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朝の波紋

3.0 103分 1952/5/1 (木) 公開
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あらすじ

篤子(高峰)と二平太(池部)はともに貿易関係の企業に勤めていたが、中小と大手で、置かれた境遇はまったく違っていた。だが、先の戦争で恋人と引き裂かれるという共通の経験があった。嫉妬や誤解で反目しながらも、2人は互いの中に真実の姿を見つけようとする。三浦と五所はスタヂオ・エイト・プロの2作(『わかれ雲』と本作)で日常の中の静かなユーモアと情感を追求していった。それがいよいよ次作(『煙突の見える場所』)で結実をみる。可燃性オリジナルネガから作製した画質の良好なプリントを上映。

キャスト・スタッフ

監督
五所平之助
キャスト
高峰秀子/池部良/岡田英次/岡本克政/三宅邦子/沼田曜一/澤村契惠子/高田稔/滝花久子/上原謙/香川京子 ほか
配給
新東宝

クチコミ

当時の時代背景は

- 1年前
なかなか再現されない時代なので、とても参考になる。1952年は戦後まだ7年。旅館の仲居さんだが、事務をしていると子どもに嘘をつく戦争未亡人。子どもは「靴磨きしてでもお母ちゃんと暮らしたい」と叫ぶが嘘くさい。映画冒頭では、いい加減な印象の池部… 続きを読む

なかなか再現されない時代なので、とても参考になる。1952年は戦後まだ7年。旅館の仲居さんだが、事務をしていると子どもに嘘をつく戦争未亡人。子どもは「靴磨きしてでもお母ちゃんと暮らしたい」と叫ぶが嘘くさい。映画冒頭では、いい加減な印象の池部良が、だんだんと主役としての実像を浮かび上がらせてゆく。一方誠実な感じだった、岡田英次が最後は強引な態度に出て、女心を理解しない遺物扱い。(岡田英次はBSで放送中のテレビ版犬神家の一族では犬神佐兵衛翁役)で懐かしく見たばかり。その他上原謙の申し訳程度の出演と、香川京子の新人ぽい添え物の出番がワザとらしい。 劇中に「どじょう屋」が良く出てきて比較的ぜいたく食扱い。タバコもぜいたく品扱いで頻繁に女性にタバコを勧めたり、高峰さんも、スパーっと煙を吐く。酔っ払いも人のタバコを吸いたがったり…現在では考えにくいタバコの存在感も感じる(戦後と女性の社会進出を意識した演出なんだろう)高峰秀子のおそらくは演技だけではない、新時代を生きる働く女性の感性に溢れた映画だった。

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