ブーン!で頭が吹っ飛ぶと勘違い
『RENT/レント』の創案者ジョナサン・ラーソンの自伝的ロック・モノローグ『tick, tick...BOOM!』をベースに、『イン・ザ・ハイツ』のリン・マニュエル=ミランダが初監督を務め、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリ… 続きを読む
『RENT/レント』の創案者ジョナサン・ラーソンの自伝的ロック・モノローグ『tick, tick...BOOM!』をベースに、『イン・ザ・ハイツ』のリン・マニュエル=ミランダが初監督を務め、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが主演した伝記ミュージカル・ドラマ。 アカデミー賞にノミネートされたことだけをキッカケに、2005年に映画化された『レント』も観ておらず、原作ミュージカルの日本版ですら未見である状態で今作を観るのはいささか思い入れのある観客とは一歩引いた視点にならざるをえなかった。 それでも彼が残した作品の素晴らしさや彼自身の魅力は十分伝わったし、Netflixで映画版が観れるのを確認したので鑑賞予定だ。 ミュージカル作家の半生をミュージカルで描く正当な理由と、重要な場面はしっかり会話劇になっている作り、歌う場面が自然な点など、自分がジャンル映画としてのミュージカル作品に求める全てが凝縮されていると感じた。 「ジョンは決断できない」で敢えて不協和音を響かせるなどアレンジも秀逸。 寛大すぎる恋人スーザンとの諍いも、コミカルな曲調で皮肉に表現している。