憶測や決めつけは危険、会話が大事
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大きく3部構成 1. 母親視点 2. ホリ先生視点 3. 子ども視点 そういうことだったのね、という伏線回収がお見事だった。 1パートでは、息子を心配する母親に共感して、なんだこのふざけた態度の先生たちはってすごくイライラした。けれど、2パートではその裏の真実が描かれ、ガラッと見え方が変わり、ただただホリ先生が不憫で可哀想だった。 3パートでは子どもの視点で真相が明らかになり、胸が苦しくなった。 視点が変わるだけでこんなにも見え方が違うし、確証がないにもかかわらず聞いたことを鵜呑みにして簡単に信じ込んでしまうことの恐ろしさを感じた。憶測や決めつけ、噂話、これらの類は本当に危険。自分自身も気をつけなくてはと改めて思った。 母親は息子の話を聞いて、様子のおかしさや変化に気がついて、心配したから行動に移した。ただそれだけの事。 裏取りが不確かなままで子供がこう言っているからと攻撃してくるだけな親はモンスターペアレントだけれど、ホリ先生が追い込まれたのは会話をしようとせず不誠実な対応を続けた学校のせい。 子どもは突拍子のないことをしたり言ったり、少しの出来心や無邪気さで他人を傷つけてしまう生き物。そのような子たちだけでなく、モンスターペアレントや毒親などのあらゆる保護者たちの相手をしなければならない教職の仕事は本当に大変だと感じた。 そりゃシングルマザーで自分の幸せを願っている母親には、体の変化のことやおそらく普通ではない恋愛対象のことは、相談できまい。 担任の先生も〈男なら男らしく〉がモットーだし、気軽に話ができる同性の相談相手が近くにいること、会話できることの重要性。 映像が綺麗で、特に最後のシーン、 台風が過ぎ去ったあとの光の中、2人が子どもらしく無邪気に走っていく姿がすごく眩しくて、音楽も相まって、涙が溢れて止まらなかった。 子どもたちに、どうか幸せな未来が待っていますように。 怪物だれか? 1パート:怪物→ホリ先生 2パート:怪物→母親、保身に走る学校、ムギノくん 3パート:怪物→価値観、思想、決めつけ、憶測、噂好きなど誰もの心に潜んでいるもの(?) のように見えた。個人的に。 ・「怪物だーれだ」は遊びのかけ声。自分の頭にある怪物(生き物)を当てるゲーム。 ・小学校の解像度の高さ:ずっと消しゴム擦って練り消し作ってる子いたリアル〜 ・子どもたちの演技が演技とは思えないほど自然でリアル。大人の社会とはまた違う、小さな社会での生きづらさ。 ・ホテルの火事、片っぽだけのスニーカー、水筒の中の泥、突然車からの飛び降り、ぶぉーーんの変な音、あらゆる〈?〉に対する「そういうことだったのね?!?!」