スコアは映画に対してじゃなくて
カートに対してだ。カートが死んで21年、私がニルヴァーナに心酔し始めて17年。自分の苦しみもがいた十代、二十代そのもの。 映画自体はよく撮れてる。ミュージシャンのドキュメンタリーはよく観るけど、いい方だと思う。 でもやっぱりドキュメンタリー… 続きを読む
カートに対してだ。カートが死んで21年、私がニルヴァーナに心酔し始めて17年。自分の苦しみもがいた十代、二十代そのもの。 映画自体はよく撮れてる。ミュージシャンのドキュメンタリーはよく観るけど、いい方だと思う。 でもやっぱりドキュメンタリーなんか要らなかった。カートそのものが曲をかければ、洪水のように語りかけられる。それがカートの音楽の力強さと表現力だ。 そういうものが自分の中のそれとシンクロして傷をえぐられて痛いが気持ちよかった。十代の頃は聴かずに一日たりとも過ごせなかったことを思い出した。自分はあれから現実に揉まれ、いつの間にかカートを聴かないサラリーウーマンになって生きてる。彼はナイーブな子どものまま逝ってしまった。ピークで死んでるからこそ永遠に生きる伝説になったって言う人いるけど、違う。それでも生きて欲しかった。