重いテーマなのに最後は…!
ある事件で廃人と化した男、皇族に憧れている冴えない主婦、幼なじみをずっと好きな弁護士の群像劇。 誰もがハッとさせられる場面があり、傷ついたこと、傷つけたことをなかったことにしたことがあるならこの映画はほんとうにオススメです。 生きているならまずは幸せだなぁ、とほんとうに思える映画
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通り魔殺人で妻を失った男、平凡な主婦、同性愛者の弁護士。飲みこめない思いを抱えた3人の姿を『ぐるりのこと。』『ハッシュ!』の橋口亮輔監督が、時折笑いを交えながら繊細に丁寧に描く。主演は監督自らオーディションで選んだ、篠原篤、成嶋瞳子、池田良、いずれも無名の新人俳優。彼らを支えるべく、光石研、安藤玉恵、木野花、黒田大輔、山中崇、山中聡、内田慈、リリー・フランキーら、個性溢れる実力派が顔を揃えている。
ある事件で廃人と化した男、皇族に憧れている冴えない主婦、幼なじみをずっと好きな弁護士の群像劇。 誰もがハッとさせられる場面があり、傷ついたこと、傷つけたことをなかったことにしたことがあるならこの映画はほんとうにオススメです。 生きているならまずは幸せだなぁ、とほんとうに思える映画
描かれていることは、街のどこかにいるような人の日常で、それは映画としてはものすごくスケールの小さい話。 スケールは小さいが、確かにそれは彼彼女らの日常で、全てである。 映画には、知らない世界を求める。 見識を広めるマイノリティの話、我々にとっては現実離れした戦争の話など。 その意味においては、この映画はあまりに写実的で、残酷な作品だと思う。 「恋人たち」は今まで精一杯生きてきて、これからもこの世のどこかで、懸命に生きていくのだろう。 いびつで、いびつで、いびつで、どうしようもなく傑作。 他人に優しくなりたい。 10年間ほど社会で揉まれた頃にまた鑑賞したい。
わたくし好きなんです。見た後しばらく頭から離れない映画。一見丈夫に見えても叩いてみたらヒビだらけというのは主人公を含む今を生きる多くの人々のことですよね。見てる方も胸が苦しくなるような物語の中で、アツシさんの、片腕のない上司が「とにかく飯食えよ、腹減ってるとろくなこと考えないし」というセリフが出るシーンは、物凄く複雑でありながら物凄く単純である「人が生きること」の多重性を凝縮していると思いました。だっておっしゃる通りですからね。かつてギリシャでは、精神的な病みにはマッサージがよく効く、と言われてたみたいです。深い深い苦悩におちいている人からするとバカバカしいでしょうけど、これって実際に効果ありますからね。ところで、別の主人公が流れ作業で大量に生産したお弁当の中の1つを食べて少し元気を出そうとするという場面は、作った人の意図以上の意味を消費する側が見出すという意味で、映画監督と観客の関係性を表現したのかな。読みすぎ?
予告編からして既に傑作の予感がそこはかとなく漂ってたのですが、期待以上の傑作でした。
テアトル新宿にて、恋人たちを観た。この世界は果てしない絶望の中の希望と、儚い希望の果ての絶望。それを知らずに生きる者達が、同居している。どちらにいずれなるかもわからずに。絶望の中でも人はあがき苦しくとも求める。演者の言葉が、生々しく届いた。 実験的な演出効果が、光る。待ちに待った監督の作品。