恋と、依存と、旅立ちと
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ある時期のユーミンの歌詞みたいな映画である。ラスト2人はやり直す選択もあった。すれ違ったようで、相手の姿が見えていたようにもみえた。たぶん監督の狙いと思いのたくさん詰まったエンディング。だが、1人での旅立ちを選んだし、その結論の方が女子達の受けが良い。 生活をしていると、まるで水アカのように付着していく何か。それらを綺麗さっぱりリセットするには、100万円という預金が必要と。その信念の面白さはあるのだが….実際の人生では、旅やリセットはいつかとどまる場所を探す為の手段であり「旅立ちが目的」となってしまえば「永遠の迷い子」になるだろう。実際の人生とは「折り合いのつけ方」だからだ。恋に姿を借りた依存症のクズに見えながら、本当に愛してくれた人ならば、やり直す方の結末が大事だったろう。 「かもめ食堂」の荻上直子監督など、優れた女性映画人を見い出してきた、木幡プロデューサーが日活にいた僅かな時間に製作した女性映画の傑作。