☆4.2
starstarstarstarstar - 3年前
ジルの正体を暴こうとするナチス親衛隊員の執念や、ジルに次々と襲いかかる危機に毎回「ここまでか…!」と息を飲んだ。
コッホ大尉がジルに単語を教わる時のゆるむ表情や時折こぼす本音や弱音。しかし、あくまでも大尉の感じる親近感や信頼感は一方通行な… 続きを読む
ジルの正体を暴こうとするナチス親衛隊員の執念や、ジルに次々と襲いかかる危機に毎回「ここまでか…!」と息を飲んだ。
コッホ大尉がジルに単語を教わる時のゆるむ表情や時折こぼす本音や弱音。しかし、あくまでも大尉の感じる親近感や信頼感は一方通行な皮肉。ドイツ軍の階級差別や身内で横行する密告の醜さ。ジルを命懸けで守ろうとする仲間。
暴虐に対し言葉を力に闘い生き抜くジルの意志と、人間の持つ多面な感情表現に惹きつけられる。
また、大尉が自分の夢の為に教わった2000語がペルシャ語としては“偽物”でも、別の場所で“本当の意味”を発揮するというラストに胸を打たれた。「なぜ名もなき囚人共を庇う!」じゃねえのよ大尉殿。
《余談》
登場する女性がこぞって付属物扱いか都合の良い女しかいなかったのは残念。もっと自我を持て。
ペルシャンレッスン
starstarstarstarstar - 3年前
観ている間ずっとしんどくて、辛くて、ヒリヒリしてドキドキハラハラでしたが、ラストシーンにそれらが昇華されていきました。
ほんとうに、心から出会えてよかった作品のひとつ。
おもしろい!
starstarstarstarstar - 3年前
文字通り死ぬ気でやる外国語。
ハラハラドキドキ
starstarstarstarstar - 3年前
ほぼ実話と知って驚きましたが、ユダヤ人は頭がいいのですね。
この様に機転を利かせて生き延びた人が他にもいたと聞いた時は、その全てに興味を抱きました。
ただ死んでいく人達からヒントをもらって生き延びていくこと、将校との間に生まれた思い等多くの事が描かれた作品でした。
記憶とセンスで生き抜き、ナチスに葬られた人達の名前を口にするシーンは感動しました。
緊迫感と物悲しさ
starstarstarstarstar - 3年前
収容所で生き残るためにペルシャ人のふりをして嘘の言語を創作し教える、もうこれだけで嫌な緊張感。絶対にバレるだろどこかで…!という緊迫感で瞬きすら忘れる。
終わりの見えない不安はもちろん、目の前で人々を大量虐殺しながら将来の夢を語ったりデー… 続きを読む
収容所で生き残るためにペルシャ人のふりをして嘘の言語を創作し教える、もうこれだけで嫌な緊張感。絶対にバレるだろどこかで…!という緊迫感で瞬きすら忘れる。
終わりの見えない不安はもちろん、目の前で人々を大量虐殺しながら将来の夢を語ったりデートで浮かれたりピクニックで歌ったりとナチス軍の呑気さが描かれているのが印象的。実際こんなもんだったんだろうと思う。ナチス軍が全員生まれつきの悪党でサイコパスかと言うとそれは違い、皆どこにでもいるような人間たち。戦争と人種差別が人をおかしくする、その恐ろしさを淡々と描いている。
授業を重ねていく中で奇妙な友情のようなものが芽生えたかに見える時も度々あるがしょせん無邪気な虐殺者と弱者である。対等になりようもない。少しの親しみ、強い怒りと悲しみ、途方もない無力感がじくじくと骨身に沁みる。
記録の上に残る無機質な数字や文字の裏にあった、多くの人間の命と人生について噛み締めさせられる映画だった。多くの人に見て欲しいが上映館が少なく残念。