国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く

ノクターナル・アニマルズ

4.2 116分 2017/11/02 公開
サスペンスPG12
チケット予約

あらすじ

金銭的に恵まれた生活を送りながらも、心理的には満たされない思いを抱える人妻スーザン。そんな彼女の元に、疎遠だった元夫から、彼が書いた小説が送られてくる。その暴力的な内容に心を奪われたスーザンは、過去を回想し、やがて彼と会うことを決意する。

場面写真

キャスト・スタッフ

監督
トム・フォード
キャスト
エイミー・アダムス/ジェイク・ギレンホール/マイケル・シャノン/アーロン・テイラー=ジョンソン/アイラ・フィッシャー/エリー・バンバー/カール・グルスマン/アーミー・ハマー/ローラ・リニー/アンドレア・ライズブロー/マイケル・シーン
配給
ビターズ・エンド=パルコ
公式サイト
http://www.nocturnalanimals.jp/

クチコミ

geta-yuki ネタバレ

かくも痛切なる復讐劇

- 8年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

※映画の結末に触れています。 …って、一度書いてみたかったw 主人公のスーザン(エイミー・アダムス)と 元夫のエドワード(ジェイク・ギレンホール)。 現実世界ではこの二人しか 主要人物がいないと思えるほどの 愛憎劇にして復讐劇。 小生にはそんな風に思えました。 始まってすぐ。 思い出すのもおぞましいほどの 醜悪なオープニングから始まるこの映画。 (また思い出して気持ち悪くなってる!) 3分ほど続くそいつが済んだ後は 現在、過去、そして小説の中身の描写と 奇異な三つのお話がランダムに差し変わって 展開していきます。 ランダムとは言っても、「メメント」みたいに 時間軸がぐちゃぐちゃな訳ではないものの ちょっと注意力散漫に観てると 「あれ?今どの話だっけ?」って 分からなくなることが多少あります。 でも大混乱ってほどでもナシ。 とはいえ過去のエドワードと 小説中の主人公であるトニーとを 見事に演じ分けるギレンホールの力量には 本当に脱帽するほかなし。 あまりの「エドワードでありつつも エドワードでない」という演技っぷりのせいで 上記の混乱が起きているのは明らか。 これは褒めるべきなのか非難すべきなのか。 いや、前者だ。圧倒的に。 ストーリーはといえば、 ほぼ小説の中で描かれている "架空"のお話がメインに進んでいくという 映画の中にまた一つ映画がある感覚。 この小説の先を観たいという観客の欲求と 主人公であるスーザンのそれとが 完全にシンクロして、 いつしか観ているこっちもスーザンの欲求と 同じ感覚になっていく。 そして訪れるクライマックスと あまりにも凄惨な結末。 でもそれはあくまで小説の中のお話。 …となる訳なのだが、実はそうじゃない。 小説の冒頭で因縁をつけられて拉致され 挙句に乱暴もされて捨てられる母と娘の姿。 さらに小説の中の主人公であるトニーの 復讐するも自らも瀕死の状態になる最期。 前者はかつて自分を捨てたスーザンと スーザン自身の身勝手な中絶により "殺された"娘の姿に重ねられ 後者は二人を無力にも手放してしまった 過去の自分への後悔の念と絶望とに シンクロする。 この小説はエドワード自身の心の内を描いた 過去への懺悔と後悔の物語であり それが対象である元妻スーザンへ突きつけた 復讐でもあったように思う。 だが、悲しいかな そのことにスーザンは気づきもしない。 「凄い大作ができたわね。会いたいわ!」 なーんてエドワードに連絡してしまう能天気ぶり。 どれだけの酷い仕打ちをして エドワードを地獄に突き落としたのに まだ自分が悪いわけじゃなく あくまで成り行きとばかりに捉えている。 だから、彼女が待ち合わせに指定した 豪華なレストランにも 胸を強調した魅惑的なドレスを身につけたり 必要以上に挑発的な化粧を施して 無神経にも出かけていく。 だが、もちろん彼、エドワードは来ない。 そりゃそうだ。 これは壮大なる復讐劇なのだ。 来るわきゃぁない。 でもスーザンは絶対来るもんだと思って 何時間も待っているのだろうか ずっと「来ないはずがない」と思って 何杯もグラスを注文し、席を立とうとしない。 これは完全に小生の想像でしかないが スーザンから「会いたい」の連絡が来た時 エドワードはしてやったりとばかりにほくそ笑み だが、やはりそうかと悲しくも納得して 小説の主人公と同じく 自ら命を絶ったのではないか。 たから来れる訳なんてないんじゃないか。 もちろん、そんなところまで 劇中では描かれないのだけど そんな想像をしてしまってから最後 あまりにも二人が哀れで、おぞましくて とてつもなく嫌な気分に身震いしました。 そんな感想を持たせる不気味で不思議で でも圧倒的に魅せてくれる2時間でありました。 いやはや、とっぷりと疲れた。 [21:00]立川シネマシティ・studio-h P.S. 名優マイケル・シャノンも出てます。 また、いい味出してるんだよなー。

ドウシタ=テイラー・ジョンソン

- 8年前
えっ、クイックシルバーで死んでからっ、えっ、どうした?えっ?すっかりオトナ=テイラー・ジョンソンだし、ワイルド=テイラー・ジョンソンだし、ダイスキ=テイラー・ジョンソンでした。 正直ノーマークで観に行った方が良いよと言われてチケットをとっ… 続きを読む

えっ、クイックシルバーで死んでからっ、えっ、どうした?えっ?すっかりオトナ=テイラー・ジョンソンだし、ワイルド=テイラー・ジョンソンだし、ダイスキ=テイラー・ジョンソンでした。 正直ノーマークで観に行った方が良いよと言われてチケットをとって観たんだけど、ひっそりとした空間に冒頭から圧倒される熱量。現実世界は暗く質素で冷静、であるけど内側に秘めた下衆さエグさ怒りの色は真っ赤であり、氷点下で冷やされた冷たい器に入れられた絶対に凍らないウォッカのような作品でした。もっとサスペンス展開かと思ったら沸々と煮え滾る復讐心を文章で巧みに表現する手は下さないけど一番効果的でダメージが大きい手法。これが、表現力なのか。彼らの未来は果たしてどうなるのだろう。狼狽しきった終映後の帰り道、ふと考えてしまう精神が研ぎ澄まされる作品でした。

ジェイク・ギレンホールが出てる作品にはずれなし

- 8年前

オープニングから心を鷲掴みにされましたわ! 終始緊張感漂う鑑賞でしたので、観終わった後はどっと疲れが! ジェイク・ギレンホールが出てる作品にはずれなしだわ! そして、ファッションデザイナーのトム・フォードが監督なだけにもうなんだかお洒落!

ここで終わりか・・・

- 8年前

エイミー・アダムスの不幸せそうな演技に拍手。 現代、過去、空想の世界に交差しながらの展開は面白い。見ている人を不愉快にもさせる。後味の悪さ。

危険な関係

- 8年前

『ノクターナル・アニマルズ』鑑賞。一押しの男優陣で固められた作品、難解と思われる設定が美しい映像ですんなりと入ってきた。心の内の人間の独りよがりさを精神の暴力で追い詰めていく、痛烈な作品、公開されたら再観しなくちゃ、アーミーは影が薄い役で残念。素敵な試写室で見れて😄

チケット予約
ページ上部へ戻る