繊細な心理描写
登場人物の繊細な心理描写がよい
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兵庫県立東播磨高校演劇部が上演し、第63回全国高等学校演劇大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞、全国の高校でリメイクされ続けている戯曲を原作に映画化。高校野球夏の甲子園大会一回戦。夢の舞台でスポットライトを浴びている選手たちを観客席の端っこで見つめる冴えない4人。夢破れた演劇部員・安田と田宮、遅れてやってきた元野球部・藤野、帰宅部の成績優秀女子・宮下。安田と田宮はお互い妙に気を使っており、宮下はテストで吹奏楽部部長・久住に学年一位を明け渡してしまったばかりだ。藤野は野球に未練があるのかふてくされながらもグラウンドの戦況を見守る。「しょうがない」と最初から諦めていた4人だったが、それぞれの想いが交差し、先の読めない試合展開と共にいつしか熱を帯びていき……。
(C)2020「アルプススタンドのはしの方」製作委員会
登場人物の繊細な心理描写がよい
野球には関心がない、むしろロードショーが野球中継の延長でズレ込むたびに殺意を覚える僕ですが、楽しめました。 アルプススタンドという言葉をこの映画で知ったほど無知です。 阪神甲子園球場の、外野スタンドと内野スタンドの間の観客席の事らしいですね。 この映画には球場では本来主役のはずの選手は、名前でしか出て来ません。 仕方がない理由で演劇を諦めた少女、その仕方がない理由を作ってしまった友人、頑張る事を諦めた元野球部員、人と関わるのが苦手で勉強しか取り柄がない優等生、全てを持ってる(ように見える)吹奏楽部長、野球部の監督になりたかった茶道部顧問の熱血教師。 主な登場人物はこれだけ。 この日の主役である園田くん(ピッチャー)や矢野くん(いつもはベンチ)とは関係が深い訳でも、無関係でもないビミョーな立ち位置、でもそれぞれの葛藤やドラマがある。 そんなアルプススタンドにカメラを向け続けた映画です。 顔も知らない園田くんに嫉妬して、矢野くんを応援したくなる。あと個人的に眼鏡っ子が好きです。
高校生が考えた脚本とは思えないほど、実体験を交えたような話の進め方で、登場人物のそれぞれのストーリーが入り混じりながら、テンポよく展開される。その昔を思い出しながら、その時の気持ちになって観ることができました!
スカッと爽やか、カルピスソーダみたいな、作品。
誰もがど真ん中にいるわけじゃないよね、 ヒロインやヒーロー成長物語映画のお決まりの起承転結に飽き飽きしてたから観てて嬉しくなってしまった。 こんな物語が見たかったのだよ。 観てて、応援席のさらに端っこのこの子らの方がしっくりくるよね。 私も活躍してる裏にいる人々の方でした。 だから等身大のあるあるが心地よかった。 蛇足に思える最後のシーンも、心憎い。 良い映画って飽きず、このままずっと観てたいなと思う映画の事だと思う。