ドンキホーテを殺した男
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超絶おもしろいか、全然ダメか、どっちかだろうと覚悟して見た作品。結果は星5つ!最高に面白かった!見落としてるとこがありそうで、リピしたいくらい! 邦題は『テリーギリアムのドンキホーテ』だけれど、原題は実は『ドンキホーテを殺した男』。これは主人公であるトビー(アダム・ドライバー)が若かりし頃に卒業作品で撮った作品のタイトルでもあり、映画のラストでわかる事実を暗示したタイトルでもある。この映画自体がたくさんのドンキホーテの物語が入子細工のようになっている。もちろんベースにあるのはセルバンテスの『ドンキホーテ』なんだけど、現代のトビーが撮影しているのも『ドンキホーテ』、トビーが卒業作品として撮影したのも『ドンキホーテを殺した男』、それを思い出してかつて撮影していた村へと訪れたトビーが再会するかつてのドンキホーテ役の男ハビエルが、すっかりイカれて自分をドンキホーテだと思い込み、更にトビーをサンチョと思い込んで展開していくのも進行形のドンキホーテのストーリー、、、。根底にあるのは、現実と物語の区別がつかなくなるという、オリジナルの『ドンキホーテ』のなかで描かれているテーマ。領主を守る騎士ドンキホーテがその姫君に密かに恋心を抱くという構造も、トビーが関係を持とうとする2人の女性たちとの間に見出せる。 そして、最後のシーン!!!あっぱれ!!!