☆4.3
starstarstarstarstar - 3年前
かっこよすぎる。
「代わりに行きます、それで十分」
過去に諦めた者たちが、少女のひたむきさに心を動かされ、何度も諦めさせようとした少女の夢を支えていく。サクセスストーリーでありながらあらゆることが一歩ずつ、じわじわとしか変わっていかない。エ… 続きを読む
かっこよすぎる。
「代わりに行きます、それで十分」
過去に諦めた者たちが、少女のひたむきさに心を動かされ、何度も諦めさせようとした少女の夢を支えていく。サクセスストーリーでありながらあらゆることが一歩ずつ、じわじわとしか変わっていかない。エンタメに徹して胸がスカっとするような一発逆転を描くこともできたはずだがそうはしない。フィクションと現実を地続きにするための誠実さを備えた作品。
なお、応援したくなるのはスインだが、最もよく描かれていたのはスインの母親だと思う。家族の為に自分の人生を諦めた、諦めさせられた女。スインのような体験をした人はいなくても、きっとこの母親のように生きる女性は現実にたくさんいる。だからこそそれまで一度も来なかった母親が初めてトライアウトが行われる球場を訪れるという事実だけで込み上げるものがある。
リトルリーグからの幼馴染でプロ行きが決まったジョンホが贈った透明マニキュア。
妹「塗るとかわいくなるの?」
スイン「強くなるの」
それだ。本当に力になるってそういうことだ。本邦青春ドラマのお約束的な「抱き締める」とか「頑張れよ!」「絶対負けんじゃねーぞ!」「プロで待ってるから!」みたいなサッッッッムい台詞やロマンティックラブ的要素など不要。気持ちの問題にしたがるのをやめろ。都合良く分かりやすくサムい演出をした結果、安っぽくて嘘くさくて安直で幼稚でダサくなる青春の数々と一線を画した熱い良作。
固定概念との闘い
starstarstarstarstar - 5年前
野球少女と聞くと『野球狂の詩』の水原勇気が思い浮かぶ世代なので、華奢で小柄な主人公の頑張りを応援せずにはいられません!
ストレートに心に響く物語でした。
女子野球という選択肢もあるなか、あくまでもプロにこだわる主人公の無謀とも言えるチャレ… 続きを読む
野球少女と聞くと『野球狂の詩』の水原勇気が思い浮かぶ世代なので、華奢で小柄な主人公の頑張りを応援せずにはいられません!
ストレートに心に響く物語でした。
女子野球という選択肢もあるなか、あくまでもプロにこだわる主人公の無謀とも言えるチャレンジに、最初は否定的だった周りの人々が動かされていきます。
登場人物たちの成長や心の変化がドラマの醍醐味だとすると、それぞれの物語がコンパクトに詰め込まれているので、見どころが盛りだくさん!
幼馴染とのエピソードは爽やかだし、女子選手のエピソードは胸熱。
韓国の社会問題も描かれるので、見る人によって響くエピソードが違うと思いますが、私の心に響いたのは、主人公スインと母親との関係でした。
なんでですかね…。母親と娘って、つい言い過ぎて傷つけてしまうんですよね。
ちょっとした言い方に腹が立って、売り言葉に買い言葉で。他人には絶対言わないような言葉を投げてしまったり。
同性で分かり合える部分が多いから、良くも悪くもお互いに遠慮がない。
母親は娘の中に過去の自分を見て助言したくなり、
娘は母親の中に自分の未来を見て反発するのかもしれませんね。
身につまされます(-_-;)
とにかく母親役のヨム・ヘランさんの、リアルな存在感と繊細な演技が素晴らしくて貰い泣き。(;ω;)
『無垢なる証人』も観たくなりました。
投球スピードだけが全てでは無い。
野球界の固定概念を捨てて、選手の個性を活かしたパフォーマンスが「どれだけチームに貢献できるか」で評価して欲しい。
そんな思いでスインの為に奔走するコーチですが、その考えに至ることでコーチ自身も救われたと思えます。
選手の特徴を見抜いて的確なアドバイスが出来ることも特別な才能。
自分の個性を活かしたパフォーマンスで「野球界」に貢献していると言える。
コーチの夢も一緒に背負ってプロを目指すスインですが、既にコーチはスインとの出会いによって自分自身の新たなポジションを掴んだのだと思えました。
…ってことは、監督が一番の策士かも。素敵すぎます。(*≧∀≦*)
そんな固定概念との闘いのなか、“女だから”という理由で苦労しているスイン自身ですら、母親に手料理を要求したりする。(-_-)
そこは家族で助け合って父親が料理をしても良い筈では?
身についた固定概念の根深さを感じますが、それでも挑まないことには何も始まらない。
スインの背中を見て、次の世代も繋がっていく。
爽やかな高揚感が胸に残る映画でした。
スポーツ界のミソジニーを乗り越える少女
starstarstarstarstar - 5年前
〈天才野球少女〉ともてはやされながら、男性との身体能力の差に直面し、それでもプロ野球選手の夢をあきらめないスイン(イ・ジュヨン)。
プロ選手への夢破れたジンテ(イ・ジュニョク)は、そのスインのコーチとなり、その夢を叶えるために力を貸す。
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〈天才野球少女〉ともてはやされながら、男性との身体能力の差に直面し、それでもプロ野球選手の夢をあきらめないスイン(イ・ジュヨン)。
プロ選手への夢破れたジンテ(イ・ジュニョク)は、そのスインのコーチとなり、その夢を叶えるために力を貸す。
ジンテが、「プロにいけなかったオレがコーチでいいのか」と訊くと、すかさずスインが「代わりにいきます」と答える場面は痺れる。
そして家族のために自分の人生を持てなかった、という母親が、スインのトライアウトを見つめる場面も感動的。
スインや周囲の人々が、スポーツの世界のミソジニーを向き合いそれを乗り越えようとする、フェミニズム映画でもある。
ぜひたくさんの人に見てほしい。
とにかく素敵な話
starstarstarstarstar - 5年前
残虐スリラー系ミステリーでもなく、メンヘラ系でもなく、北朝鮮も関係無く、甘たるいラブストーリーでもない韓国映画!
女の子がプロ野球界を目指す話だが、夢見がちでもなく、地に足がついた展開。笑わない主人公に心持っていかれます。その信念に尊敬。… 続きを読む
残虐スリラー系ミステリーでもなく、メンヘラ系でもなく、北朝鮮も関係無く、甘たるいラブストーリーでもない韓国映画!
女の子がプロ野球界を目指す話だが、夢見がちでもなく、地に足がついた展開。笑わない主人公に心持っていかれます。その信念に尊敬。
韓国映画やドラマの中に必ず挟まれる無駄にふざけた時間が嫌いで韓流にはハマれない私ですが、この映画ならそんな心配はありません。
やはり文化も日本と近いし、むかつく男女の壁に頷けるシーンも満載でした。
女子プロ野球選手になる‼️
starstarstarstarstar - 5年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む
まるで、ナックル姫と呼ばれた吉田えり選手を題材にした様な映画でした。
若い時は、スポーツに限らず、やりたいことをやるべきですね。
それにしても主人公の父親がだらしなさ過ぎる(笑)。