クロース
鑑賞後 「そんなことで?」と同伴者は言う 『まだ世界が小さく狭いんだよ13歳は』と答える 自分にとってのそんなことが 誰かの大きなことかもしれないという想像力がいる この作品に限らず 大人や世間が 〝こうあるべき〟という育て方をしなければ 揶揄されることなく成長できてたのかな
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花き農家の息子のレオと幼馴染のレミ。昼は花畑や田園を走り回り、夜は寄り添って寝そべる。24時間365日ともに時間を過ごしてきた2人は親友以上で兄弟のような関係だった。13歳になる2人は同じ中学校に入学する。入学初日、ぴったりとくっついて座る2人をみたクラスメイトは「付き合ってるの?」と質問を投げかける。「親友だから当然だ」とむきになるレオ。その後もいじられるレオは、徐々にレミから距離を置くようになる。ある朝、レミを避けるように一人で登校するレオ。毎日一緒に登下校をしていたにも関わらず、自分を置いて先に登校したことに傷つくレミ。二人はその場で大喧嘩に。その後、レミを気にかけるレオだったが、仲直りすることができず時間だけが過ぎていったある日、課外授業にレミの姿はなかった。心ここにあらずのレオは、授業の終わりに衝撃的な事実を告げられる。それは、レミとの突然の別れだった。移ろいゆく季節のなか、自責の念にかられるレオは、誰にも打ち明けられない想いを抱えていた……。
© Menuet / Diaphana Films / Topkapi Films / Versus Production 2022
鑑賞後 「そんなことで?」と同伴者は言う 『まだ世界が小さく狭いんだよ13歳は』と答える 自分にとってのそんなことが 誰かの大きなことかもしれないという想像力がいる この作品に限らず 大人や世間が 〝こうあるべき〟という育て方をしなければ 揶揄されることなく成長できてたのかな
映画館で流れる予告で ああ、これは見なくてはいけない映画だ!と思った私の直感を信じて鑑賞しました。 フランス映画らしい美しい画面 そして、多くを語らない行間の多い作品 好みは分かれると思いますが 苦しくなるほどの思春期を疑似体験することができる良い映画だったなぁと思いました。 一点残念なのが「怪物」を比較されるコメントを見ていたので、穿った見方をしてしまってもったいないことをしたな、と思いました。 全然別物でしたね。
誰も悪くない。 幼稚な2人が大人になる過程で 純粋に世界を広げる筈だったのに。 世間は2人を理解できなかった その先に事件が起きただけ。 子供が子供を評価して距離を測り 大人は子供を愛情で包むばかり。 子供は大人を必要としていない、 必要なのはたった1人の存在。 この映画は常に主人公の心の中を 表情と仕草で丁寧に描いた映画です。 無邪気に遊ぶ子供たち 満たされた家族の空間 2人だけのプライベート 子供だらけのパブリック 次第に広がる小さな傷口 スポーツという捌け口 気づいていた喪失感 違和感から始まる衝動 目を背ける事件の前兆 思いもよらないリアル 不安に潰される毎日 打ち消すための家業 前を見つめる決意 後悔のない告白 未熟な防衛反応 すべて無になる瞬間 観て損のない映画です。 ミニシアターで公開されるのは 独り占め感があるのだけれど、 たくさんの人に観てほしいな。
誰にでも共感できるかは分かりませんが、幼い頃は一緒に遊んだり話したりするのはいつも同じ顔ぶれだったのではないでしょうか。 特に私は、そうハジけた性格ではなかったので友人と呼べる者は少なく、本当にいつも同じでした。 一緒に学校へ行き、一緒に学び、一緒に遊び、一緒に御飯を食べ、一緒に帰る。 時には喧嘩もしたと思いますが、そのまま険悪になる様な事もなく、すぐに元通りになっていたと思います。 それでも歳を重ねると様々な状況が加わりいつの間にか疎遠になってしまいました。 思春期とは、人生とはそういうものなのかも知れません。 なので、本作の主役二人の心情は(ここまで劇的ではないにせよ)解る様な気がします。 あの時言っておけば良かった事、あの時言わなければ良かった事、あの時しておけば良かった事、あの時しなければ良かった事… 特に思春期は内外ともに不安定で、世間や視野自体も狭く頼れるモノもそう多くは得られないでしょう。 後悔とはいかなくても何かモヤッとしたモノを常に感じながら生きています。 色々な葛藤や闇を抱えて日々を過し、しかしそれでもゆっくりゆっくりではあっても成長していきます。 レオは告白した事によって少しでも成長できたでしょうか? 願わくばゆっくりゆっくりでも良いので、そうであって欲しいと思うばかりです。
幼なじみの少年2人。ひとりの少年のある保身的な行動で相手を傷つけてしまう。そして事件。 少年の微妙な心理描写が絶妙。 ポスターのフレーズに「永遠を壊したのは、僕。」とある。"僕"の苦悩には心痛む。 2023.8.1