映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』来日イベント第2弾、スペシャル・ファン・ナイトが22日、都内・表参道ヒルズ（スペースオー）にて行われた。主演のエディ・レッドメインをはじめ、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、監督のデイビッド・イェーツ、プロデューサーのデイビッド・ヘイマンが登壇した。
「ハリー・ポッター」シリーズ後半4作品を手がけたデイビッド・イェーツが引き続き監督を務める本作は、おっちょこちょいで人見知りな魔法使い/動物学者ニュート・スキャマンダーが、ニューヨークで魔法のトランクを紛失したことから巻き起こる大騒動を描く。主人公ニュートを『博士と彼女のセオリー』『リリーのすべて』のエディ・レッドメインが演じるほか、キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、コリン・ファレル、エズラ・ミラーが共演する。
アメリカやイギリスでも実施され、世界中のファンを熱狂の渦に巻き込んできた本イベント。ついにワールド・ツアー最終地にあたる日本でも開催されるこの日、ニュート・スキャマンダーやハリー・ポッターに扮したファンが約400人集まった。
エディが冒頭「ニホン、アイシテマス！」と挨拶すると、会場のボルテージは一気に最高潮に。各々思い思いのコスプレに身を包んだファンを見て「ハッフルパフもいれば、グリフィンドールもいるね！すごく嬉しいよ！世界でも日本のハリー・ポッターファンは有名なんだ。『ファンタスティック・ビースト』のファンにも是非なってもらいたいね！」と笑顔をのぞかせた。
また、NYの魔法使い・クイニー役のアリソンも「ニホン、ダイスキ！」と日本語を披露し、「日本に来れて本当に嬉しい。もともと日本は大好きだったけど、今回来てもっともっと大好きになったわ！できることなら日本の皆さんを連れて帰りたい（笑）魔法のような国ね！」と喜びをあらわにした。シリーズ初の“ノー・マジ”（人間）の仲間・ジェイコブを演じるダンは「ジェイコブとかクイニーの格好をした人はいる？」と話すと、クイニーに扮したファンへ「あたたが勝ち！」と、何が写っているかわからないフォトスチールをプレゼント。このファンサービスには、周囲のファンも悲鳴をあげていた。
「ハリー・ポッター」シリーズ後半の4作品を手がけ、今作でも監督を務めるイェーツ監督は「J.K.ローリングによるストーリーテリングの“原点”に立ち返ったもの。新しい魔法使いや“ノー・マジ”（人間）が登場するけど、物語の温かさ、魔法満載のアドベンチャー、皆さんが夢中になるところは以前と変わらないよ。『友達になりたい、一緒に歩んでいきたい』という気持ちにさせてくれるキャラクターばかりだ。是非楽しんで欲しい」と最新作の魅力を語った。
ファンとのQ＆A形式で進められたトークセッションでは、エディへ「お子さんに使いたい魔法を教えて」という声が。今年6月15日に第一子となるアイリス・メイ・レッドメインが生まれ、“父”となったエディは「2つあるよ。まず“守る”魔法をアイリスにかけたいね。あとは、夜泣きに悩まされているから、一晩だけでもちゃんと寝て欲しいね（笑）」と父親の一面をのぞかせ、会場を沸かせていた。
一方、アリソンへ「ニュートの無限に広がるトランクで何をしてみたいですか？」という質問が。アリソンは笑顔で「トランクに入った行き先が日本だったら最高！日本にいるだけで、他に必要なものはないわ！」と会場を沸かせ、「お花見もしてみたいし、富士山に行けたら最高！お茶もやってみたいし、新幹線に乗って田舎の景色も見てみたい。もっと多くの日本人に会いたいし、日本語もしゃべれるようになりたいの。本当に日本のことが大好きだわ！」と日本への想いを明かし、会場を大いに沸かせていた。
イベントでは、エディら来日キャストから日本のファンへ、ニュートが持つトランクやサイン入りポスターなど豪華な激レアアイテムがプレゼントされると、会場がこの日一番の熱気に包まれた。
最後にエディは「J.K.ローリングが『日本は素晴らしいよ』と言っていた。本当に今、日本の皆さんの愛を感じていて言葉を失っているよ。このシリーズに愛情を注いでくれてありがとう。僕たちがハートを込めて作った『ファンタスティック・ビースト』を、皆さんと共有できることを嬉しく思っているよ。“ファンタスティック”なビーストたち、そしてこの世界を愛して欲しいね！」とメッセージを贈り、イベントを締めくくった。
映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は11月23日より全国公開
