『シャイニング』を観たときの衝撃に近い。
悪はどんな形にも変化する。じわじわくる不協和音、呪い。 怖いホラーかと思っていたらアメリカ歴史が学べるダークファンタジーだった!
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父ウィリアムと母キャサリンは、5人の子供たちと敬虔なキリスト教生活を送るため、森の近くの荒れ地にやって来る。だが、幼いサムが何者かに連れ去られて行方不明に。家族が悲しみに暮れる中、ウィリアムは美しい娘トマシンが魔女なのではないかと疑い始める。
悪はどんな形にも変化する。じわじわくる不協和音、呪い。 怖いホラーかと思っていたらアメリカ歴史が学べるダークファンタジーだった!
アメリカは信仰深いのに対して、日本はそういったことはないから、怖さという点においては違和感を覚えた。
タイトルの『VVitch』の二つのVの意味は、当時はまだWという文字がほぼ使用されていなかったから。「魔女」の時代をリアルに描こうとするこだわりを感じる。 映画のなかの出来事は、マサチューセッツ州で起きた悪名高いセイラムの魔女裁判の62年前にニューイングランドで起きたアメリカ初の魔女ヒステリーをベースに、いくつかの魔女事件に基づいている。 2回目以降の鑑賞には、台詞の引用元である当時の記録を探す楽しみもあるだろう。
結論から言うととても良かった。自分の中では今年ナンバー1映画になると思います。 まず映像美と音楽がとてもいいです。監督は美術畑出身?だそうでこだわりが感じられました。完成度が高くこれが初長編映画とは思えないほど。 アメリカでは2015年に公開されかなりの評判で賞も受賞しているとか。 魔女がもちろん映画のメインテーマなのですが魔女そのものよりも家族とは、宗教とは、信仰とはといった内容が強く、原罪、リンゴのモチーフ、罪と許し、悪魔の誘惑など、普通の日本人が見たら深く理解できずなかなか内容に入り込めないと思います。素晴らしい作品なのに本当に残念ですがこればっかりは宗教観の違いなのでしょうがないですね、、私はミッションスクール出身でキリスト教教育を受けているので本当に面白かった。 アニヤ・テイラージョイ演じるトマシンの演技と美しさも良かったです。この作品の演技でスプリットの主役を射止めたのも納得。ケイレブ役の長男の演技もすごかった。召される前のあの台詞は鳥肌がたちました。 最後のシーンはいろいろな見方があると思いますが、あの最後の表情を見たらトマシンは今までの暮らしや家族から解放され、彼女の望みだった世界を見ることと自由を手に入れやっと幸せになれたんだ、、なんて考えてしまいました。
ヒステリックで盲目的なまでに信心深く、事あるごとに執拗なまでに神に頼り祈る人々が嫌いだ… 正直ただの雰囲気ダークホラーだと舐めてかかってたけど、ストーリーがちゃんと面白かった。 最後に何か解決やスッキリはしないが、不吉な出来事が淡々と でもテンポ良く起こって最高に気持ち悪い結末へ繋がる。 トマシンにわりと感情移入できたのも良かった。 降りかかる受難を自分のことのように感じられ、両親や双子に本気で腹が立つ。 ケイレブの絶命までの祈りのシーンとラストの魔女達による全裸キャンプファイヤー&トマシンの笑いが脳裏に焼き付いて離れない。 地獄愛でも全裸キャンプファイヤーしてたけど、狂ったように踊る人々に炎のコントラストも相まって恐怖倍増なんだよね… 視覚的な描写は抑えめだけど最低限のショッキングなシーンは写してちゃんと気持ち悪く不快で怖さを感じる。 ずっと薄暗くBGMと効果音がやたらめったら恐怖を煽るのには少し辟易とするけど。 人間の嫌なところと悪魔や魔女のオカルト的な嫌なところ どちらも堪能できて、心の重くなる展開ばかり襲ってくる映画だった。私は好き。