「敵対と融和」についての秀作西部劇
starstarstarstarstar - 7年前
先住民に憎悪を抱く騎兵隊の大尉が、余命僅かのシャイアン族の首長を居留地に移送する任務を命ぜられる。そこにコマンチ族に家族を皆殺しにされた女性が加わり、彼らは一路モンタナを目指す。クリスチャン・ベール、ウェス・ステューディ、ロザムンド・パイク… 続きを読む
先住民に憎悪を抱く騎兵隊の大尉が、余命僅かのシャイアン族の首長を居留地に移送する任務を命ぜられる。そこにコマンチ族に家族を皆殺しにされた女性が加わり、彼らは一路モンタナを目指す。クリスチャン・ベール、ウェス・ステューディ、ロザムンド・パイクの演技が素晴らしい。“敵対者”三人、憎しみから始まった感情が、様々な葛藤を経てやがて親愛の情に行きつくまでを、台詞に頼ることなく、なにげない仕種やちょっとした表情などで、細やかに表現している。スコット・クーパーの演出の妙もあるだろう。マサノブ・タカヤナギによる荒野の厳しくも美しい風景も印象的だ。
再生
starstarstarstarstar - 6年前
ネイティブアメリカン
誰が先に生きはじめたのか
人はいつでもやり直せる
正しいことに気づく勇気
真の男
開拓時代
starstarstarstarstar - 7年前
欧州人のアメリカへの入植と開拓が原住民から見れば侵略と簒奪だったという当時をリアルに再現して見せてくれる。
荒野の誓い
starstarstarstarstar - 7年前
クリスチャンディールがすごい。
アメリカの開拓の暗部も表現。
いろんなことを考えさせてくれる作品
starstarstarstarstar - 7年前
これ、最初に言っておきますが、すごい映画だった。いい映画だった。
ロザムンド・パイクって、すごい女優だなぁ。冒頭のシークエンスでの迫真の演技は圧巻!
インディアンに、夫と子供たち、生まれたばかりの赤ちゃんまでも殺され、家まで焼かれた女性… 続きを読む
これ、最初に言っておきますが、すごい映画だった。いい映画だった。
ロザムンド・パイクって、すごい女優だなぁ。冒頭のシークエンスでの迫真の演技は圧巻!
インディアンに、夫と子供たち、生まれたばかりの赤ちゃんまでも殺され、家まで焼かれた女性(ロザムンド・パイク)。
今までに数え切れないほどのインディアンを戦闘で殺し、インディアンを憎む騎兵隊の大尉(クリスチャン・ベイル)。
捕虜となっていたインディアンの酋長を護送する命令を受けた大尉は、不本意ながらも出発するが、旅の途中で、ひとり生き残った女性(ロザムンド・パイク)やインディアンを私怨から虐殺した罪人などが一行に加わり、旅は混迷を深めていく。
「殺し続けると慣れてくる」恐ろしい言葉だ。
彼らは「Savages(野蛮人)」という言葉を使うが、太平洋戦争当時、我々日本人もそう呼ばれていた。人種が違えば基本信じあえなかった時代。今はどうだろうか?
宿敵であったインディアンの酋長を護送し、かつて部下であった殺人犯を移送するという人生の皮肉。
仕事で殺すことと復讐のために殺すことに違いはあるのか? この辺は戦争を肯定するか否か、に関わってくる問いかけだ。
白人が今更だけどネイティブアメリカンに “mercy” を求める作品なのかな?
最初は「白人」と「インディアン」という人種のくくりで見ていたのが、旅を共にすることでひとりの人間としてお互いを理解するようになる。
「過去を振り返るのはよそう、友よ。前に進もう」なんか今、韓国に行ってやりたい台詞でもあるが、これ、侵略した側から侵略された側に言ってる状況は、今の日韓にも通じるのも皮肉。
「ここは彼らの土地だ」そう、基本アメリカ人は移民、それも勝手に入り込んできた不法移民。にもかかわらず最初からいたかのように移民系議員に「帰れ」というトランプが現大統領である皮肉。
途中まで、言いたいことを全部セリフにしちゃってるし、テーマが分かり易すぎてちょっと陳腐かな〜、なんて思ってたら、、、
ラスト10分で真のテーマが突きつけられる! すごいよ。やられた!
喜びも哀しみも、全て噛み殺したような表情で演じたクリスチャン・ベイル。なんか高倉健の映画見てるみたいだった。
映画を見ながら、いろんなことを考えさせられたな〜。ハリウッドは基本リベラルです。