大人の嘘と子供の嘘
starstarstarstarstar - 6年前
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心に刺さるポイントは人それぞれだ。
最後の5分間。宣伝マンのいう表現によれば。
この場面が刺さる方は多いだろう。
私もサントラを買うつもりだ。
余韻。
エンドクレジットは余韻と訳す。
最後の余韻で振り返る。
さてどこが心に刺さったか。
私の心を捉えて離さなかったシーンは、
キッチン。夜中に水を飲みに来た娘。噛み合わない会話。ここまで拒否的な態度は崩さない。ベッドに行こうと抱き上げた時、娘は母をぎゅっと抱きしめた。
おそらく水を飲みに来たは嘘だろう。
母は何度も嘘をついた。大人は自分のために嘘をつく。自分の都合のため。したいことのため。欲のため。子供はいないと嘘をついた。
子供の嘘は。
子供はずっと母はいないと自分に嘘をついていたのではないだろうか。
ちょっとひねくれた準サクセスストーリー
starstarstarstarstar - 6年前
普通に面白い。主人公に共感できないとかいう口コミが散見されたが、女性は割と共感できるかも。
普通に劇中歌とか楽しくて、主人公のそれっぽいファッションセンスとか可愛かった!!
夢を追いかけるって
starstarstarstarstar - 6年前
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大半の人は、こういう感じなんじゃないかなぁ。
夢ははっきりわかるのに、そこに至る道へはどうしたらいいかわからない、これは成功の為の犠牲なのか、チャンスを見逃していいのか…。
あんなに憧れた場所も、もちろん感動はするけど、ワンダーランドではないと言うか。そういうのにも、行って初めて気づいちゃう。
タラレバと思っているうちは、良い歌は歌えないってことなのかな。ちょっと考えさせられました。
歌声がスゴク良かった!
子供にも歌う姿をもっとみせれば、みんなもっと応援してくれるのに!と観ながらムズムズしてしまいました。
主人公には、共感できず
starstarstarstarstar - 6年前
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やりたいことはあるが、実現方法がわからずにくすぶっていて、やることが裏目にしか出ないヒロイン。
前科者であることやシングルマザーであることを隠すのではなく、活かして宣伝するくらいのタフさやずる賢さがないと、成功しないと思うが、その知恵もなく。
映画の狙いとして、底辺からなにかのきっかけで気付きを得て、真の母親と歌手になっていくまでの再生ストーリーなのはわかる。
ただ、ダメ人間なことを表現する時間が長く引っ張り過ぎで、観ててつらくて。
気付きを得てからがやっとスタートラインで、そこから成功がどれほど難しいかを描かず、すっ飛ばしちゃったのも、なんだか消化不良。
主人公の姿を「今の世代の価値観をもつ、悩みながら成長する自由闊達なヒロイン像」と捉えるか、「ノリで生きてるだけで、子どものまま子どもを産んだ無計画かつ無責任な人間」と捉えるかで、共感出来るか出来ないかの境目になるのかな、と。
私は後者でした。
観てる間、イライラしちゃって。
作中で素晴らしかったのは、主人公の母親役と娘役の演技でした。
それと、主人公の歌声も良かった。
才能を感じさせてくれる説得力があった。
新しい価値観
starstarstarstarstar - 6年前
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まさに今の時代にあった作品だなと感じた。
この作品の主人公であるローズはまさにダメ親でありどうしようもない勝手な性格で共感は全く生む事はない。
ただそれはなぜかと自身に問いかけてみると、「親なのに親らしくない」ってのが根本にあるわけだ。
では、その親らしいという理想像はなにか。子供を第一に子供のために人生を捧げる事なんだろうけど、それがもう固執した価値観であって今の時代、そしてこれからの時代はそうでなくてもいいんじゃないかというメッセージ性のある作品に思えた。
もちろん序盤に描かれたローズの子供に対する姿は決して良いものではないと思う。子供の存在を隠して生活し、そして子供の面倒を自身の母親に任せることが当たり前になりフラフラした生活を送ってるわけだ。
ではそれはなぜか。彼女自身も親としてあるべき存在というものが心にそして頭にはありながら、でも自身が描く理想の姿、やりたい事を本気でやれない事からなにをやるにも中途半端で投げ出す生活を送ってしまってるわけだ。
この作品では分かりやすくシングルマザーでありながらアーティストになりたいという夢を捨てきれず、育児との現実で悩みもがく姿を作品として描かれてるが、これは世の子を持つ親たちの各々の悩みと照らし合わせたり置き換えて見ることができるのではないか。
親だからやりたい事、そして夢や理想を捨てより現実的な事に進むことはもちろん悪い事ではないが、追いかけるのもまた悪い事ではないのであろう。
もちろん序盤のローズのように心の迷いや中途半端な覚悟では周囲を不幸にするだけの結果になってしまう。
強い覚悟と気持ちがあって初めて周囲を納得し、理解されてその背中を押してくれるのであろう。
もちろんその内容によっては周囲の協力がなくしてはならい場合もある。だからこそ周囲がついてきてくれるような強い覚悟と気持ちが必要なのであろう。
日本においては近年、結婚の平均年齢が遅くなり、そして子供を生まない家庭が多くなった。
この背景にはこの作品で描かれているように子供を育てる事で自分のやりたい事に限りが出るといった理由が原因に当たるのも多くの理由の一つではないか。
もちろん育児をしながら独身時代のように何もかも不自由なく好きなような事がやれるとは思わないが、育児を理由に夢や理想を捨てるのは違うのではないかとこの作品で凄く感じさせてもらった。
育児の真っ只中の親となる方々が見れば共感、そして励まされる場合もあるのではないか。そしてそうでない人人にとっても、新しい価値観に触れることのできる作品となるのではないかと感じた。