愛
3回観たが、初めはそのストレートさと、音と陰影に圧倒され、頭がジンジンした。 2回目からは、頑なに自分の信念を貫き、無謀ともいえることに立ち向かう夫、それを支える妻、一緒に闘う息子、家族の愛に溢れた物語なのかもと感じた。 アミール・ナデリ監督バンザイ‼︎
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
監督は、天涯孤独の少年を、圧倒的な映像美で描いたイラン映画の金字塔『駆ける少年』(85)を手がけたアミール・ナデリ。何十年もの間、イタリアで映画を撮ることを夢見ていたナデリが、遂にイタリア でのオールロケを敢行。ナデリの肉体を過剰に酷使しながら孤立無援の人間の限界突破を描くスタイルは本作でも引き継がれ、宗教・ 自然・人間のすべてと対峙する一人の男を描き出す。中世後期イタリア。南アルプスの山の麓にある小さな村の外れで暮らすアゴスティーノと妻のニーナ、息子のジョヴァンニ。この村は、壁のようにそびえる壮大な山に太陽の光を遮られており、思うように作物を育てることができずにいる。他の家族はよりよい暮らしを求めて去っていくなか、アゴスティーノとニーナは彼らの説得にも応じず、先祖の墓や亡き娘の墓があるこの地を離れようとはしなかった。飢えた家族となんとか生き延びるため、アゴスティーノはあらゆる手を尽くすが、周囲の村の者達からは異端者として差別され、遂にはそこに暮らすことさえも禁止されて家族は離れ離れになってしまった。神や自然、人間からも見棄てられたアゴスティーノは、たった一人で彼らを苦しめる忌まわしき山と対峙する。
© 2016 Citrullo International, Zivago Media, Cineric, Ciné-sud Promotion. Licensed by TVCO. All rights reserved.