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母という名の女 ポスター

母という名の女

4.5 103分 2018/06/16 公開
ミステリーメキシコ
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あらすじ

『父の秘密』『或る終焉』のミシェル・フランコが『ジュリエッタ』のエマ・スアレスを主演に迎えて描くミステリー。海沿いの家に二人で暮らす姉妹。ある日長い間疎遠になっていた美しき母アブリルが戻ってくる。17歳の妹バレリアは妊娠しており、突然舞い戻ったアブリルは献身的に娘の面倒をみる。しかし、バレリアの出産をきっかけに、自身の陰のある深い欲望を忠実に遂行していく......。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
ミシェル・フランコ
キャスト
エマ・スアレス/アナ・ヴァレリア・ベセリル/エンリケ・アリソン/ホアナ・ラレキ/エルナン・メンドーサ ほか
配給
彩プロ
公式サイト
http://hahatoiuna.ayapro.ne.jp/

クチコミ

母という名のメス

- 8年前
竹内久美子先生の動物行動学によると、メスには「良い遺伝子を残す!」という本能があるようです。 ただ、良い遺伝子は競争率が高い。 秀でたオスの遺伝子をゲットする為に自分を磨き、 今よりも良い遺伝子が得られるとなると、浮気はもちろん、古いオスや… 続きを読む

竹内久美子先生の動物行動学によると、メスには「良い遺伝子を残す!」という本能があるようです。 ただ、良い遺伝子は競争率が高い。 秀でたオスの遺伝子をゲットする為に自分を磨き、 今よりも良い遺伝子が得られるとなると、浮気はもちろん、古いオスや子供を捨てるのなんて平気です。 そして、良い遺伝子さえ貰ってしまえば、オスは用無し。 子供を産んで育てる為に役立つならまだしも、イザという時に守ってくれる強さもなく、日々の糧を調達してこられないようなオスとは一緒にいるだけ足手まとい。 せめてカマキリのオスぐらいには役立ってほしいところ。 ああ、恐ろしい恐ろしい。 なので、“女性らしさ”や“母性本能”などという幻の固定概念を植え付けて、婚姻制度なんてもので縛り付けていないと、女は何をしでかすかわからない。 現代社会で、女性の活躍や自立が遅々として進まないのは、実は女がドライでエゲツない生き物だという事を男性諸君が学んだ末の自己防衛な気もします。 本作で描かれる、まだまだ女として現役気分の母親は、 娘が生んだ赤ちゃんを抱き、圧倒的な生命力に触れたことによって、自分のメスとしての終わりが近いことを感じ取ったように思いました。 本能が加速していく様は過激に見えるかもしれませんが、メスとしてしごく真っ当な行動。ラストを含め。 ただ、人間は社会性のある生き物として頑張っているので、本能全開で生きるのはハタ迷惑に他ならないのですが。σ^_^; しかし、社会通念から解放されると、女はこんなにも自由に生きられるのか! そして娘も、母という名の女(メス)になった。 追記:一番出来るメスは、従順なオスとの子供の間に、良い遺伝子の浮気相手との子供を混ぜて、一緒に育てさせるらしいですよ(*´꒳`*) あと、ミシェル・フランコ監督の緊張感漂うシーン作りと、観客の興味を引きつける視線の誘導が大好きなのですが、ピントのボケた方へ視線が誘導されたのには驚きました。すげ〜(*⁰▿⁰*) 『或る終焉』同様、本作でも事前に計画がわかる仕様で、無理やり共犯者として引き込まれる刺激には中毒性アリ。私すっかりジャンキーです。(^◇^;)

なぜ母は不可解な行動をするのか

- 8年前
女の恐ろしさにグイグイと引き込まれてしまう面白さだった 昨年のカンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞 17歳の少女バレリアは、妊娠中でもうすぐ出産という時期を迎え、姉のクララと同居している クララは、バレリアとは仲の悪い母アブリル… 続きを読む

女の恐ろしさにグイグイと引き込まれてしまう面白さだった 昨年のカンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞 17歳の少女バレリアは、妊娠中でもうすぐ出産という時期を迎え、姉のクララと同居している クララは、バレリアとは仲の悪い母アブリルを家に呼び寄せる アブリルが予想外に優しくしてくれたため、バレリアはアブリルを受け入れ、無事に生まれた娘カレンの世話をアブリルに任せる 初めは、それでうまくいっていた彼女たちの関係だが、やがて母が思わぬ行動に出る… その母の恐るべき行動をサスペンスタッチで描き、その不可解な行動に思わず見入ってしまった そこで考える なぜ、母はそんな理解しがたい行動をしたのかと その根元には、前夫との関係があるのではと思った 前夫とは、バレリアの父であり、バレリアには、憎っくき前夫の血が流れている その憎しみのはけ口がバレリアに向いたとしたら、アブリルの行動が理解できる けれど、そのままでは終わらないところにこの映画の良さがある そこにあるのは希望だ アブリルと父の関係を観て育ったバレリアは、アブリルとは違う母と娘の関係を築こうとしている そんな彼女を思わず応援したくなってしまう映画だった

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