大友克洋「AKIRA」新アニメ化プロジェクト始動、4Kリマスターセットが2020年4月発売

2019年7月5日

「AKIRA 4Kリマスターセット（4K ULTRA HD Blu-ray＆Blu-ray Disc 2枚組）が2020年4月24日に発売される。

4Kスキャン＆4Kリマスター＆HDR化により、35mmマスターポジフィルムの情報を鮮やかに再現。NEO TOKYO本来の姿が映し出される。音楽監督・山城祥二による5.1ch音源のリマスターも実施。192kHzからさらにウルトラ処理を施された全く新しい音源も収録される。

また、大友克洋監督新作映画「ORBITAL ERA（オービタルエラ）」の制作が決定。後世の映像作品に多大な影響を与えSFアニメの金字塔となった「AKIRA」の舞台であるこの2019年に、大友克洋が紡ぐSF世界を新たに堪能できるプロジェクト展開に期待が高まる。

さらに、「AKIRA」新アニメ化プロジェクトが始動。「AKIRA」は1982年から1990年にかけて講談社の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』にて連載され、1988年にアニメ化、ゲーム化され一大ブームを巻き起こした。2002年にはアメリカで最も権威ある漫画賞の一つであるアイズナー賞を受賞と、日本やアメリカをはじめ世界各国のクリエイターたちに影響を与え、本格SFアクションの傑作として今なお高い支持を得ている。新アニメ化プロジェクトの詳細は未だ明らかになっていない。

同じく大友克洋の大きな話題として、講談社による「OTOMO THE COMPLETE WORKS」プロジェクトがスタート。大友克洋自身が自らの作品群を編集・構成し、「大友克洋」という作家の誕生から創作と思考の軌跡を読み取ることができる、まったく新しい集成を制作することがテーマのプロジェクトだ。大友克洋が表現者として世に出た1971年の漫画デビューから、すべての作品や発言を年代順に収録。すべての若い作家や読者たちのために、ということもテーマのひとつとしているため、日本はもちろん世界での出版も目指す。より詳細な内容や刊行開始予定については、続報を待とう。