あなたは「1/8計画」を知っているか?
あなたは「1/8計画」を知っているだろうか? 1966年、天才脚本家「金城哲夫」によって書かれた「ウルトラQ」のエピソードのひとつだ。人口増加による都市の過密問題を解消するために、国家ぐるみで人間を1/8に縮小する計画を描いている。 そう… 続きを読む
あなたは「1/8計画」を知っているだろうか? 1966年、天才脚本家「金城哲夫」によって書かれた「ウルトラQ」のエピソードのひとつだ。人口増加による都市の過密問題を解消するために、国家ぐるみで人間を1/8に縮小する計画を描いている。 そう、「ダウンサイジング」の着想は何ら新しいものではない。50年以上前に日本のテレビドラマで放送されていた内容と変わらないのだ。 では、マット・デイモンを主演に立てて映画化された本作の出来はどうかというと、ひとことで言うと「凡庸」。つまらないわけでもないが、おもしろいわけでもない。 まず、予告編やタイトルから感じられた、身体が小さくなったなりの視覚的なコミカルさや驚きがほとんどない。普通身体が小さくなると言えば「ミクロキッズ」や「アントマン」のような視覚的なインパクトを期待するが、小さくなった後、他の通常サイズのものとの比較がほとんどないので、撮影は楽だったろうけど、本当に画面に「驚き」がない。アリ一匹現れるだけでスペクタクルになるのに、全くない。 また、ストーリー的にも、やはり身体が小さくなって期待されるようなコミカルな展開はない。それどころか、小さくなっても裕福なのは白人だけで、有色人種は清掃婦や汚れ仕事でダウンタウン住まいなど、夢も希望もない。 ベトナム人の女の子(ホン・チャウ)が出てくるあたりからダウンサイジングとは全く違う方向に進み、最後には人類滅亡の危機やノアの箱舟まで行っちゃうので、本当に予想してた内容とは全く違う映画だった。 全て時間軸通りにまったりと物語は進み、そんなに笑えるところもなく、ピンチもスペクタクルもない。う〜ん、マット・デイモン、中国で怪獣と戦ったり、最近あまり作品に恵まれていませんね。