自分で考え、自分で行動する者は、国家の敵である
starstarstarstarstar - 7年前
この映画で一番心に残った言葉は、
「自分で考え、自分で行動する者は、国家の敵である」という言葉。
そうか、共産主義では従うこと以外、余計なことを考えたりする人間は即危険分子なわけだ。あらためて突きつけられると恐ろしいな。
第二次大戦後… 続きを読む
この映画で一番心に残った言葉は、
「自分で考え、自分で行動する者は、国家の敵である」という言葉。
そうか、共産主義では従うこと以外、余計なことを考えたりする人間は即危険分子なわけだ。あらためて突きつけられると恐ろしいな。
第二次大戦後、ソ連が駐屯するポーランドで、弾圧で死亡した人たちのために黙祷を行った東ドイツの高校生たち。
最初は先生を困らせようとか、ちょっとおもしろそうだからなんて調子で同調した者もいたけれど、先生に怒られるとかのレベルではおさまらず、日本で言えば文科省の大臣まで出てくる大ごとに。
たかがこれくらいで何を大げさな、なんて現代の私たちには理解ができないけれど、共産主義国家では、嘘でもなんでも容疑者を特定して「処分」したという事実がどうしても必要になってくるのだ。
学校を舞台にしていても、その本質は大人の世界と変わらない。作品を通して「共産主義」の歪な構造が浮き彫りになってくる。
「口を割らないと、お前の家族を◯◯するぞ!」と脅され、それぞれの生徒の親や家族の戦中戦後の秘密が明かされていくのも、当時ナチだったか否かで同国人が憎しみ合う戦後ドイツの国内事情が哀しく、見る者の胸を打つ。
ここら辺は韓国の人とか人ごとじゃないからリアルだろうな〜。
実話ということで、このラストは「へー、当時こんなことができたんだ!」ってびっくりするけど、タイトルでほぼネタバレしてるんだけどね。
かつてのドイツを描く映画は多いけれど、今までにないアプローチからの作品。見てよかった。
心地よい重さの映画
starstarstarstarstar - 7年前
歴史の中で重く辛いストーリー。真実に基づくストーリーだからこそ重みがズシンとくる。
平和な私たちには程遠いようで、日々つき付けられている問いなのかもしれない。
平和だけど、どこか紙一重。流されず自分で考えて判断して後悔なく過ごしていく。
大切なことを思わせてくれる映画でした。
となりの男の人は身を乗り出して見入っていました。
今年ベスト入る
starstarstarstarstar - 7年前
めちゃくちゃ面白かった。最高!
観てよかったです
starstarstarstarstar - 7年前
ちょっと遠方まで観に行ったけど、これは観にきて良かったと思いました。
傑作
starstarstarstarstar - 7年前
この作品はここ数年間でベスト5に入るほど心に残る素晴らしい作品だった。
邦題が作品の行く末を示してるなぁと
思っちゃったけど、そんな想像も何のその。彼らの無意識に取った行為が、どんどんと予想外の事を招き、親子の関係や友情さえどうにかしてし… 続きを読む
この作品はここ数年間でベスト5に入るほど心に残る素晴らしい作品だった。
邦題が作品の行く末を示してるなぁと
思っちゃったけど、そんな想像も何のその。彼らの無意識に取った行為が、どんどんと予想外の事を招き、親子の関係や友情さえどうにかしてしまう展開にストーリー半ばからもうボロ泣き。。
これが史実だと考えるだけで、涙がまた溢れてきそうな位、余韻がまだ残ってる。
舞台は敗戦国であり、東西に分断された東ドイツ。
戦後の複雑な国家関係や、国柄による階級、主義も混沌としたなかで、主人公となる18歳の高校生の彼らの若者らしい正義感を失わない姿や、爽やかな関係性と、時に残酷な状況に陥っても決して友を見捨てる事無く連帯してゆく姿に感動が止まらなかった。
そして18歳の彼らに将来の選択さえ与えない権力に対し自ら道を切り開いてしまう彼らの勇気と行動には尊敬さえ感じてしまった。
戦後社会の重厚な背景のなかに若者の将来性、国柄の歴史を示す夫婦関係、そして親子の強い絆さえも描いていゆくバランスの取れた傑作。
サントラもピアノの旋律や重低音のような音の強弱が作品に色を添えているのが心を揺さぶる要因の一つでもあった。
主義や思想、環境によって血の繋がった親子でも考え方は大きく相違する事や、
階級によって家庭環境の差も生まれてしまう社会も上手く描かれていて脚本、
脚色が本当に素晴らしい。
原作にどこまで忠実に描かれているのかはわからないが、監督の手腕と若い俳優さん達の熱の伝わる作品なのは間違えない。
原題は「静かな教室」だそう。
行く末が判ってしまうと書いたけど、最近の邦題ではピカイチだと思う。
まだ公開はしているので、
時間があれば是非観ていただきたい作品です。
戦後ドイツに生きるということ
starstarstarstarstar - 6ヶ月前
ベルリンの壁が崩壊して30年以上が経ち、あのソビエト型社会の記憶も薄れつつある現在、この映画を見る意味は大きい。政治的抑圧社会で生きるということがどういうことかをまざまざと見せてくれる。同時に、ナチスの時代を生きた人達の戦後の生きにくさを織り混ぜて厚みのある物語になっている。
独裁者による抑圧超大国が支配する現代世界に暮らす我々自身にとっても、自分達の将来の選択を迫られているようでもある。
正義とは
starstarstarstarstar - 7年前
自分の信念、自分の正義をどこまで貫けるかって話
家族、恋人、友人、そして未来の自分、大切なモノを差し出しても、それを貫くのか?
何が大切なのかを否応なしに考えさせられる
素晴らしい作品、おすすめ!
自由は希望
starstarstarstarstar - 7年前
国家は体制を維持するために危険因子はどんな手を使ってでもひねりつぶそうとする。ひょんなことから西側の情報を手にした東ドイツの高校生たちがハンガリーの民衆蜂起に賛同して黙祷を捧げる。最初は同情や哀悼の念だけじゃなく、ちょっとしたポーズのような… 続きを読む
国家は体制を維持するために危険因子はどんな手を使ってでもひねりつぶそうとする。ひょんなことから西側の情報を手にした東ドイツの高校生たちがハンガリーの民衆蜂起に賛同して黙祷を捧げる。最初は同情や哀悼の念だけじゃなく、ちょっとしたポーズのようなものだったのかもしれない。しかし、そこから彼らは自分の頭で考えるということをし始める。それがますます国家を怒らせる。彼らのしでかした悪ふざけの後始末をしようと親たちもとにかく事を収めようと躍起になる。しかし、そのやり方はどんどん皮肉にも抑圧的になっていって、国家と同じかたちが家族という組織のなかにも伝染していているように思えた。各家庭の過去も、親世代の呪縛も複雑に絡み合って、いよいよ事態は深刻化していくが、大きな相手に対して、自分たちの頭で考え、仲間たちと連帯して対峙していこうとする若者たちに感動する。
1956年の東ドイツで起きた実際の出来事を映画化。まだ共産主義が経済的にも西側に水をあけられる前の時代だからか、生活の困窮などはそんなに見られない。これが70年代や80年代だったら、生活環境はもっと酷いはずだ。88年に東ドイツを訪れたことがある。統一直前の東ドイツだ。アウトバーンはガタガタ、トラバントは排ガスひどく、サービスエリアのレストランの食器はアルミプレート、食事は本当にお粗末なものだった。この苦しい時代を知っている世代がまだ存在感を維持しているのが今のドイツだろう。
シュタージのゲシュタポ敵視に妙に納得。
観てよかった
starstarstarstarstar - 7年前
まだの方、必見です
日本と同じ敗者側の歴史をしみじみ実感します