息苦しくなるほどの愛でした
映画ランドのプレゼントで最速試写会に行かせていただきました。 この映画、凄かったです。観ていて息苦しくなり、心が痛くなりました。これ、小さな頃のインプリンティング的な呪縛から逃れられない人たちの話なんです。 島で親から虐待を受けて育った… 続きを読む
映画ランドのプレゼントで最速試写会に行かせていただきました。 この映画、凄かったです。観ていて息苦しくなり、心が痛くなりました。これ、小さな頃のインプリンティング的な呪縛から逃れられない人たちの話なんです。 島で親から虐待を受けて育った輔は、ただ一人、自分を守ってくれると言ってくれた信之を信奉し、彼を欲します。いやらしい意味じゃないですよ。そして、信之は、島で付き合っていた美花を信奉し、愛して(こちらは恋愛感情です)、彼女が欲しい。美花は、あの小さな島から逃れるために、自分を縛り付ける邪魔な存在を消し去るために、信之や輔を利用したんです。美花にとって、信之は只の道具でした。 ここで分かるのは、女が極悪だという事。男たちは純粋に愛して、欲しているのに、女は、自分の利益の為に、自分の武器を使い、男を操って行くんです。男の純粋さと、女のドス黒さが鮮明に描かれていて、対比して並べられると、もう、辛くて息苦しくて、何故、そこから逃げ出さないの?逃げられないの?って問いかけたくなるんです。いや、マジで凄い映画だった。 輔が信之に振り向いて欲しくて、声をかけて欲しくて、抱き締めて大丈夫だと言って欲しくて、という思いが溢れてきていて、本当に苦しかった。これ恋愛ではなく、庇護する者とされる者の愛なんです。 信之が美花に求めるのも、恋愛もあるだろうけど、やっぱり庇護する者との関係なんです。まるで、母親を求めるように。だから自分の妻子への思いとは全く別なんですよ。妻子には、家族としての責任と愛なのですが、美花に対しては、ただ一緒にいて欲しい、抱いて貰って大丈夫と包んで欲しいんです。美花に守って欲しい。 そんな、人間の歪んだ欲望が入り組んでいて、凄い映画でした。これの凄さが分かる人って、感受性豊かで、愛を知っている人だろうと思います。本当の愛の激しさ、強さを知らないと、分からないだろうなぁ。 この映画、最速試写会に行かせて頂いて、大森監督と原作者の三浦しをんさんのトークショーを聞かせて頂いたんです。とっても楽しくて、撮影後に映像を見たら、井浦さんと瑛太さんの顔が近すぎるくらい近づいていて、驚いたとお話していましたが、私、この内容だから、役に入り込んでいたら、近づいちゃうんだろうなぁと思いました。凄い迫力だったし、その気持ちが伝わってきました。終わった後に、大森監督がいらしたので、サインをいただいて、息苦しくなりましたってお話しちゃいました。だって、本当の事なんですもん。 この深い愛の作品、私は、超!超!超!お薦めしたいと思います。これは、凄いと思いました。私は、入り込んでしまって、マジで息苦しくなりました。酸欠です。ぜひ、観に行ってみて下さい。