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ボヤンシー 眼差しの向こうに ポスター

ボヤンシー 眼差しの向こうに

3.8 93分 2020/8/7(金) 公開
Gオーストラリア
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あらすじ

カンボジアの田舎の決して裕福ではない家族。14歳のチャクラは、将来を期待されている兄とは違い、労働の担い手としか扱われない自分の境遇に納得がいかない。お金を稼ぎたいチャクラは、友人から“有給の仕事”を斡旋するというブローカーを紹介してもらい、誰にも相談することなく、単身、家を出る。チャクラは同じ境遇の数人たちとともに密かに国境を越え、タイに入国する。しかしそこで待ち受けていたのは、ブローカーによる“身売り”だった。他のカンボジア人やビルマ人とともに“奴隷”として漁船に放り込まれ、劣悪な環境下で労働を強制される。1日22時間魚を漁り、与えられる食料は、冷めた米飯のみ。陸から遠く離れた船の上で絶対的な権力を持つ船長は、歯向かう者や衰弱した者を見せしめのごとく拷問し、殺し、海に放り捨てていく。脱出することも、陸に上がって逃げ出すこともできぬまま、非人間的な環境と拷問の恐怖に怯え、チャクラの心は摩耗し、人間性は失われ、破壊的な人格が芽生え始める。唯一の希望である“自由”を取り戻すためには、この船で行われていることと同じ“暴力”で抗うしか方法がなく、自らの手で、残虐的な暴力によって、この船を乗っ取ろうと決意する。

場面写真

予告動画

ボヤンシー 眼差しの向こうにの予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
ロッド・ラスジェン
キャスト
サーム・ヘン/タナウット・カスロ/モニー・ロス
配給
イオンエンターテイメント
公式サイト
https://buoyancy-movie.com/

クチコミ

KZK ネタバレ

理解から実践へ

- 6年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

世の中には劣悪な環境の中生きているものはごまんといる。社会的問題になっている東南アジアの奴隷労働者たちももちろんその一部である。そんな東南アジアの奴隷労働者として働かされている14歳の少年の作品である。 貧しい家庭に生まれ育ち、家庭内で働くことも当たり前となっていた日常。そんな環境から逃げ出す事を決めた主人公の少年チャクラ。 当初は金銭が貰えて労働できると考えていたが、実際は金銭も貰えず十分な食料や睡眠も与えられず、地獄のような環境で奴隷労働させられる毎日を送ることになった。 逃げたものは目の前で無残に殺され、また主に海上にいる為逃げるという選択肢すら与えられない環境である。 そんな毎日を過ごしていくうちに周囲は精神的にそして肉体的に壊れ殺されている中でチャクラは強く逞しく育っていく。 ひどい仕打ちをした奴隷仲間を殺した事をきっかけに、奴隷として扱う3人の雇用主達を殺し自由を得て作品は終える。 犯罪者達を殺す事の可否はともかく、本来は経験しなくて済む事をしてまで自由を得るためにあらゆる事を経験して生きるチャクラの姿に強く心を打たれた。 セリフも少なくまさにノンフィクションに近いドキュメンタリーのような作品。その為早い段階で見入ってしまう。 この作品に没入すればするほど自分が幸せな環境で過ごしてきた事への感謝の気持ちと同時にこのような社会問題になにもできない無力さを感じ心が揺れ動かされる。 この問題は決してカンボジアをはじめとした東南アジアだけの問題ではない。法が整備された日本ですら外国人雇用を増やし、低賃金や長時間労働などをはじめとした違法労働などをさせて罰せられた企業もいくらか報道された事もある。発覚したのは一部でありどこまでそういういった状況が社会的に蔓延しているのかは未知数である。 もちろん違法労働、奴隷労働だけではない。弱者に対してその弱い立場を利用し更に追い詰めるような事案はいくらでもある。 こういう作品を観ていると弱者の気持ち、環境の一部を少しでも理解することに繋がる事ができる。 その理解から次は身近にいる弱い、弱っているものへの立場を時には助け、時には優しく接する事ができるきっかけに繋がるのではないか。 この作品を観て感じた事を大切にし、決して忘れる事なく優しい人間でありたいと強く思う。

効果音が怖い

- 6年前

現代の、実際にいる奴隷の話。

ラストの為に

- 6年前

知られざる東南アジアの漁業の闇に、ザックリとメスを入れる社会派ドラマです。 エンディングにそれらの説明が活字で出てきたのが、本編で一番寒気がした瞬間。 物語はラストの主人公の表情で綺麗に着地されて、それはそれで良かったと思います。 因みに本作はほとんど台詞のやり取りはなく、『眼差しの向こうに』というサブタイトルがじわりと来る作りとなっています。

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