分の人生は自分のもの。 子や孫のものではない。 だから、人生を終わらせる時も自分で決めたいという 最後まで毅然としたパリジェンヌ。 階段を自分で上がれない。 車の運転ができない。 お風呂に入ることすら自分一人ではできない。 「全てにおいて、自分の面倒を自分でみることができない」 という、その辛さからの苦渋の選択。 そんなおばあちゃんの選択を受け入れるべき。とも思う。 そうは言っても、そんなことを簡単に受け入れられるはずもなく…。 もしも私の祖母がそんなことを言い出したら、なんとか思いとどまらせようとするだろうし、激しくジタバタするに違いない。 しかし、子や孫としての立場ではなく、いつか自分にもそんな日がくるのかと思うと 全て人に介添えしてもらいながら生き続けるのであれば、人生を終わりにしてしまいたい。 そう思う気持ちも分かる気がする。 まだ全てのことを覚えているうちに、子や孫に伝えられることの全てを託して死んでいく。 それもまた、人生の選択肢の一つとしてアリなのかなと思う。

KUBO

見る人によって見方が変わるであろう尊厳死もの。私は嫌いです。

- 9年前
「92歳のパリジェンヌ」。今年のフランス映画祭でエールフランス観客賞を受賞した話題作だ。 冒頭、愛車を運転中のおばあちゃんが一旦エンストを起こした後、パニクってどうにもできなくなってしまうところから始まる。おばあちゃんはメモ帳を取り出し「… 続きを読む

「92歳のパリジェンヌ」。今年のフランス映画祭でエールフランス観客賞を受賞した話題作だ。 冒頭、愛車を運転中のおばあちゃんが一旦エンストを起こした後、パニクってどうにもできなくなってしまうところから始まる。おばあちゃんはメモ帳を取り出し「車の運転」の項目を線を引いて消す。「階段の昇り降り」が辛くなり「寝小便」をする自分に絶望する。そして子どもや孫が集まった92歳の誕生パーティーの席で「私は疲れたのでもう死ぬことにしました」と宣言して家族一同大パニックに! 軽く始まるのでシチュエーション・コメディで深いい感じで終わるのかと思いきや、実話ベースの尊厳死ものだったんですね。前情報なしに鑑賞したのでビックリしました。 ただ、私は個人的にはこの作品は嫌いです。見所はたっぷりあります。尊厳死の宣言後に確かめ合う親子の愛、今明かされる知られざるおばあちゃんの人生…みたいな。でも、嫌いです。 私は今年、母を亡くしました。まだ78でした。死ぬ朝まで全然元気で、それでもポックリ逝ってしまいました。まだまだやりたいこともいっぱいあったのに。 最近叔母も亡くしました。叔母は3年前に倒れた後、意識も戻らず、それでもベッドに寝たまま3年経って息を引き取りました。 祖母は97まで生きましたが、足腰は弱ってはいたものの、死に直前まで呆けたりせずに、曽孫を抱いて幸せそうでした。それでもだんだんと身体が弱っていく中で食べものを摂らなくなり、ゆっくりとその命に幕を下ろしました。 人の命の終わり方は、人それぞれです。母は生前から「ポックリ死にたい」と言っていましたから、言った通りにさっさと逝ってしまいました。ただ死に方を「願う」のは自由ですが「選んではいけない」と思うのです。「人生スイッチ」も近い内容でしたが、あちらの方がまだ理解もできる。寝たきりで酷い苦痛を伴うのなら、まだわかりますが、本作のおばあちゃんのように、ある程度の裕福な生活環境があって、誰もが迎える「老い」を理由に愛する子どもや孫がありながら「自死」による尊厳死を肯定する気にはなれないのです。 作品中にアフリカ系の移民の家政婦がおばあちゃんに理解を示し心を通わせるシーンが出てきますが、これ本当でしょうか? 食糧事情、医療事情が悪い発展途上国では92歳の老婆など必死に生きようとしなければ普通に死んでいくでしょう。この程度の事情での尊厳死なんて先進国で裕福に暮らせている人たちだけの贅沢な我儘だと感じるのは私だけでしょうか? 見る人によって見方が違う作品だと思います。実際に介護を必要としている人にはとても見せられません。親の介護をしている人たちが見たらどう思うのでしょう? 少なくともまず生きること自体がたいへんな地域の人々には理解すらできないでしょう。私も願わくば母同様ポックリ逝きたいとは思っていますが、足腰が弱って寝たきりになったとしても映画が見られるなら生きていたいと思うでしょう。

へちま

尊厳死、という透明な壁。

- 8年前
運良く、試写会が当たりました。 周りは素敵なマダムが多かった印象です。 席が埋まってしまっていて、焦っていたところを 素敵なマダムに助けていただき、最前列で鑑賞。 CMという先入観から入ったが故の、想像していたストーリーとの違いに驚きまし… 続きを読む

運良く、試写会が当たりました。 周りは素敵なマダムが多かった印象です。 席が埋まってしまっていて、焦っていたところを 素敵なマダムに助けていただき、最前列で鑑賞。 CMという先入観から入ったが故の、想像していたストーリーとの違いに驚きました。 家族、という一番身近な存在。 大切だからこそ認めたい、 大切だからこそ認めたくない。 わかってほしい、わかりたくない。 真綿で首を絞められるというのは、こんな感じなのかなと考えていました。 人それぞれといってしまえば、そうなのかもしれない。 でも家族だからって放っておけない。 そんな葛藤をずっと側で見ていた気分になりました。 自分のこれからの人生を、もう一度見直したくなる映画でした。

☆くっきー

難しいテーマですが

- 9年前

数ある尊厳死がテーマの映画の中では、一番共感できました。

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