☆3.8
救いようのない2ちゃん、5ちゃん、4chan。西村博之、アメリカにも迷惑かけてんのか…。
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マット・フューリーの漫画「Boy’s Club」は、チルでハッピーなキャラクターたちが繰り広げる若者のリアルな日常を描き、カルト的な人気を博した。しかしその主人公ぺぺが放ったセリフ「feels good man(気持ちいいぜ)」が全ての始まりとなる。いつからか掲示板や SNSには、このセリフと共に“ネットミーム”として改変されたぺぺが溢れだした。2016年アメリカ大統領選時には、匿名掲示板「4chan」でオルタナ右翼たちが人種差別的なイメージとともにぺぺを大拡散。挙句に ADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定される始末。マットの思いとは裏腹にぺぺの乱用は更に加速し、なんとトランプ大統領の誕生に一役買うまでになり……。
(C)2020 Feels Good Man Film LLC
救いようのない2ちゃん、5ちゃん、4chan。西村博之、アメリカにも迷惑かけてんのか…。
米国における近年のネットミームの恐怖を描いたドキュメンタリー映画。 マット・フューリーの漫画に登場する「カエルのペペ」が作者の意図に反してネットミームとして拡散され、人種差別主義的な投稿にキャラクターが使われるようになり、対ユダヤ人迫害、ついには大統領選でのトランプ支持者のシンボルとして使われるようになってしまう。 現代のネット社会の闇という一見重そうなテーマを、ポップでカラフルな映像とテンポのいい編集、時折挟まれるコメディタッチの演出でエンターテイメント作品として仕上げるとともに、現在の米国が抱える問題をあぶり出してみせている秀逸な一作。