それほど名作とされていないのは
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
高倉健さんの悲惨な最期のシーンせいかも。ラストの銃殺シーンは、実際にそうだったかもしれないが映画史に残る酷いシーンである。しかし古今東西、国家反逆罪で国家に処刑される人々は、例えば現代の北朝鮮でもヒドイ殺され方である。 八甲田山で、戦前の陸軍の最悪の大量死の演習を描いた、森谷司郎への期待は、226事件の悲惨な顛末だったのかもしれない。十和田湖の美しい映像のようなカットは無くなっていたが、キャメラが木村大作でなかった。吉永小百合が当時の新聞で「はじめての苦界の女を演じる」と映画評が出ていたのを覚えている。映画は意外にも健さんと小百合の心の変化に焦点を当てた内容だった。戦前のというより、昭和の最後の頃の貞操観念からしても、少々美談過ぎて、、まぁ仕方ないのかな さよなら丸の内東映の上映もアト一日なのだが、最終日最後の上映もこの作品でほぼ売り切れのようである。