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仁義なき戦い(1973)

5.0 99分 1973/01/13 公開
アクション任侠・ヤクザ日本
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あらすじ

敗戦直後の広島県呉市。闇市の食堂でレコードを聞いていた広能昌三のもとへ、友人が怪我をして駆け込んでくる。刀を振り回している暴漢に襲われたと言い、山守組へ連絡を頼まれた広能は事務所におもむき大勢で現場にかけつける。そこで広能は暴漢を射殺するが、逮捕され刑務所に収監される。そこで土居組若衆頭の若杉寛と知り合い義兄弟になる。まもなく保釈され山守組組員になったが、市議選に絡んで土居組と山守組は敵対するようになる。自ら土居組組長暗殺を引き受け成功させるが、逮捕され刑務所で服役する。 (wikipedia『あらすじ』より抜粋)

キャスト・スタッフ

監督
深作欣二
キャスト
菅原文太/松方弘樹/渡瀬恒彦/伊吹吾郎/中村英子/木村俊恵/渚まゆみ/三上真一郎/曽根晴美/高宮敬二 ほか
配給
東映

クチコミ

Marco Me Mi-So

血風ヤクザオペラ

- 6年前
昭和21年広島県は呉市、戦後の無秩序から言わば必然のように生まれた暴力。山守組とその周辺で巻き起こる「広島抗争」を描いた任侠作品。 実在した元ヤクザの美能幸三が獄中で記した手記を基にしている。 任侠映画でありながら、ヤクザを決して美化する… 続きを読む

昭和21年広島県は呉市、戦後の無秩序から言わば必然のように生まれた暴力。山守組とその周辺で巻き起こる「広島抗争」を描いた任侠作品。 実在した元ヤクザの美能幸三が獄中で記した手記を基にしている。 任侠映画でありながら、ヤクザを決して美化することはなく、社会悪として映し出した実録物の先駆け的作品でもある。また、『ゴッドファーザー』の世界的ヒットに背中を押され、映画化が加速したという話もある。 仲間を裏切り裏切られることでしか生きられない若者たち、この表現が最も似つかわしい。 監督は、後年に『バトルロワイヤル』でも名を馳せることとなる深作欣二。 主演は広能昌三を演じた菅原文太。声がとにかく渋い。当初は渡哲也が主役を務める予定であったが、熱海にて病気療養中であったため、当時ほとんど無名であった菅原が最終的に主演となった。坂井のてっちゃん役の松方弘樹が後年バラエティで見せたお茶目な一面が垣間見えるシーンは必見。狡猾で臆病な山守組組長を演じた金子信雄の怪演も最高。そのほか、梅宮辰夫、田中邦衛、渡瀬恒彦、伊吹吾郎と昭和を代表する名優達がずらり。深作監督による、これまでのスターシステムを廃した大部屋俳優たちの起用が功を奏し、彼らは名を挙げていったのだった。 1973年の一作目から、1976年の3年間で、実に8本ものシリーズが驚異的なスピードで制作されている。それほどまでのヒットであった。 また、脚本家という存在が脚光を浴びるきっかけになった記念すべき作品でもあり、シリーズの大半において脚本を手掛けた笠原和夫の功績は計り知れない。 生半可な知識では書き表せないほどの日本映画史に残る大作ということなので、とりあえず全作を観てみることにする。

矢萩久登

徹底したヤクザ社会のリアリティ追求と俗物的な登場人物の面々は自分たちの身近にもいそうで親近感もあり、世界観に没入できる傑作群像劇ですね。

- 1年前
新文芸坐さんにて『十一人の賊軍』公開記念として『仁義なき戦い』全5部一挙上映。 夜9時から翌6時半までの一挙オールナイト上映もありましたが、知命を迎えて徹夜する体力もなく朝10時から夜8時まで劇場に籠城いたしました。 『仁義なき戦い』(1… 続きを読む

新文芸坐さんにて『十一人の賊軍』公開記念として『仁義なき戦い』全5部一挙上映。 夜9時から翌6時半までの一挙オールナイト上映もありましたが、知命を迎えて徹夜する体力もなく朝10時から夜8時まで劇場に籠城いたしました。 『仁義なき戦い』(1973) 実際の広島抗争当事者美能幸三組長の獄中手記を飯干晃一氏が解説を加え、映画化にあたり笠原和夫氏が脚本を書き上げたのですが、登場人物すべて実在の人物や事件をモデルにしている点が今では考えられず、徹底したヤクザ社会のリアリティ追求と俗物的な登場人物の面々は自分たちの身近にもいそうで親近感もあり、世界観に没入できる傑作群像劇ですね。 撮影も手持ちで荒々しくドキュメンタリータッチの映像は、主役のアップを丁寧に撮影する当時からすれば画期的、情緒的な無駄な長回しも全くなくてテンポ良さがずぬけてます。 ストーリーの骨子は今でいう「親ガチャ」。 広能氏(演:菅原文太氏)が山守組長(演:金子信雄氏)と盃を交わさなければ…という親殺しのテーマにしたこれは一大サーガですね。 菅原文太氏、松方弘樹氏、梅宮辰夫氏、田中邦衛氏、渡瀬恒彦氏とオールスター、芸達者な面々ばかりですが、なんといっても山守組長役の金子信雄氏と妻役の木村俊恵氏のコンビが白眉ですね。とにかく身近にもいそうな小心でずるくてセコい、スケベ、都合が悪いと噓泣きする組長が観客のヒートを買ったのが本作大成功の主因のひとつでしょうね。

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