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運命は踊る ポスター

運命は踊る

3.8 113分 2018/9/29 (土) 公開
ドラマイスラエルドイツフランススイス
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あらすじ

デビュー作『レバノン』での第66回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞に続き、本作で第74回ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリを受賞したサミュエル・マオズ監督が実体験をベースに、運命の不条理さ、人生のやるせなさを描く。イスラエル・テルアビブとある家族のもとに、息子が戦死したとの連絡が入る。取り乱し、悲しみに打ちひしがれる両親。しかし、それは誤報であり、息子は生きていることがわかる。一方、戦う相手もいない前哨基地で間延びした時間を過ごす息子。遠く離れたふたつの場所で、父、母、息子の3人の運命は交錯し、すれ違っていく。

場面写真

予告動画

運命は踊るの予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
サミュエル・マオズ
キャスト
リオール・アシュケナージー/サラ・アドラー/ヨナタン・シライ ほか
配給
ビターズ・エンド

クチコミ

人生を味わう

- 7年前

独特な感性の監督です。 最初は戸惑うシーンも多く 刈り取れるシーンも多かったと感じたが 父親の気持ちが後半伝えられてからは 暫く立てなくなるほどの ラストでした。 人の人生をしっかりと観てしまった。 なんともいえない味でした。

母親役の女優さんが

- 8年前

どこの国の映画かも知らず、ノー知識で鑑賞。ふつうに生きていたら知らなかった内容。マジで勉強になった。コントラストが印象的な作品。金持ちそうな家族のお部屋と戦場のコンテナ生活。日常と非日常。がしかし、ごめんなさい。母親役の女優さんがとてもセクシーで釘付けでした。

Yu ネタバレ

1人で踊らなくていい

- 8年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

“人は、運命を避けようとしてとった道で、しばしば運命にであう”   ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地とされ、いつまで経っても戦争の絶えることのないイスラエルの苦しみを、ラ・フォンテーヌの有名な言葉を引用して表現した今作は、観るものの心を激しく掻き回す 素晴らしい作品だった  考え抜かれた構図に対して 緻密に計算されたカメラワークは、役者たちが物語る目の表情はもちろん、無駄の一切ない美術道具でさえも 常に何かを訴えかけてくる それも全ては、あらゆるものを繊細に扱い美しく描こうとした賜物だろう  原題#FOXTROT や邦題が意図する、“同じ場所に戻ってくる” 話は、まるで罪を犯したものが決して逃れられない無限ループに閉じ込められたかのように、劇中の様々なところで表現されていた  それは 果たして無神論者である父親が過去に軽んじた聖書(ベッドタイムストーリー)の呪いなのか、イスラエルという国自体に取り憑いたものなのか、それとも人間のもつ宿命なのか  “あの時のあれが無ければ…”が、いくつか散見されるこの物語には救いの道は見当たらず、ただただ時間を掛けて受け入れるのみ  “死” が日常化している軍の役人は、まるで機械の歯車のように無感情に “薬” で人の心をコントロールしようとし、そしてあの夫婦も “麻薬” で心を落ち着かせていた  もはや、傾き、転げ落ちそうな人生だと分かっていても、人はそれでもぐるぐると踊り続けるしかないのだろう たとえ中毒のように薬によって心を麻痺させてでも   ただ、“人生” は言うほど過酷なことばかりでもない  “人生” は1人でなきゃいけないものでなく、誰かと一緒に歩めるもの  社交ダンスのFOXTROTは 大抵2人1組で踊るものなのだから

逆らえない運命の悲しさ

- 8年前
すごく静かな場面が続く映画だったけど、その静けさにグイグイと引き込まれた作品だった ベネチア国際映画祭 銀獅子賞 受賞作品 イスラエルで暮らす中年夫妻の元に、ある日突然「息子ヨナタンが戦死した」という知らせが入る ひどくショックを受け… 続きを読む

すごく静かな場面が続く映画だったけど、その静けさにグイグイと引き込まれた作品だった ベネチア国際映画祭 銀獅子賞 受賞作品 イスラエルで暮らす中年夫妻の元に、ある日突然「息子ヨナタンが戦死した」という知らせが入る ひどくショックを受けた夫妻だったが、やがて、それが誤報だとわかり… たとえば、 友人に余計な一言を言ってしまった結果、その友人との仲が険悪になってしまい「あの時、あんなことを言わなければ良かった」と、ひどく後悔するが、 少し時間が経ってみると、「遅かれ早かれそうなる間柄だったんだな」と思うようなできごとがおきる 結局、その相手とは「仲たがいする運命」だった そんな経験はないだろうか? この映画を観ながら、そんな「逃れることができない運命」を思った 父も母も、息子ヨナタンに起きたことについて自分を責めているけれど、 そもそも、それはヨナタンに定められた運命だったのでは… それは、何度やっても、最初のポジションに戻ってくるフォックストロットのように そう考えれば、きっと、ヨナタンの両親も少しは気分が楽になるのではと思った そんなことを考えながら、夫妻のダンスを観ていたら、涙が溢れてしまった それが「もう、お互いに責めるのはやめよう」と言っているように見えたからだ それよりもむしろ、「一日の通行人がラクダしかいないような過酷な環境に、検問所を置く必要性があるのかどうか」ということの方が問題だと思った いつ沈むか分からないようなコンテナでの生活を強いられている彼らに、事故が起きたのは、必然としか思えない だから、責められるべきは両親の言動ではなく、無駄が多すぎる軍隊のあり方なのではないだろうか セリフが少なく、説明が極端に少ない映画がだけれど、そこに描かれる闇はヨナタンの家にあった抽象画のように深く、 「運命は踊る」というよりも「運命に踊らされる人々の話」だと思った

運命はラクダの姿をしてやってくる

- 8年前

運命はラクダの姿をしてやってくる。暗闇の中を滑るように音もなく現れ、そして傍らの人間には目もくれずに去っていく。ぐるぐると同じところを回るステップを踏む滑稽な人間を尻目に。

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