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パリタクシー ポスター

パリタクシー

4.3 91分 2023/4/7(金) 公開
ドラマGフランス
チケット予約

あらすじ

パリのタクシー運転手のシャルルは、人生最大の危機を迎えていた。金なし、休みなし、免停寸前。このままでは最愛の家族にも会わせる顔がない。そんな彼のもとに偶然、あるマダムをパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。92歳のマダムの名はマドレーヌ。終活に向かう彼女はシャルルにお願いをする、“ねぇ、寄り道してくれない?”。人生を過ごしたパリの街には秘密がいっぱい。寄り道をする度、並外れたマドレーヌの過去が明かされていく。そして単純だったはずのドライブは、いつしか2人の人生を大きく動かす驚愕の旅へと変貌していく!

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
クリスチャン・カリオン
キャスト
リーヌ・ルノー/ダニー・ブーン ほか
配給
松竹

クチコミ

上質な絵画の如く

- 11ヶ月前
「東京タクシー」を見てからの鑑賞。多くの人が言及する元作品。山田洋次監督が、前作を敬意をもってほぼほぼ変えなかった幾つものエピソードに感心した。 短い物語の中にギュッと詰め込まれた様な人生。 まるで、上質な絵画を観るが如きの時間だった。 … 続きを読む

「東京タクシー」を見てからの鑑賞。多くの人が言及する元作品。山田洋次監督が、前作を敬意をもってほぼほぼ変えなかった幾つものエピソードに感心した。 短い物語の中にギュッと詰め込まれた様な人生。 まるで、上質な絵画を観るが如きの時間だった。 元作の良点は、おそらくではあるが不器用に見える(ずうずうしく生きられない)シャルルの性格を読み取って、老婦人の気持ちが動いたように見える所かな。一方難点は劇伴音楽が「酒と薔薇の日々」そっくりなところ。回想シーンで鳴るので気持ちいいけど。 ありがちな反則。 日本では、この1年老人宅を深夜に襲撃する様な押し込み強盗が多発していて、社会背景として老人からのこういう社会還元がリアリティが無い。と同時に相続人のいない財産が国庫に入った額が過去最高だったのだと、昨日ニュースで報じられていた。

映画観るタイミングは運命。

- 1年前
年間200本ほど映画館で映画を見るのだが、どうしても公開時期や予定と合わずに見逃してしまう映画がある。それらを貯めておいて一気に自宅で観るという天国の日を作っている。1日6本くらい観る。最近プロジェクターを手に入れさらに幸せアップ。個人的な… 続きを読む

年間200本ほど映画館で映画を見るのだが、どうしても公開時期や予定と合わずに見逃してしまう映画がある。それらを貯めておいて一気に自宅で観るという天国の日を作っている。1日6本くらい観る。最近プロジェクターを手に入れさらに幸せアップ。個人的な話ですみません。 さてさて今日の5本目のこの映画。さくっと観るつもりがおっとこれはダメだ。引き込まれてしばらく帰ってこれないやつだ。今観たこのタイミングが。もうこれというシーンではない。全体的な感じ。この映画の存在そのもの。終わったあと自失茫然。しばらくこのままでいよう。 ひとつだけ言わせてもらえば、帰りのひとりタクシーの中の空虚の中に幸せがあった。 映画観るタイミングは運命だと思う。ここぞという時にここぞという映画に出会う。タイミングが合わず観れなかった映画はその時に出会う運命ではなかった。 そしてオレはそんなここぞの時に出会う映画に助けられて生きている。 PS.この後やっと中古DVDで手に入れた「ファニーゲーム」を観る予定だったがダメだ観る気にならない。今日観る運命ではない。

ただただ素晴らしい

- 1年前

人生の素晴らしさや大切なことを改めて教えてくれるような映画。ただただ、美しい映画でした。

lili ネタバレ

パリ好き必見

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

あったかい気持ちにさせてくれるヒューマンドラマ。パリの景色はそれほどクローズアップされないが(敢えてだろうがエッフェル塔が映ったのは遠景で1回だけ)、それでもグルネル橋、ビル=アケム橋、修理中のノートルダム、チュイルリー、コンコルドかヴァンドーム、あれはマドレーヌかなあ、そしてコンシェルジュリー、凱旋門、バスチーユ広場…左岸はほとんど出てこなかったようだ。 オチは想像がつくので、細部を補いながら楽しんだ。以下ネタバレ。 マダムの過去が壮絶すぎて景色が霞んでしまった。コメディ風ながら、昨今盛り上がってるフェミサイドネタでぶっ込んできた。しかし彼女の経歴からしてあの邸宅に住んでるってのは無理がある?活動のフロントやってたってことで篤志家からプレゼントされたのか。しかし施設に入るときは一人。それも世知辛いパリらしいか。 ワーキングプアのシャルル46歳、職人気質のタクシー運転手、愛想悪く口悪くむさ苦しいが、実は人情みある男。客を乗せながら携帯で喋るところ、おおパリ!だが近年は警察の取締が厳しいらしい描写もあり。キックボードにイラついたり、2021のパリを感じられる。顔がエルドアンそっくりで、移民ルーツかと思ったら違った。高校時代は周りがバイクでブイブイいわす中、親父の形見のカメラで女子にアプローチするとか、医者の兄がいるとか、ディテールがイイね。リセで出会ったパックスの妻一筋だと語っていたけどそれにしちゃあ娘が幼なすぎませんか。話盛ったか。語らなかった山や谷があるのか。……などなど、楽しかった!

sen ネタバレ

マドレーヌの長い旅の終わり、シャルルの長い旅の始まり

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

年の瀬に、劇場で今年1番号泣することになった。登場人物の人間関係が良好な形に変化していく作品は定番だし好きだけど、本作品は、性別や年齢の差をドラマチックにユーモラスに克服していた。 かつて、暴力や法律や戦争に翻弄されて闘い続けた女性がいる。今、何もかもうまくいかず働き詰めのしがないタクシー運転手がいる。昔も今も、怒り苦悩する人間の姿は変わらない。でも、だからと言って投げ出したり諦めてはいけないのだ。闘いを終えたマドレーヌが、長い旅の終わりにシャルルに出会えてよかった。人生に迷い憤るシャルルが、心の底から笑うマドレーヌに出会えてよかった。人生にはいろいろなことがあって、旅路は続く。いつでも歩みをスタートさせることができる!それから、ほんの少しだとしても人生が交わった誰かを慈しみ、寄り添えるような人でいたいと思った。 もし、人生の終わりにひとりきりだったら、私もタクシーの運転手に話を聞いてもらうだろうか。耳を傾けてくれる運転手はいるのだろうか。過去の物語を共有することで、親子のような、親友のような、恋人のような稀有な存在にほんのひととき出会えるなら、とてもすばらしいことだ。 ここからは、脱線。思うに任せて、、、 人生って、どうして思い通りにいかないのだろう。こんなはずじゃなかった、の連続。うっかり死ぬこともままならない。昔、志賀直哉は「生と死は両極ではない」と言ったが、私は両極でしょう、と思ってしまう。私たちは簡単に死を選択できるのに、なかなかそれをしないし、できない。「生きること」はほとんどの場合、宿命として生まれながらに課されている。有と無の間の、大きな差を感じずにはいられない。だからこそ、宿命を生きおおせたマドレーヌには、心底敬意を感じる。私も、今、これから旅立つことができる、はず。

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