ボーイズラブ(BL)要素はソフト
原作を知らない男性からみたダブルミンツは、BL原作という抵抗があったけれども、主人公二人のヒューマンドラマとして良くできた映画だった。 主役二人の間に流れるこころの繋がりや、依存、嫉妬、信頼が綺麗に、強く訴えかけてくる。 その空気感は、全年… 続きを読む
原作を知らない男性からみたダブルミンツは、BL原作という抵抗があったけれども、主人公二人のヒューマンドラマとして良くできた映画だった。 主役二人の間に流れるこころの繋がりや、依存、嫉妬、信頼が綺麗に、強く訴えかけてくる。 その空気感は、全年齢ではみられない熱演だった。 また、二人のヒューマン刑事とヤクザの親分の演技は円熟した色気があり、哀愁、不気味さ、静かな威圧感を感じられた。 他にも、中盤までの冨手さんの熱演が、最初のトリックをリアルにして物語に引き込み、エンドロールまで目が話せなくなり、面白いと思った。 最初に感じた印象では、日活ロマンポルノリブートに似て、R+15のBLのイメージで、鑑賞の優先順位が上がらない作品かも知れないと感じた。 2週間の短期間撮影とは思えない完成度や映像美、演技の数々は、イメージで観逃すのは惜しい作品。 私は、脇役に好きな俳優が出演していたので、鑑賞のハードルを越えられたが、まず劇場に足を運んで貰うための強い動機付けが望まれる点が悔やまれる。 意外なことかも知れないが、女性に対する男性の暴力の表現がストレートになっている。 暗闇側の描きかたが、さらっと描かれていて、ノワール作品としては物足りない部分を感じる人がいるかも知れない。