インドの今と風習
インドの今の風景や世情、田舎と呼ばれている昔ながらの風習が描かれていて、旅行したような気分。女性差別、カーストを背景としたラブストーリー。インド女性の美しさも楽しめる。
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助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍するムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラの長編デビュー作。主人公・ラトナ役を『モンスーン・ウェディング』のティロタマ・ショーム、御曹司のアシュヴィン役を『裁き」のビベーク・ゴーンバルがそれぞれ演じる。経済の発展が著しいインドのムンバイで農村出身のラトナはファッションデザイナーを夢見ながら、メイドとして働いていた。夫を亡くしたラトナは建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭で住み込みで働く予定だった。しかし、婚約者の浮気が発覚して直前で破談となってしまい、広すぎる高級マンションに1人で暮らすことになった傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは彼の身の回りの世話をしていた。ある日、ラトナはアシュヴィンにあるお願いごとをする。そのことから2人の距離が徐々に近くなっていく......。
©︎2017 Inkpot Films Private Limited,India ©︎Inkpot Films
インドの今の風景や世情、田舎と呼ばれている昔ながらの風習が描かれていて、旅行したような気分。女性差別、カーストを背景としたラブストーリー。インド女性の美しさも楽しめる。
古い地方にはまだ残っている慣習、身分の差など色々な問題を乗り越えた末には何があるのだろうか? ふたりには幸せになって欲しい。たぶん、ああなるだろうなというのがみえてくる。
好きなんですよね、インド映画って。お淑やかで素敵。ただ、見た劇場の民度が低かった。
原題は『SIR』 御曹司の邸宅でメイドとして働くラトナの日常 久しぶりに田舎の村に里帰りしていても突然の電話で呼び戻される。 若くて美しいラトナは決められた相手と結婚させられ、3ヶ月で未亡人になったが、 夫の実家から口減らしのために働きに出され、毎月仕送りをしなければならない。 それが滞ると義弟が自分を殺すだろうと言う。 一生、再婚をする事も許されない、それが村の慣わしなのだ、と。 けれどラトナには秘めた想いがある。 ファッションが大好きで、いつかデザイナーになりたいと言う夢だ。 一方、アメリカで物書きを目指していた御曹司もまた、兄の死によって夢を諦めて 父の事業を継ぐために呼び戻され結婚させられようとしていたが、 式の当日花嫁に逃げられ、傷心の身でハネムーンから急遽帰国した。 そして自分がちゃんと婚約者を愛してあげられなかったと、自分を責めていた。 まったく身分の違うご主人様と、壁を隔てて小さな部屋で眠るメイド。 彼女なりの距離を保ってご主人様の心の傷に触れずに日常の仕事を細やかにこなすラトナ。 少しずつ距離を近づけながら、ご主人様は彼女が語る夢を真摯に聞き入れ、夢に寄り添う。 未だに大都市ムンバイでもここまで貧富の差がある現実。 貧しさは夢の行く手を阻み、未亡人は決して夢を見ることすら許されない。 あまりに理不尽で切ない。 ラトナが纏うサリーが美しく、色とりどりの市場の様子が鮮やか。 静かに過ぎて行く映画で、ご主人様のアシュヴァンの心の動きが掴みにくかったけど ラストの二人の電話の会話がくぐもった夜景をバックにとっても清々しく、 原題と邦題がマッチング。
身分違いの恋を背景に自立を目指す女性の奮闘を爽やかに描く。 フランス人撮影監督だからか、映像が黄昏れて美しい。ひと時代前のフランス映画を鑑賞しらような気分。