国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
ヒトラーに盗られたうさぎ ポスター

ヒトラーに盗られたうさぎ

4.5 119分 2020/11/27(金) 公開
ドラマGドイツ
チケット予約

あらすじ

「おちゃのじかんにきたとら」などで知られる絵本作家ジュディス・カーが、自身の少女時代の体験をもとに書いた自伝的小説「ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ」を映画化。1933年2月。ベルリンに住む9歳のアンナは、兄のマックスや友人とともにカーニバルを楽しんでいた。しかし、同じ夜、クラシックのコンサートに行く準備をしていたはずの両親はなぜか出掛けないまま、深刻な顔で話し込んでいた。そして翌朝アンナは「家族でスイスに逃げる」と母から突然告げられる。実は、新聞やラジオでヒトラーへの痛烈な批判を展開していた辛口演劇批評家だった父はユダヤ人であったため“次の選挙でヒトラーが勝ったらヒトラー反対者への粛清が始まる”という忠告を受けており、選挙が近づきヒトラーの勝利が現実味を帯びてくるにつれ、身の危険を感じた父と母はヒトラーの弾圧から逃れるために密かに逃避行の準備を始めていたのだ。住み慣れた家を離れる際「持ち物は一つだけ」と母に告げられたアンナは、大好きな“ピンクのうさぎのぬいぐるみ”、そしてお手伝いさんのハインピー、食卓、書斎、ピアノ、台所…一つ一つに別れを告げる。そしてそれは、それまで何不自由なく暮らしていた彼女の平和な家族の風景が一変、この日を境に過酷な逃亡生活へと足を踏み入れていく始まりでもあった……。

場面写真

予告動画

ヒトラーに盗られたうさぎの予告編を再生

キャスト・スタッフ

監督
カロリーヌ・リンク
キャスト
リーヴァ・クリマロフスキ・オリヴァー・マスッチ・カーラ・ジュリ
配給
彩プロ
公式サイト
https://pinkrabbit.ayapro.ne.jp/

クチコミ

トラを迎えた家族の本当の強さ

- 5年前
絵画にしても文学にしても、受け止める側が自由に解釈して良いと思っています。 でも、時代背景や作者の境遇を知ることで、更に理解が深まる事も確か。 この映画を観たことで、絵本『おちゃのじかんにきたとら』のラストに秘められた、しなやかな強さを感じ… 続きを読む

絵画にしても文学にしても、受け止める側が自由に解釈して良いと思っています。 でも、時代背景や作者の境遇を知ることで、更に理解が深まる事も確か。 この映画を観たことで、絵本『おちゃのじかんにきたとら』のラストに秘められた、しなやかな強さを感じることができました。 子供は大人が思うほど幼くはない。 大人の気持ちを考えて言葉を飲みこんだり、大人の喜ぶよう騙されているフリをしたり。 世の中の曲がったしがらみが無いぶん、むしろ物事の本質を見抜いていたりする。 帰る家の無い者にとっては、家族が居場所である事を誰よりも理解していて、 思いの詰まった場所に別れを告げてまわるアンナの姿がいじらしいです。 いつかは帰れると指折り数えていたアンナが過去を捨てるシーンは、急いで大人にならざるを得ない瞬間を垣間見た気がしました。 そんなアンナの逃亡生活ですが、アンナだけではなく家族一人一人のプライドや信念、価値観の変化が描かれていました。 家族は亡命した先々で、“食べ物”“言葉”“しきたり(男尊女卑含む)”など、異なる文化に出会います。 現代の日本では、比較的いろんな国の食べ物を口にする機会があるで、いろんな種類のチーズにも免疫があるし、スイスのチーズなんてたまらなく美味しそうに見えますが(*゚▽゚*) 確かに慣れていないと臭いを先に感じて美味しいとは思えないかも? 食べ慣れない人に納豆を出すようなもの?? あと、ドイツのユダヤ人は、クリスマスをお祝いすると知って驚きました。 てっきりドイツの中のユダヤ人は、ゴリゴリ宗教色を前面に出して、キッパリ文化が分かれているのかと思っていたので。 「ユダヤ人を母とする者、またはユダヤ教徒」を“ユダヤ人”と定義するらしいのですが…私なんかだと、その国で生まれて、その国の食べ物を食べて、その国の言葉を話し、その国のしきたりに合わせた生活をしていれば、その国の人だと言えるのではなかろうか?なんて、つい軽々しく思ってしまいますけど…日本なんて無節操にいろんな宗教のイベントで盛り上がってますしね。(^◇^;) でも、双方にとって「ドイツ人のユダヤ教信者」が存在しないところに、歴史の根深さを感じました。 文化の違いを受け入れることで、自らが変わっていけることに気づき、自信をつけた家族は、新天地に“不安”ではなく“希望”を見出します。 亡命の時、母国に後悔を残せば「逃げ」だけれど、異なる国の文化を受け入れる心があれば、逃げではなく「チャレンジ」になる。 努力して積み上げてきたモノを捨て去る強さと、未知の世界を楽しめる強さ… ある日、お茶の時間に礼儀正しい虎がやってきて、自分達の食べ物を全て差し出すことになっても なくした物をいつまでも嘆いたり、取り戻す為に戦うのではなく、発想を転換してレストランへ向かおう♪ 行ったことがないレストランでは何が待っているかわからないけれども、違いを受け入れる気持ちがあれば、特別な冒険になる。 そして。映画の中で、父親が見下していた家庭のお茶の時間におよばれするシーンでも『おちゃのじかんにきたとら』が頭をよぎりました。 さすがにアンナ達はご馳走を全て食べきりはしないものの、物語の中で虎を単純に悪者として描いていないところに、誰しもがいろんな立場になる事があるのを知っている、作者の視線の深さを感じました。 追記:『帰ってきたヒトラー』でヒトラーを演じたオリバー・マスッチが、ヒトラーから逃亡する役なのも面白いです。(^-^)

エッフェル塔から飛ばした赤い風船

- 4年前

1933年実話。アンナと兄マックスの仲の良い兄妹。父の都合で欧州各国へ亡命。陸繋ぎのため異国人には寛容な欧州人、見ていて気持ち良い。風習の違う亡命先でもアンナはしっかり者。しかし、のちに父がナチスから指名手配となってしまう。このまま逃げ切れるのか。父の身に何かが起きるかもと身構えるハラハラ感を引きずって時は過ぎていく。全編家族愛があふれる映画。 2022.10.10

Michel@事務所 ネタバレ

ナチスは遠い昔の話…?

- 5年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

ドイツで迫害された方々だけでなく、逃亡した方々も苦労されたんだなぁ。 想像もしてなかったので、独裁の影響力の大きさを思い知りました。 フランスで貧困で苦しむ場面があったが、ドイツで迫害されていた人達と勝手に比較してしまい…それに比べれば…と思ってしまう自分もいました。 辛いには変わりないはずですが、私のエゴですね。 ユダヤ人は血だけでなく「信仰」でも定義されるのが、日本人にはない発想だなぁとまじまじ思った。そういう意味では、どこよりも平等な民族。 最近は似たようなリーダーを良く見る気がする。 自国を優先させるのはもちろん悪いことではないが、やり過ぎると独裁者を生んでしまうのかなぁ。 他者を排除することで、優越感を与える。 簡単だけど…ナチスにはなってはいけないと、現代も学ぶベキだなぁ。。と思いました。

チケット予約
ページ上部へ戻る