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怪物 ポスター

怪物

4.0 126分 2023年06月02日 公開
人間ドラマ日本
チケット予約

あらすじ

シングルマザーの早織は、息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。湊は同級生の依里と仲が良く、子供たちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していき……

場面写真

キャスト・スタッフ

監督
是枝裕和
キャスト
安藤サクラ/永山瑛太/黒川想矢/柊木陽太/高畑充希/角田晃広/中村獅童/田中裕子
配給
東宝=ギャガ

クチコミ

らっこ ネタバレ

憶測や決めつけは危険、会話が大事

- 5ヶ月前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

大きく3部構成 1. 母親視点 2. ホリ先生視点 3. 子ども視点 そういうことだったのね、という伏線回収がお見事だった。 1パートでは、息子を心配する母親に共感して、なんだこのふざけた態度の先生たちはってすごくイライラした。けれど、2パートではその裏の真実が描かれ、ガラッと見え方が変わり、ただただホリ先生が不憫で可哀想だった。 3パートでは子どもの視点で真相が明らかになり、胸が苦しくなった。 視点が変わるだけでこんなにも見え方が違うし、確証がないにもかかわらず聞いたことを鵜呑みにして簡単に信じ込んでしまうことの恐ろしさを感じた。憶測や決めつけ、噂話、これらの類は本当に危険。自分自身も気をつけなくてはと改めて思った。 母親は息子の話を聞いて、様子のおかしさや変化に気がついて、心配したから行動に移した。ただそれだけの事。 裏取りが不確かなままで子供がこう言っているからと攻撃してくるだけな親はモンスターペアレントだけれど、ホリ先生が追い込まれたのは会話をしようとせず不誠実な対応を続けた学校のせい。 子どもは突拍子のないことをしたり言ったり、少しの出来心や無邪気さで他人を傷つけてしまう生き物。そのような子たちだけでなく、モンスターペアレントや毒親などのあらゆる保護者たちの相手をしなければならない教職の仕事は本当に大変だと感じた。 そりゃシングルマザーで自分の幸せを願っている母親には、体の変化のことやおそらく普通ではない恋愛対象のことは、相談できまい。 担任の先生も〈男なら男らしく〉がモットーだし、気軽に話ができる同性の相談相手が近くにいること、会話できることの重要性。 映像が綺麗で、特に最後のシーン、 台風が過ぎ去ったあとの光の中、2人が子どもらしく無邪気に走っていく姿がすごく眩しくて、音楽も相まって、涙が溢れて止まらなかった。 子どもたちに、どうか幸せな未来が待っていますように。 怪物だれか? 1パート:怪物→ホリ先生 2パート:怪物→母親、保身に走る学校、ムギノくん 3パート:怪物→価値観、思想、決めつけ、憶測、噂好きなど誰もの心に潜んでいるもの(?) のように見えた。個人的に。 ・「怪物だーれだ」は遊びのかけ声。自分の頭にある怪物(生き物)を当てるゲーム。 ・小学校の解像度の高さ:ずっと消しゴム擦って練り消し作ってる子いたリアル〜 ・子どもたちの演技が演技とは思えないほど自然でリアル。大人の社会とはまた違う、小さな社会での生きづらさ。 ・ホテルの火事、片っぽだけのスニーカー、水筒の中の泥、突然車からの飛び降り、ぶぉーーんの変な音、あらゆる〈?〉に対する「そういうことだったのね?!?!」

これはいまいち

- 1年前

演技とかはすばらしいけど 話の内容が全然面白くなかった

無題

- 1年前

なかなかの作品だなと感じました。余韻が残る素晴らしい作品でしたが、晴れ晴れとせず、モヤモヤな気分です。坂元さんの脚本はとても良いなと常々思っておりますが、終わり間際の田中裕子さんの台詞はとても素敵な言葉でした。

監督の名前から始まるエンドロールが

- 1年前
「この映画の責任は僕が取りますから」と言っているようでいさぎよさは感じる。そのくらいこの映画は問題作なんだろう。しかし、監督の名前に寄り添う製作人の名前がたらたらと後に続き、いったんは坂本龍一氏への弔辞でロールは中締めする。演者はその後だ。… 続きを読む

「この映画の責任は僕が取りますから」と言っているようでいさぎよさは感じる。そのくらいこの映画は問題作なんだろう。しかし、監督の名前に寄り添う製作人の名前がたらたらと後に続き、いったんは坂本龍一氏への弔辞でロールは中締めする。演者はその後だ。ここに至り(正直何だか反則な感じがする) 以下ネタバレします。 2時間の映画は2部構成。5シーズンにわたりシリーズが延長されたアメリカの大ヒット連続ドラマの「アフェア情事の行方」方式の映画だと思うと判り易いかも。最初の1時間は安藤サクラが主演に見える。安藤演じるシングルマザー主観の物語。後半1時間は同じ時間軸に起きていた、瑛太先生視点と、2人の男の子視点、さらにその他の先生や。校長視点も入る。もはや主観のカオスの後半1時間。見方を変えればどころでなく。全く違う次元の話になっており。もはや安藤サクラはこの映画の主演でさえなかった。という事がわかる。本作はカンヌ映画祭の脚本賞とLBGTQ賞を受賞した。 物議を呼んだエンディングのようであるが、ラストの2人のランを天国での話かどうかを曖昧にするのは良くない。ここまでの物語を展開した以上、もしもラストの2人のセリフが「あの世での呟きかどうか?を観客の理解にお任せする」と言うのならなら、ベレー帽を斜めにかぶりの無責任な終わり方である。

忘れられない映画

- 1年前

自分史上No.1の心の変動があった映画でした。 全部が逆で、正解で、間違いで、正義で、反抗で、自分に素直で 混乱と自分の中の思考を改めさせられる素晴らしい作品でした。 制作関係の方全員天才です。

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