禁断の愛
複雑 混乱だとしても愛は生じる
国内最大級映画チケット予約サービス アプリで開く
男が山頂から転落死した事件を追う刑事ヘジュン(パク・ヘイル)と、被害者の妻ソレ(タン・ウェイ)は捜査中に出会った。取り調べが進む中で、お互いの視線は交差し、それぞれの胸に言葉にならない感情が湧き上がってくる。いつしか刑事ヘジュンはソレに惹かれ、彼女もまたへジュンに特別な想いを抱き始める。やがて捜査の糸口が見つかり、事件は解決したかに思えた。しかし、それは相手への想いと疑惑が渦巻く“愛の迷路”のはじまりだったー。
© 2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
複雑 混乱だとしても愛は生じる
前半はしたたかな中国人被疑者に心酔する韓国人刑事。後半は慈悲深い男に独占力を強めていく女へと変わってくる展開。愛とは違う形で結ばれた2人に幸せは来ないと思わせてしまう。 カメラワークは上手く見入ってしまう場面はあるが複数事件の節目が惰性的に訪れて山が見えない。 2023.6.21
好きな人のために死ねるなんて幸せすぎない? あんなに必死で探してもらえるなんて羨ましすぎる。
久々に良質なファムファタールものを観た。韓国語と中国語(多分こっちが本音)で話す湯唯ちゃん演じるソレの情念を感じさせる佇まいがなんとも良い。脱がなくともエロティシズムは成立するし、舞台設定もよろしかった。
まず、ある都市伝説を連想した。 ネットで出回っていた死刑囚の精神鑑定で使われる質問。 「夫が死んだ。奥さんが夫の葬式に来た夫の部下に一目惚れをした。そして奥さんは次の日、自分の子供を殺した。何故?」 サイコパスはただ「(葬式になると)会えるから」と答えるという。 この部分が違う形で示されたラストだったように思う。 ラストに至るまでの2人の距離感。 寸止めのエロス。 なかなかお互いに手を出さない。 犯罪者と刑事。 触れてはならない。 背徳感が余計に燃え上がらせる。 さらに何かお互いに近いものを感じている。 寸止めの美学。 壮絶な過去は人間を変えてしまう。 罪を憎んで人を憎まず。 しかしそれでも真っ当に生きている人もいる。 一概に罪のせいだけにはできない。 というのは建前でこんなことがあったら人格が壊れるのは当然。断然、オレはソレの味方である。 何があっても味方する。 100%味方する。 もう何が何でも味方する(しつこい?笑) こんなにも切ない終わりはない。 パクチャヌクの「復讐者に憐れみを」「オールドボーイ」「親切なクムジャさん」復讐3部作が大好きで(3部作の最後で傑作を叩き出すなんてもうあり得ない)何度も見たオレははじめは戸惑いこそしたもの、なるほど新しいパクチャヌクを見た。 あえて寸止めバージョン。 印象に残ったのは取り調べシーン。 お互いに寿司を食べたあとテキパキと片付ける。 まるで長年連れ添った夫婦のように息の合ったコンビネーションで机を拭いて箱を片付ける。 ここでもうすでに通じてあっている。 カツ丼ではなく寿司。 山で育った豚ではなく死んだ魚。 もうすでに山と海のモチーフで結末を示唆してる(考えすぎ?笑)。カツ丼は日本だけか(笑)