人を好きになるって美しい
ロミオとジュリエットのような運命的な出会いから、お互いの気持ちを確かめ合うまでのもどかしさにキュンキュンしました。 人を好きになるって、こんなにも美しいことだったのか。 好きな人に触れるって、こんなにも心が震えることだったのか。 二人の秘密… 続きを読む
ロミオとジュリエットのような運命的な出会いから、お互いの気持ちを確かめ合うまでのもどかしさにキュンキュンしました。 人を好きになるって、こんなにも美しいことだったのか。 好きな人に触れるって、こんなにも心が震えることだったのか。 二人の秘密の花園はとても小さくて、寄り添うだけで精一杯だけど、手作りの愛に満ちていて、お互いを思い合う気持ちがとても神聖に映りました。 教会や町の人々はそんな二人を認めないけれど、ソドムとゴモラ級に乱れない限り、純粋に人を愛するという行為を神様が禁じるとは思えない…。そんな気持ちが芽生える程、素晴らしいシーンでした。 『ムーンライト』が青なら『ラフィキ』はピンク。 とても素敵な色あいが印象に残る映画で、ポップでキュートなオープニングに続き、まず目に飛び込んできたのはピンク色のビル! カラフルな街並みに驚かされます。 灰色だらけの日本と違って、こんな色彩豊かな街で育ったケニアの人々は、どんなにか豊かな心と感性を持っていることだろう!! と思いましたが…意外ととっても保守的。 教会に通って神の教えを守り、女は家を守るもの。 離婚したシングルマザーも非難の目で見られるようでした。 トークゲストのブルボンヌさんのお話しによると、2019年5月にケニアの高裁は改めて、同性愛行為は犯罪だとの判断を下したそうです。 ちなみにスーダンでは死刑(゚д゚lll) そんなケニアで女性の監督によって撮られた本作は、国内では上映禁止。 海外の映画祭へ出品する条件を満たす為に、かろうじて1週間の特別上映が許されたそうです。 ケニア映画として初めてカンヌ国際映画祭ある視点部門へ出品。ベネチア国際映画祭でもチッタ・デ・ベネチア賞を受賞。 その他の映画祭でも数々の賞に輝いているので、アカデミー外国語映画賞にもノミネートされるかもしれませんね。 宗教や文化の問題でもあるので、他国の価値観を押し付ける事は出来ませんが、それでも暴力を受けたり命を脅かす現状にはNOと言いたい。(T-T) この映画をきっかけに、海外からの声が少しでも届いて欲しいと祈ります。 私の場合やっぱり親目線で見てしまうところがあり…。 父親は選挙戦のライバル同士ですが、生活レベルも違えば、娘に対するスタンスもとても対照的に描かれていました。 そして、女親の勘が鋭い! 娘の変化にいち早く気づきます。 私はかなり鈍感な親なので気づかないかもしれませんが(^-^; 確かにケナには、隠しきれない幸せオーラが滲み出ていて、そんな姿が可愛くて可愛くて。思わず私もニヤついていました。 そんな娘の初恋を応援してあげたい気持ちはあるけれど、愛を取るか?身の安全を守るか?の選択に迫られるなんて…。 それに噂話がすぐに広まるような狭いコミュニティで、シングルマザーの教師として世間の目に苦労しているケナの母親の立場なら、ヒステリックにならざるを得ないのかもしれない…。 様々な思いがよぎる映画でした。