t toe 最高で最低のホイットニーの全て
starstarstarstarstar - 7年前
ホイットニー・ヒューストンの生涯をたどったドキュメンタリー映画
かなり衝撃的な内容で、これが全部嘘で、よくできたフィクションだったら良いのにと思った
私がホイットニーを知ったのは、中学生の時だった
そして、彼女は私にとって、初めてはま… 続きを読む
ホイットニー・ヒューストンの生涯をたどったドキュメンタリー映画
かなり衝撃的な内容で、これが全部嘘で、よくできたフィクションだったら良いのにと思った
私がホイットニーを知ったのは、中学生の時だった
そして、彼女は私にとって、初めてはまった洋楽の歌手になった。
そのため、私には彼女はとても特別な存在なのだ
その私がこの映画を観て、この中には私が大好きなホイットニーがいっぱい詰まっていると思った
デビューしたてのキラキラした彼女も、映画「ボディガード」で頂点に立ったスターの彼女も、しっかりとこの映画の中に収められていた
しかし、その反面で、私の知らないホイットニーをたくさん知ることになってしまった
できる限りたくさんの人にこの映画を観て欲しいから、詳しくは語らない
しかし、この映画の中には、現在のアメリカが抱えている問題の全てが詰まっていた
ドラッグ依存症、DV、児童虐待、育児放棄、人種差別などなど、なんでもありのてんこ盛り
奇しくも「アリー/スター誕生」と同時期に公開されているけれど(わざとぶつけたのかな??)、この映画のホイットニーの生活の凄まじさを思うと、「アリー/スター誕生」で描かれるスターの苦悩はファンタジーにさえ思えてくる
これは、ホイットニーの話だけれど、きっと、マイケル・ジャクソンの話でもあり、リバー・フェニックスの話でもある
スターたちが、スポットライトの下にい続けるのが耐えられず、そこから少しだけ逃げようと思った時、つい、誘惑に負けて悪魔の手を握ってしまうことがある
一度、その誘惑に負けてしまうと、そこから戻ることは、とても難しいのだ
あの、ホイットニーがスター街道を歩いてえた頃、私たちは、何も考えずに「ホイットニーの新曲はまだかなぁ」と考えていたけれど、本人は、追いかけてくる悪魔を振り払おうとして、毎日を生きていたのだ
その姿はファンをガッカリさせ、そしてホイットニーはマスコミから叩かれ、さらなる闇へと落ちていく…という悪循環
その裏にどんな顔があろうとも、ホイットニー・ヒューストンは偉大な歌手であったことに変わりはない
私は、彼女の歌に何度も助けられて生きてきた
そんな私が彼女にできるのは、今でも時々、彼女の歌声を聴くことだと思う
これは、ファンにとっては、とても衝撃的な内容だけれど、アメリカの社会問題を凝縮させて描写している作品でもあるので、ホイットニーを知らない人でも、見応えのあるドキュメンタリー映画になっていると思う
興味のある人はぜひ、彼女を偉大な歌声を劇場で聴いて欲しい
K KUBO 結婚〜ドラッグ〜転落、硬派なドキュメンタリー
starstarstarstarstar - 7年前
2019年の映画館初めは「WHITNEY〜オールウェイズ・ラヴ・ユー〜」。
私は「Whitney Houston」にはハンパない思い入れがある。
1985年、大学生だった私は渋谷の貸しレコード屋でバイトしてた。Ciscoで新譜を見繕って… 続きを読む
2019年の映画館初めは「WHITNEY〜オールウェイズ・ラヴ・ユー〜」。
私は「Whitney Houston」にはハンパない思い入れがある。
1985年、大学生だった私は渋谷の貸しレコード屋でバイトしてた。Ciscoで新譜を見繕ってた私は、新人なのにテディ・ペンダーグラスとデュエットしてるスラッとしたモデルのようなナイスバディを裏ジャケ(米盤は日本盤とはジャケットの裏表が逆。さらに色も米盤はオレンジ)で披露してる新人女性ソウルシンガーのアルバムを視聴して、そのヴォーカルに度肝を抜かれた。急いで店に帰った私は「オススメ盤」ってポップを作って大プッシュしたのを覚えている。(このファーストアルバム「Whitney Houston」の邦題が「そよかぜの贈り物」とかいうのも恥ずかしすぎる)
1996年の武道館公演では、まだ全然スレてなくて、MCもたどたどしい彼女が、ひとたび「Greatest Love of All」を歌うと会場中の心を鷲掴みにした。
(この公演時、観客からの「ほいっとに〜」という掛け声が恥ずかしくて恥ずかしくて、最初から輸入盤の英語名で認識してる私は今でも Whitney [(h)witni:]という発音にこだわる)
私は、思い切り出したハイトーンを、気持ちよく歌うヴォーカリストが大好きだ。だからWhitney Houston が大好きだった。
だから彼女が突然死んだと聞いたとき、本当にショックだったんだけど、この作品を見てどれだけ私がゴシップに興味がなかったか思い知らされた。歌は大好きだったけど、ボビー・ブラウンと結婚したことと、急死したことしか、なーんにも知らなかった。
最近、エンタメよりの音楽映画が目白押しだが、本作は純粋にドキュメンタリー。もうちょっとおもしろく作ってもいいんじゃない(?)って思うくらい硬派なドキュメンタリー。
例えば大ヒットしている「ボヘミアン・ラプソディー」だと(まあこれは inspired by true story のフィクションだけど)、その同名曲ができるまでのワクワクしたパートがあるが、本作は彼女の成功までは軽〜く扱って、あまり観客を楽しませようとする姿勢はない。Whitney の成功は既成の事実として、その後の、結婚〜ドラッグ〜転落に焦点を当てている。
ボビー・ブラウンとの結婚以降、彼女の人生は転落の一途を辿るのだが、結婚当時はスター同士だったのが、時が経つに連れて妻の方がスーパースターになってしまい夫が荒れていく様子は、結末は違えどリアル「アリー スター誕生」だ。
それにしてもインタビュー映像のボビー・ブラウンの劣化ぶりはかなりのショック。かつての大スターの片鱗もない。ただのデブのおっさんだ。
また最近見た音楽映画全てに共通するのは、スターになってからドラッグに溺れて転落していく様。日本でもASUKAとか何度もニュースになってるけど、アーティストってどうして皆同じようにドラッグで身を持ち崩すかね? ショービジネスの持っている歪さ故なのか、類稀なる才能が、もったいない。
ステージの上の Whitney である時と、家に帰ってきて「ニッピー(Whitney のあだ名)」である時の「Double Consciousness」が必要だったというエピソードは印象的。
映画ファン的には「ボディガード」出演の件がフィーチャーされており、ケヴィン・コスナーのインタビュー、黒人女性がヒロインを務め白人ヒーローと恋に落ちるといったストーリーがいかに黒人社会にとってエポックメイキングな作品だったか、などなど興味深い。
また、晩年度々マイケル・ジャクソン宅を訪れていたというエピソードが出てくるが、大スターとしての孤独を共有できるのはマイケル・ジャクソンだけだったということなのだろう。しかし、その2人が共に謎の死を遂げているというのも哀しい巡り合わせだ。
映画にはいろいろな作り方があるだろう。「ボヘミアン・ラプソディー」はフレディの人生を綺麗事にしてるからダメだ、という声もある。そういう観点では、本作は Whitney の辛い人生や醜い映像をあえて晒している。見終わった後は、正直「かわいそう」という思いばかりが残る。もう少し、成功までの道のり(とは言ってもファーストアルバムでいきなり大成功だったのだけれども)を、アルバムジャケットと共に見せたり、この一番の絶頂期のステージを差し込んだり(フルコーラス聴ける歌はほとんどない)、エンタメ的ワクワク感が私にはほしかった。
ドキュメンタリーとしてはよくできている。だが「ボヘミアン・ラプソディー」で「あんまりクイーンは知らないけど感動した」といった同じような見方はできないだろう。だから広くはオススメしない。本作は Whitney Houston に関心が高い人のための硬派なドキュメンタリーだ。
う うちゃ boltネタバレ
人生、泣ける
starstarstarstarstar - 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
リアルタイムでボディガードを観た人間としては、感慨深い。とても良い映画だったけれど、あの時が彼女の頂点だったんだわ。関係者のインタビューとか生々しい。元彼とか!家族は皆彼女に寄りかかって生活していたことを目の当たりにすると、つらい。しかし少なくとも、娘の死を知らずに逝って良かったなあと。
g geta-yuki それでも彼女の歌声は汚されない。
starstarstarstarstar - 7年前
ホイットニー・ヒューストンで
よく覚えてるシーンといえば
MTVやベストヒットUSAなどの
80's全盛期のデビューから続く
チャートの席捲ぶりもさることながら
深夜に寝る間も惜しんで中継を観るほど
当時熱狂していたアメリカン・フットボ… 続きを読む
ホイットニー・ヒューストンで
よく覚えてるシーンといえば
MTVやベストヒットUSAなどの
80's全盛期のデビューから続く
チャートの席捲ぶりもさることながら
深夜に寝る間も惜しんで中継を観るほど
当時熱狂していたアメリカン・フットボールの
頂点であるスーパーボウルのオープニングでの
圧倒的な国歌斉唱のパフォーマンス。
それまで"歌姫"とだけ捉えていた彼女が
本作の劇中にも描かれている通り
アメリカという国を代表する
自由の象徴にも思えて
彼女の見方がガラリと変わったのを
今にも鮮明に思い出せる。
斉唱の最後、いつものように
スタジアム上空を飛び去る戦闘機
F-16 Fighting Falconの編隊と相まって
試合前なのにしばらくサブイボが
収まらなかった
彼女を心底"カッコいい!"と感じた瞬間。
こんな遠い異国の若造が思うぐらいだから
当時のアメリカ国民の熱狂と感動は
想像すらできないほど
凄まじいものだったことだろう。
だが、そんな晴れ舞台に立っていた彼女も
実は既に輝かしいデビューの頃からの魂を
まるっきり失った状態であったとは。。。
「知らなかった方が幸せ」ということが
よく語られるが、まさにそれだ。
幼少時代、デビュー、絶頂期と
関係者のインタビューを交えて語られる構成。
そこに登場するのは、贔屓目に見たとしても
クズ、俗物、ハイエナとしか呼びようのない輩達が
見事なほどに大半を占め、
途中から本当に見るのが苦痛になってくるほど。
自然とある映画を思い出さずにいられない。
それは、エイミー・ワインハウスの短い生涯を
本作と同様の手法でまとめたドキュメンタリーで
同年のアカデミー・ドキュメンタリー賞を獲った
『AMY』。
したり顔で過去のことを手柄のように語る友人、
「俺だけが妹を愛してた」と我が物顔の兄弟、
家庭を顧みず自らの夢や野望のためだけに
娘を利用するだけ利用した父と母。。。
もちろん善良な関係者も出てはくるものの
結局はこの"家族"という永遠に取りきれない
しがらみこそがスターである一人の人格を
わざわざ地獄の底に追いやっているように
思えて仕方がない。
「彼女の判断だ。止めようがなかった」と
嘯くごく近しい関係者たち。
観ていてほんとに吐き気がするほどおぞましい。
だが、彼ら彼女らが自身の不名誉も顧みず
こうして素顔を晒し、赤裸々にカメラに向かって
語ることで、我々はホイットニーの実情を
知ることができるというアイロニー。
偉ぶって講釈垂れたところで
実は小生自身もそのクズ、俗物の一員なのだと
気づかされるもんだから
こういうドキュメンタリーはほんと痛い。
栄光、苦悩、ドラッグ…
これまで見飽きるほどに語られる
スターの宿命のように付きまとう
負のスパイラル。
思えば、レディ・ガガの『スター誕生』の
登場人物であるジャクソンも
性別や人種の違いこそあれ、この状態だった。
唯一違ったのは、彼が幸運にも
アリーという原石を見出せたことだろうが
それすらもやがて彼に暗い負の影を
落とすことになってしまう。
…いや、話が逸れた。
つまり「クスリ」である。
これがハリウッドや音楽業界を含めた巣窟で
様々な映画などでも数限りなく告発されても
今なお取り切ることのできない病巣だろう。
そして、それ以上に「家族」という
処方箋のほぼない厄介な"劇薬"も加え
最凶の毒薬が出来上がる。
宗教が家族の大切さを常に説く一方で
かたらその家族が一人の個人を不幸に陥れる。
これに異を唱えようとすると
祈りが足りない、必ず救いがある、として
根本的な問題に目を向けない。
そんなアメリカの社会にも
そもそもの問題があるんじゃないかと
彼女の人生を通して改めて考えさせられた。
それにしても、デビューからキュートで
美しさの代表でもあったようなホイットニーが
晩年、血の繋がりは恐ろしいともいうべきか
あの従兄弟のワーウィック系の顔立ちに
なってしまった事実には改めて言葉もなかった。
しかも、最後の最後に
あんな爆弾が潜んでいるとは…。
やりきれない。
それでも、ホイットニーの歌を
これからも事あるごとに聴くことだろうと思う。
家族がどうあれ、生まれがどうあれ、
あるいは薬物依存や不可解な死がどうあれ、
彼女の歌声だけは、
揺るぎなき本物であったのだから。
当時のホイットニーを知らない世代には
ちょっと観続けるのはキツイかもしれないが
一度でも彼女の歌声を聴き、魅了された人は
十分に観る価値がある2時間だと思う。
もちろん彼女のことを知るのも
知らないままでいるのも
それぞれの「自身の判断」でしかない訳だが。
[09:55]TOHOシネマズ新宿・スクリーン6️⃣
P.S.
と、改めて情報を見返してみたら、なんとこの映画の監督さん、アメリカ人でなくイギリス人!なるほど、なんだか不思議と納得。
P.S. 2
まったくノーマークだったこの映画。
こちらの映画ランドにアップされている方の
レビューを見ての鑑賞でした。
改めて、素晴らしいレビューを書いてくださった方に感謝!
K KEIGO KATAOKA 2019/01/11
starstarstarstarstar - 7年前
2019年最初の映画は「ホイットニー」。
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産まれたときから神に与えられた歌声だと母親に言われ続けたホイットニー。
デビュー時にhomeを歌うホイットニーのキュートなルックスと圧倒的な声の力に改めて心が震えた。
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売れるにつれ「家族」と… 続きを読む
2019年最初の映画は「ホイットニー」。
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産まれたときから神に与えられた歌声だと母親に言われ続けたホイットニー。
デビュー時にhomeを歌うホイットニーのキュートなルックスと圧倒的な声の力に改めて心が震えた。
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売れるにつれ「家族」と言われる人間たちが金の亡者になっていく。
金とクスリで繋がる家族たちが、平然と自分たちの論理で振り返るドキュメンタリーに痛ましさが増した。
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それでも全盛期のパフォーマンスは最高としか言いようがない。
スーパーボウルでの国歌を歌う姿。
ボディガード出演で絶頂を迎える。
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だからこそ落ちていく姿に胸が締め付けられた。
見ていて目を背けたくなるようなレベル。
ここは、パンフレットで松尾潔先生が寄稿している文章のタイトルが絶妙すぎる芯をついたものだった。
「ホイットニーのあまやかな暗殺者たち」
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見ていて暗殺者たちに対する怒りと憤り、
ホイットニーに対する痛みを感じつつ、
間に挟まれる素晴らしいパフォーマンスが繰り返されてそこで救われる。
リアルにホイットニーを感じられる良い作品であった。
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それにしても一度ライブで見てみたかったなあ。