花巻市民の底力
高度経済成長時代 「東北新幹線計画」による地元の発展を楽しみにしていた花巻市民たちに、花巻は駅の候補地から外されたというショックなニュースが耳に飛び込んできた 「決まったものは仕方がない」と諦めモードの市長の態度に憤り、落胆する市民たちは… 続きを読む
高度経済成長時代 「東北新幹線計画」による地元の発展を楽しみにしていた花巻市民たちに、花巻は駅の候補地から外されたというショックなニュースが耳に飛び込んできた 「決まったものは仕方がない」と諦めモードの市長の態度に憤り、落胆する市民たちは、自らの手で駅の誘致を実現すべく立ち上がる! 過疎化、若い人材の都会への流出、取り残される焦燥感と先祖代々の土地への愛着というジレンマ。それぞれの立場の人々の思惑を巻き込んだ群像劇である 実話をもとにしたドキュメンタリー色の濃い作品だが、ユーモアにあふれ、政治的な駆引きのドロドロ感がないのがいい。 いい意味での「昭和感」が画面の隅々にまで行き届き、往年の「日本映画」の持つ素朴な熱量と風格がある さらに、スタッフ・キャスト共に地元の有志によって作られた映画だという点にも驚かされる 「令和の日本」に希望をくれる、素朴さと力強さの魅力にあふれる作品だった