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判決、ふたつの希望 ポスター

判決、ふたつの希望

4.3 113分 2018/08/31 公開
ドラマレバノンフランス
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あらすじ

クエンティン・タランティーノ監督のアシスタント・カメラマンという経歴を持つジアド・ドゥエイリ監督自身の実体験をもとに作られ、第90回アカデミー賞でレバノン史上初となる外国語映画賞ノミネートを果たした社会派ドラマ。 レバノンの首都ベイルート。その一角で住宅の補修作業を行っていたパレスチナ人のヤーセルと、キリスト教徒のレバノン人男性トニーが、アパートのバルコニーからの水漏れをめぐって諍いを起こす。このとき両者の間に起きたある侮辱的な言動をきっかけに対立は法廷へ持ち込まれる。やがて両者の弁護士が激烈な論戦を繰り広げるなか、この裁判に飛びついたメディアが両陣営の衝突を大々的に報じたことから裁判は巨大な政治問題となり、“ささいな口論”から始まった小さな事件はレバノン全土を震撼させる騒乱へと発展していく……。

場面写真

予告動画

判決、ふたつの希望の予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
ジアド・ドゥエイリ
キャスト
カメル・エル・バシャ/アデル・カラム ほか
配給
ロングライド
公式サイト
http://longride.jp/insult/

クチコミ

Tadashi Nagasawa

素晴らしい政治劇、法廷劇、そしてヒューマンドラマ

- 5年前
二人の男たちの間に生じたささいな行き違いと諍いが、国家を揺るがす大騒動へと発展する。 ベイルートを舞台にした『判決、ふたつの希望』の主人公は、キリスト教徒のトニーとパレスチナ難民のヤーセル。 日本でパレスチナ問題といえば、イスラエル(と… 続きを読む

二人の男たちの間に生じたささいな行き違いと諍いが、国家を揺るがす大騒動へと発展する。 ベイルートを舞台にした『判決、ふたつの希望』の主人公は、キリスト教徒のトニーとパレスチナ難民のヤーセル。 日本でパレスチナ問題といえば、イスラエル(とその背後にあるアメリカ)との紛争という枠組みでのみ捉えられがちだ。中東情勢の複雑な実情を的確かつコンパクトに描き出す本作は、その偏った認識を改めるよい機会となるだろう さらに本作は見事な法廷劇でもある。裁判という枠組みの中で、二人の痛ましい過去が明らかになるだけでなく、そこに個人を超えた社会や政治や歴史の力が働いていることが明らかになっていく。その発見のプロセスが、起伏に富んだドラマとして見事に描かれる。 そして何より、人間の尊さと愛おしさを描くヒューマンドラマだ。本人たちの思惑を超えて、事態は社会の分断と対立を深める口実として利用されてしまう。その中でトニーとヤーセルは、、民族や歴史的軋轢を超えて、一人の人間同士として向き合っていく。 相手の悲しみを理解し、痛みを分かち合い、お互いを尊重しあうこと。 二人が最後に交わす視線に込められているのは、人間としての尊厳を認め合うことこそが未来への希望だ、というメッセージに他ならない。

エフ

見逃してはダメ

- 7年前
多くの人に届いてほしい作品でした。 大変勉強にもなりました。 中東でのパレスチナ難民問題、宗教問題、私たちのすぐ側で起きている事なのに、中々現状を把握できていませんでした。 些細な喧嘩から法廷へ、やり場の無い苛立ちと問題の根深さに頭を抱えま… 続きを読む

多くの人に届いてほしい作品でした。 大変勉強にもなりました。 中東でのパレスチナ難民問題、宗教問題、私たちのすぐ側で起きている事なのに、中々現状を把握できていませんでした。 些細な喧嘩から法廷へ、やり場の無い苛立ちと問題の根深さに頭を抱えます。 家族や愛、友情など人々を繋げるものを妨げているものが確かにある。 この映画が世界中の多くの人の目に触れ、変わるべき事に気づく事ができたら…。 小さな映画館での鑑賞でしたが、メラメラと燃える熱い気持ちが湧いてきて、ラストも鳥肌が立ちました!

moviejunkey ネタバレ

予想以上の感動☆彡.。

- 7年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

ささいな口論から裁判沙汰に。しかし、それは単なる裁判でなく人種間の争いの歴史、トラウマ、弁護士同士の複雑な親子関係などを含め、急展開に。。。映画館でドキドキしながら観ました。トニーがヤーセルの車のエンジンを直しに戻る場面と、ヤーセルがトニーに暴言を吐きトニーが暴力をふるいますがヤーセルが謝る場面が好きです。お互いに許し合い距離が縮まった瞬間だと思います。最後の判決のシーンも、トニーもヤーセルも、もはや裁判の結果などどうでもよく、言葉こそなくてもほほえんで別れるラストに感動しました。

こぐれさや

世界の話でした

- 7年前
一見、二人の男性の意地の張り合いの話かと思いきや、各々の世界の話でした。誰も彼も立場があり人生があり、傍目からすればあたかも明解な事案に思えるようなことでも、生き方や世情、生まれや育ちによって見方や大事なものは違ってくる反面、主人公の二人は… 続きを読む

一見、二人の男性の意地の張り合いの話かと思いきや、各々の世界の話でした。誰も彼も立場があり人生があり、傍目からすればあたかも明解な事案に思えるようなことでも、生き方や世情、生まれや育ちによって見方や大事なものは違ってくる反面、主人公の二人はどこか似通っていました。 「曲げたくてももう固まってしまってどうやっても曲げられないもの」のある二人の、人生の背景を絡めつつ描かれる物語なんですが、観終わると監督はこれがいいたかったんだな…と納得できると思います。 私は友人に勧められて行ったのですが、観て良かったです。

marudori

憎悪と許し

- 7年前

平和な日本にいては想像もできない国情。難民を憎むその人もまた故郷を失った避難民であった。憎悪が許しに変わる過程が社会の複雑性と絡めて描かれて、静かな感動を起こす。

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