日本語版エンディングは見るべきではない
ラトビアの若いアニメーターが全て一人で製作したというアニメ。 全く予備知識なしに見たが、セリフなしでもストーリーを伝える力のある構成力には感心した。 たしかにそれほど凝った内容でもないし、やや消化不良な要素は散見されるものの、絵と音楽の素… 続きを読む
ラトビアの若いアニメーターが全て一人で製作したというアニメ。 全く予備知識なしに見たが、セリフなしでもストーリーを伝える力のある構成力には感心した。 たしかにそれほど凝った内容でもないし、やや消化不良な要素は散見されるものの、絵と音楽の素晴らしさは特筆すべき。 観る際には、日本のアニメとは全く別物と考えて臨むべきでしょう。アニメーションとは何か、映像で何が表現できるのかに関心のある人には、素晴らしい映像体験が待っています。 だからこそ、本編終了後に付け加えられている日本語版エンディングは蛇足以下。監督が繊細な表現で作り上げてきた世界観や雰囲気を粉々に打ち砕く破壊力を発揮している。 無理矢理ねじ込まれた日本版主題歌も、いわゆるJ-POPのダメさ加減を濃縮したようなサウンドと歌詞で、作品世界を底の浅いものに見せてしまっている。 もともと一人で作ってるわけだから、エンドクレジットがないのは当たり前。 それを日本の業界の慣習か約束事か知らないが、日本語版に関わったらしいけどどんな役割なのか分からない名前がズラズラと出てくるエンドクレジットをくっつけて、作品の余韻に浸りたい観客の気分をぶち壊してくれる。 このエンディングを我慢して見ていた間、怒りが収まらなかった。 作品に対する敬意を欠いた配給元には猛省を促したい。