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生きる LIVING ポスター

生きる LIVING

4.2 103分 2023/3/31 (金) 公開
ドラマGイギリス
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あらすじ

黒澤明の名作『生きる』(1952年)が第二次世界大戦後のイギリスを舞台に、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本で蘇る。 1953年。復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)は、いわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る。彼は自分の人生を見つめ直し始め、充実した人生を手に入れようと新しい一歩を踏み出す。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
オリヴァー・ハーマナス
キャスト
ビル・ナイ/エイミー・ルー・ウッド/アレックス・シャープ/トム・バーク ほか
配給
東宝
公式サイト
https://ikiru-living-movie.jp/

クチコミ

「ゾンビ」の悔恨

- 3年前
「声をかけようか、迷いました。だけど立ち去りました。彼が…あまりにも…幸せそうだったから」 言葉が出ない。劇場を出て5分くらい経ってからだろうか、じんわりと涙がこみ上げてきた。 ビル・ナイに尽きる。ただただ美しい。一切の無駄がない。市役所… 続きを読む

「声をかけようか、迷いました。だけど立ち去りました。彼が…あまりにも…幸せそうだったから」 言葉が出ない。劇場を出て5分くらい経ってからだろうか、じんわりと涙がこみ上げてきた。 ビル・ナイに尽きる。ただただ美しい。一切の無駄がない。市役所から早退し、無断欠勤し、公園のベンチに座っているだけなのになぜあそこまでかっこいいのか? ブレンダン・フレイザーを認めたうえで言わせてもらいたい。アカデミー主演男優賞でこの演技を斬らざるを得なかったのは、アカデミー会員にとってとても辛い選択だったに違いない。 基本的に僕はリメイクは好かない。「西部戦線異状なし」でさえリメイクに抵抗があった。まして海を渡るならば尚更だ。 だがこれは素晴らしい。違和感なくイギリスに置き換えられており、よりシェイプアップされている。 古典映画を彷彿とさせる演出に冒頭から惹き込まれた。 志村喬が印象的ならば、ビル・ナイは叙情的。 今年公開の作品の中では個人的にNo.1としたい。と、都会の風に吹かれたゾンビは思うのであった。

みどり ネタバレ

原作リスペクト溢れる

- 3年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

 4/1 109シネマズ湘南  黒澤ファンで原作も何度か観ています。 今回のリメイクは少しだけ心配もありましたが、蓋を開けてみれば最高の作品だったと思います。 もう語り出したらキリが無いので、とりあえず解りやすいトコだけ、、、 まずは上映時間、オリジナルの140分に対して本作は102分と実にコスパがいい。それでいて原作の良さを余すとこなく盛り込んで、、いやそれ以上の良さを詰め込んでこの尺でまとめたのは恐れいりました。 原作は黒澤監督の痛烈な役所批判のシーンがてんこ盛りだったのを上手く削ぎ落とされていたのが良かったのかと。 その他ですと、アレックス・シャープ扮する新人くんのピーターが良かったですよねぇ。クライマックスの彼に宛てた手紙で私の顔は涙でぐしゅぐしゅ。 これエンドロール直前だったので劇場を後にする前に顔を整えるのが大変でした。 あと原作リスペクトも豊富でして、特にUFOキャッチャーで取る兎のオモチャ。あれはオリジナルファンにはたまらない演出! それと字幕にも注目です。 マーガレットがウィリアムズを“課長さん”と呼んでいたり、一番驚いたのは“老いらくの恋”の一語。 牧野琴子さんいいお仕事でした〜! オリジナルが未見の方は是非観てみてください! 本作の凄さが解りますんでね。 今では考えられませんが、主人公の交渉にヤクザが介入して妨害されるといった珍しいシーンもあります。(なんと役所内で) 昨年のスピルバーグ版『ウエストサイドストーリー』もいいリメイクでしたが、それは完全に過去のモノとなってしまいました。

どするん ネタバレ

灯火

- 3年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

生きることとは ゾンビのように生きているのに死んでいる 連続する毎日をこなしていくことで蝕まれ死んでいく 死を前にした時その事に気づく。 毎日決まったルーティーンで仕事をして 面倒ごとには関わらないよう蓋をして 体裁を保って時間が過ぎていく 残りの時間が少ないとわかっても 有意義な人生が何かわからない。 そんな中で退屈な日々にも彩りを見つける若い存在に憧れ、自分も熱量を持って生きたいと思い至る。 自己開示をしたことで息を吹き返し"生きる" 現実はそんな上手く行かないかもしれないけど、 本気で生きなければ知らぬ間に人はゆっくり死んでいく。 彼を中心に絶えず漂っていた静謐な雰囲気の中で 風前の灯だった命が爛々と輝きだす。 彼の心の揺れ動きがみたいなものが じんわりと染みてくる映画だった。 ただ、心はそこまで動かなかった。 黒澤監督作品を見てないからこの作品だけの話として (そもそも黒澤作品との連続性を楽しむべきなのかもしれないけど)そういう事じゃないと思う。 退屈な日々に色を取り戻す様を描きたいんだろうけど みな仕事が来ないように書類を積み上げて、 無駄に熟考してるように眉間に皺を寄せ、 腫れ物には触れないように目を背けて、 日頃如何にサボるかしか考えてないように見える役所職員。 そんな人達がちょっと頑張りましたみたいなのを見せられても当然だろとしか思えなかった。 課長が無断欠勤している間は他の人が仕事を巻き取らなければならないし、部下の女性を引き留めるのも身勝手にしか見えず、生きる意味を考える期間と言うよりは英国紳士然とした振る舞いとは裏腹にどんどん凋落していくようだった。 死を前にしたからと言って現実味が湧かなかった。 この作品はヒーロー映画だった。 もっと繊細な感情の機微が人間にはきっとある。

イギリスらしさとともに

- 3年前

原作は随分昔に見たので、よくおぼえていないが。本作は古き英国を感じさせる新たな映画として見られた。すべてにおいて抑制された表現が、あの時代の英国で生きた一人の人生を効果的に描いている。脚本がいいんだろうな。「日の名残り」を思い出した。

しんしんと降る雪のような展開

- 3年前

 黒澤監督のオリジナルも原作も全て見ていない為、まっさらな気持ちで鑑賞。  前半は登場人物の多さやコンパクトなストーリー展開に付いていけずばたついたが、後半になるにつれ引き込まれた。  ハリウッド的なリメイクではなく、英国式リメイクが大正解だと推測する。この静かな展開が非常に心地よいのだ。  淡々と話が進むため、寝不足だとうっかり寝落ちしかねないのでご注意を。

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