2021.6/12
☻僕を産んだ罪です☻
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『キャラメル』の監督ナディーン・ラバキーが、貧しさゆえに親からまともな愛情も受けることができずに生きる12歳の少年の目線を通し、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマ。中東の貧民窟で暮らす12歳のゼインは、貧しい両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。ある日、ゼインが仲良くしていた妹が、知り合いの年上の男性と強制的に結婚させられてしまい、それに反発したゼインは家を飛び出す。仕事を探そうとしたがIDを持っていないため職に就くことができない彼は、沿岸部のある町でエチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。しかしその後、再び家に戻ったゼインは、強制結婚させられた妹が亡くなったことを知る......。
☻僕を産んだ罪です☻
わずか12歳で自分で生き抜こうと必死に生きるゼインの姿。 早期結婚、出産で妹を亡くした姿が悲しかった。
実際の子ども達を起用したとの事だが、みんな素晴らしい演技力!
金がないなら子供を産むな。育てられないなら子供を産むな。
映画で描かれていることそのものを体験されたゼイン自身が演技されています。いろいろなイベントがあるのですが、それぞれのイベントでの細やかな表情が印象的でした。
子供の頃すこしだけ思い出す。
あまりにも評判が良いので わざわざ遠い劇場まで足を運びました。 結果、観て良かった。余韻が凄い。 主人公ゼインの眼を通して描かれる 世界の残酷さ、欲にまみれた大人たちの愚かさが これでもかというくらい心に突き刺さる。 ゼインは大人たち(主に両親)へ向けて いくつもの怒りの言葉をぶつけますが、 中でも一番心に刺さったのが 収監時の面会で母親に言い放った 「心はないのか」 これほどまでに今の社会を的確に捉えた 表現はないと鳥肌が止まりませんでした。 12歳そこらの子供がどんな経験をすれば これほど重い感情を抱くのか、 あまりに自分の幼少期とかけ離れていて うすら寒い恐怖すら覚えました。 でも、実際に今の社会は国を問わず 心がないと思わされる出来事であふれています。 日本でも無関心やいじめ、虐待は 無くなる気配がない。 これは、ゼインに言わせれば お前たち自分のことばかりで全く他人を 思いやる余裕がないじゃないか、 そんな状態で家族(人との繋がり)を 持つんじゃない。 という事なんだろうと思います。 かくいう自分も少し前に些細なことで 大切な人を傷つけてしまいました。 これではゼインに示しがつきません。 そして、他でも言われている様に ゼインの演技があまりにも自然すぎて 物語の深みがとんでもないことになっています。 彼自身もストリートキャスティングのはずなのに 何故これほどまでに深く、淀みなく、 リアリティのある演技ができるのか。 これは劇中でもありましたが、生きるためなら何でもやるという彼自身がこれまでに身につけてきた精神がそのまま演技にも出ているんだろうと思います。 今世界が直面する貧困とネグレクトに 自分が出来ることはほぼないですが、 まずはなによりもこういった形で 世界の正しい事実を知る機会を貰えたことに 感謝したいです。 そして、周りの人たちにも薦めます。 この世界の今を知る人が 少しでも増えますように。
監督のトーク付での観賞。ゼインの身体が小さく、年齢より幼く感じたのですが、環境がそうさせたとの事。一見穏やかな生活の裏で、学校にも通えず生活する事生きるためには働かねばならず、そうして自分が犠牲になってでも兄弟姉妹には楽させてあげたいという兄の気持ちが切れてしまった出来事。現実に幼い年齢で結婚させられている地域は沢山あるよう。日本にいると想像しない事実。ゼインが両親を訴える、その理由には国も裕福さも関係なく親になる全ての人に言える事かと思う。 現在彼はレバノンから離れ、安定した生活を送っているとの事が救いでもあり、他のゼイン同様の子供達にもチャンスが有ることを願う。
見ていてとても恥ずかしくなりました。 「こんなになんでもあり、学校に行くことが当たり前で、食べ物にも困らない生活を送っているのに、私は何をしているんだろう?」 ってきもちになりました。 こんなに幸運な環境にいるのに、何も頑張っていないんじゃないか? 一生懸命、生きていないんじゃないか? ただただ生きている時間を無駄に過ごしてしまっている自分が恥ずかしくなりました。 2時間という時間があっという間に感じる程、引き込まれる映画だったし、何かしら考えさせられるテーマが詰まっていると思うので、とてもオススメの、見て欲しい映画です。
レバノンについて今まで何も知らなかったことに気づ課された。主役の子をはじめ出演者たちの演技もリアルでいい。
ゼインという少年をとおして、これまでよく知らなかった中東の移民問題、貧困問題がすっと入ってきました。知ることができてよかったです。自分の中で物の見方が変わりました。問題の根深さに胸が痛かったけど、(私のように)興味ない人ほど見てほしいと思いました。
観終わった後に言葉に出来ない感情が頭をぐるぐるする作品は久しぶりだった…胸が苦しくて目を背けたくなる現実がそこにはあった…1人でも多くの人が観るべき作品
こんな世界があるとは、だが、主人公の行動力は 凄い。 キノシネマにて鑑賞。
ラストの3秒に救われました
きょうはこの映画を見たおかげで、定期的にユニセフに募金しようと決めた 『存在のない子供たち』 レバノンで少年が両親を告訴した 「僕を産んだ罪で」
いまだにこういう生活があるんだなぁ… 衝撃的で助けたい気持ちになるが…いつの時代にも世界のどこかでこういう生活を送ってる人たちがいて…歴史は繰り返すというか、人類は進化しないなーと思う。自分の平和な日々に感謝🙏
感想を一言で言うと、圧巻だった。 出てくる映像描写、主人公ゼインや登場人物達の置かれてる現状、それに伴う感情や葛藤。 それを全面に出してくるので、自分の胸がキュっと押しつぶされるような感覚を終始受ける 主人公ゼインは出生記録、身分証明書などがない。所謂戸籍がない人間だが、それがどういうことか。 存在がない。とは未来がないということ。それをまざまざと見せつけられる。 彼に果たして救いがあるのか。 それは映画館で是非確認してもらいたい。 多くの人に見てもらいたい映画の一作だ
幼いゼインの生き様が凄すぎて、どんな感想を認めても綺麗事にしかならないよなあとタイプする指も止まってしまう。只々、ずっと引き込まれるままに彼の表情を追っていた。忘れ得ない。
世界の平和は程遠く自分がいかに幸せかを思い知らされる映画。
児童労働など発展途上国に蔓延るさまざまな問題がわかる作品。もっといろんな地域劇場で上映するべき作品であると思う。
原題「カペナウム」。レバノンが舞台。上空から撮られたスラム街の屋根の上の無数のタイヤが映し出される。とても印象的だ。今作の鑑賞中、トルコが舞台の「裸足の季節」の少女たちが浮かんだ。結びつくものがあるのかもしれない。妹想いの優しい少年ゼイン。ゼインの「育てられないなら産むな」という大人たちへの投げかけから実は大人たちにも「社会の中で見放された存在である」という苦しい現実が見えてくる。最初は糾弾されるべき存在として両親をみていたが、あの法廷でのやり取りを見ていたら彼らも被害者なのではないかという思いに変わった。一人の人間として尊厳ある暮らしが出来ることが子供たちの幸せに繋がるのだ。
レバノンにおける貧困と難民と児童虐待の問題を描いた作品。涙をこらえるのがしんどかった。
スクリーンに大きく映し出されるゼインの長いまつ毛と眼差しから彼の気持ちが伝わりいろんなことが語られていた気がする。リアルな状況で生きてきた彼の演技が演技じゃないからなんかなあ。 子供を学校に通わせられない、11才の娘を金をもらって嫁にやってしまう状況でもどんどん子供を作る母親に放つゼインのセリフが胸に刺さった。ずっと険しい表情のゼインが微笑む最後のシーンもグッときた。ゼインが素晴らしかった。いろんな宗教や民族が混在する大陸ならではのストーリーに圧倒された。
見終わった後しばらく暗かったが感動してた……
あまりにも日本とかけ離れていました。 この映画に出演している全員が演技経験がないということにまず驚かされました。 この物語は主人公の生活とほぼ同じだということにも、、 まだ小学生の女の子が結婚するのが普通だという大人が存在する。 生活のためなら結婚させる。 大人を訴えたいこどもの気持ちも、そうせざるおえなかった大人の気持ちも考えさせられました。