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存在のない子供たち ポスター

存在のない子供たち

4.5 125分 2019/07/01 公開
ドラマPG12レバノン
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あらすじ

『キャラメル』の監督ナディーン・ラバキーが、貧しさゆえに親からまともな愛情も受けることができずに生きる12歳の少年の目線を通し、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマ。中東の貧民窟で暮らす12歳のゼインは、貧しい両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。ある日、ゼインが仲良くしていた妹が、知り合いの年上の男性と強制的に結婚させられてしまい、それに反発したゼインは家を飛び出す。仕事を探そうとしたがIDを持っていないため職に就くことができない彼は、沿岸部のある町でエチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。しかしその後、再び家に戻ったゼインは、強制結婚させられた妹が亡くなったことを知る......。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
ナディーン・ラバキー
キャスト
ゼイン・アル=ラフィーア/ヨルダノス・シフェラウ/ボルワティフ・トレジャー・バンコレ ほか
配給
キノフィルムズ
公式サイト
http://sonzai-movie.jp/

クチコミ

KUBO

平和な日本で暮らす我々が知っておくべき人権のない子供たちの物語

- 7年前
カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した話題作。 「存在のない」とはどういうことか? 中東で暮らす不法移民の家族では出産自体が違法なのでそれを公にすることができない。そういう不法移民の子供たちは学校にも行けず、ストリートで物を売って暮らす毎日… 続きを読む

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した話題作。 「存在のない」とはどういうことか? 中東で暮らす不法移民の家族では出産自体が違法なのでそれを公にすることができない。そういう不法移民の子供たちは学校にも行けず、ストリートで物を売って暮らす毎日だ。彼らには出産証明も戸籍もない。文字通り、法律的に「存在がない」のだ。 生理を迎えると11歳で「花嫁」として金で売られていく少女。赤ん坊を金で売り買いすることが当たり前の世界。我々には想像できない、「人権」が全くない世界。 その世界で主人公の少年ゼインは両親を告白する。「僕を生んだ罪で」。 非常に重いテーマを扱いながら、ドキュメンタリーのような堅苦しさはなく、映画としての完成度が驚くほど高い! 主人公のゼインを始めとする子供たちが、ともかくたくましく魅力的! さらに驚くのが、その子供たちが全て実際に移民の子供のストリートキャスティングだと言うのだ! それでいて、にわかには信じがたいほどの自然な演技! どのように演出したのか監督に聞いてみたかった。 実は完成前に12時間バージョンという恐ろしい長さのバージョンがあったらしいのだが、その尺を聞いてもどれだけフィルムを回してあの充実の2時間に編集したのかご苦労がうかがわれる。 日本で暮らす我々にはとても信じられないような、ネグレクトどころではない子供たちの実態、赤ん坊や女児の人身売買、その根底にある移民問題などなど、多くのシリアスな問題を、見て楽しめる劇映画という形にしてくれたナディーン・ラバキー監督に拍手を送りたい! 辛い辛い作品の中に一縷の望みが光るのもうれしい。 *今日の試写会は監督のナディーン・ラバキーさんのトークショー付きの試写会だったのだが、その際「ラストシーンには特別な想いを込めて撮った」というお話があった。それがどういったラストシーンかはここでは触れないでおくが、ぜひご覧になって感じ取っていただきたい。

Yumi

全ての大人たちへ

- 7年前
#存在のない子供たち 出生証明書も戸籍もなく、名前だけ与えられ自分の年齢すら分からない、 「子供は金になる!」と学校へもいかせてもらえず朝から晩まで労働させられ年頃になると売られてしまう。 強制労働·人身売買·違法薬物·不法滞在·etc… 続きを読む

#存在のない子供たち 出生証明書も戸籍もなく、名前だけ与えられ自分の年齢すら分からない、 「子供は金になる!」と学校へもいかせてもらえず朝から晩まで労働させられ年頃になると売られてしまう。 強制労働·人身売買·違法薬物·不法滞在·etc タイトルも内容も重たいけど、フィクションでも近未来でも日本で有り得ない話ではなく身近にあるかもしれない。 #育てられないなら産むな #育てられないなら産ませないであげてください

おどろきの白鳥

魂の叫び

- 7年前
物語として、フィクションとしてだからこそ昇華された迫力があった。 貧困や人種差別、宗教対立、戦争や移民の問題で、出生届すら出されておらず、「存在しないことになっている」ため、基本的な人権が与えられず、教育、愛までも受けることができない子… 続きを読む

物語として、フィクションとしてだからこそ昇華された迫力があった。 貧困や人種差別、宗教対立、戦争や移民の問題で、出生届すら出されておらず、「存在しないことになっている」ため、基本的な人権が与えられず、教育、愛までも受けることができない子どもたちがゴロゴロいる。 映画の舞台となったレバノンだけでなく、今の「中東の現実」を映し出していた。 主人公の少年の怒りは、自分の両親だけでなく、子どもに救いの手を差し伸べることのない、国、世界、社会そのものへ向いている。 レバノンだけでなく、世界中で国籍も戸籍もない子どもたちがいることを、映画から強く訴えていた。 それを体現した、子役(ゼイン役)のゼイン・アル=ハッジの演技がすごい。 ゼイン自身がシリア難民の子で、自身の体験と役柄に重なる部分が多かったからからなのかもしれない。 裁判シーンも、本物の裁判官に演じてもらったそうだ。 是枝監督かよ!って言いたくなる感じの作りではあったが、奴隷や臓器目的の人身売買組織まで出てくるあたり、日本の比でないレベルで闇の深さが半端なかったです。 傑作のひとつとして、おすすめ。

とみまる

ゼインの強さ

- 7年前
邦題に惹き付けられ、更に中東の社会問題を描いた作品だと知りずっと 気になっていた作品。 キャッチコピーから想像すると 法廷劇なのか? 日本版ポスターに写る幼いこの少年が 何をしたんだろうか? とにかく心待ちにしていた作品。… 続きを読む

邦題に惹き付けられ、更に中東の社会問題を描いた作品だと知りずっと 気になっていた作品。 キャッチコピーから想像すると 法廷劇なのか? 日本版ポスターに写る幼いこの少年が 何をしたんだろうか? とにかく心待ちにしていた作品。 と同時に果たして作品の重みに 自分は耐えられるのだろうか心配も あった本作。  結論から先に。 涙無しには観ることの出来ない素晴らしい作品。 125分があっという間で感動で心が充たされました。 泣けるから作品が良いとは限らないですが、想像以上の奥深い物語の展開、主人公ゼイン少年の美しさ瞳を通して映し出される世界観、様々な問題を抱えるこの地域の厳しい現実に焦点を当てながらも 生きることに対する揺るぎない逞しさ、 そして純粋さがこの作品にはあると感じました。  この作品には幾つかの涙も存在します。 それぞれの涙を通して社会問題を 見せつけられるし、個人的に感じたのは 母親の辛さと強さ。  またこの作品の魅力は 厳しい現実の重苦しさ一辺倒ではないところでしょうか。 こういう作風に仕上げられるのは ナディーン・ラバキー監督のセンス なんでしょうね。 彼女の今後の作品にも注目したい。 そしてゼインを演じた ゼイン・アル・ラフィーアくん、 彼のピュアで力強い瞳の先に何があるのか是非スクリーンで体感していただきたいです。

Lola Sommelier

trop mignon

- 7年前

The last scene brings me to tears.

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