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哀れなるものたち ポスター

哀れなるものたち

4.0 2024/1/26 (金) 公開
R18+イギリス
チケット予約

あらすじ

風変わりな天才外科医ゴドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって死から蘇った若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、“世界を自分の目で見たい”という強い欲望に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出る。時代の偏見から解き放たれたベラは、平等と解放を知り、驚くべき成長を遂げていく。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
ヨルゴス・ランティモス
キャスト
エマ・ストーン/マーク・ラファロ/ウィレム・デフォー/ラミー・ユセフ ほか
配給
ウォルト・ディズニー・ジャパン

クチコミ

形容し難い

- 2年前
観た後にこれほど形容し難い作品に出会ったのは初めてかもしれません。 ティム・バートンの世界観にデヴィッド・フィンチャーの「ベンジャミン・バトン」(2008)を足した様な印象を受けました。 長尺と緩やかなテンポも相まって多少の忍耐は必要に… 続きを読む

観た後にこれほど形容し難い作品に出会ったのは初めてかもしれません。 ティム・バートンの世界観にデヴィッド・フィンチャーの「ベンジャミン・バトン」(2008)を足した様な印象を受けました。 長尺と緩やかなテンポも相まって多少の忍耐は必要に感じますが、奇妙でおどろおどろしいのに魅力的でどこか心地良い様なそんな感じにさせてくれます。 大人の体を持ちながら子供の目線で世界に目を向ける主人公が、偏見や自由など様々なことを知りの成長していくストーリーは痛快であるとともに、強烈なセックス奇譚にw 手術とかのグロテスク要素でR-18かと思いきや、そっちかいと言わざるを得ないw エマ・ストーンの幼さと美しさがより一層際立たせるハマり役であることは間違いないですし、フランケンシュタインかと思うほどの歪顔のウォレム・デフォーと、ハルクらしさを一掃したプレイボーイ感を滲み出したマーク・ラファロがしっかり脇を固めたキャスティングは見事。 エンドロールに至るまでこだわり抜いたであろう絵画的なアプローチをはじめ、ベラが着るドレスやセットなどの映像描写など、ウェス・アンダーソンの作品に負けないほどの映像美に加え、世界観をより深める不協和音がこの作品を凡作には終わらせないと語っている気がします。

露悪を気取った意識高い系コメディ、お好きな方はどうぞ

- 2年前

一昔前だったら、旧作映画館で何度も上映される知る人ぞ知るB級映画になったのではないだろうか?フランケンシュタインの女性版として男性の抑圧から解放される今日的映画とも見ることができる。 しかし、ひたすら露悪的なシーン、セリフを自分は好まないし、見ていて終いには好きにすれば・・・と、関心を失ってしまった。 また最近のアカデミーが高い評価を与えるかと思うと、さらにウンザリ。

自己決定権

- 2年前
快作でした。 「自己決定権」の表現手段としての性描写だった為、これをエロと捉えるかはベラの自主性を応援できるかどうかで180度違って見えるでしょう。 ベラが生理的欲求から自己実現欲求へ昇華していく姿は、私にとっては応援しかなかった。 1つ… 続きを読む

快作でした。 「自己決定権」の表現手段としての性描写だった為、これをエロと捉えるかはベラの自主性を応援できるかどうかで180度違って見えるでしょう。 ベラが生理的欲求から自己実現欲求へ昇華していく姿は、私にとっては応援しかなかった。 1つだけ上げるならば生命への冒涜を感じる描写(小動物)だけが、心をざわつかせるものになってしまいました。ファンタジーとして心に蓋をすることができれば満点でした。 色調、音楽、衣装デザインにも魅了されました。 エンドロールまで美しい。 素晴らしかったです。

純度の高い混じりっけなしの人間

- 2年前
どっちに行くの? 物語の方向を見失った。斜め上をいく展開。 だいたい異物な主人公の場合は背景はノーマルもしくは現実的な時が多い。それの方が際立つから。 しかしどうだろうかこの映画。もう背景自体も異物。独特の不思議な世界観で構築されている。… 続きを読む

どっちに行くの? 物語の方向を見失った。斜め上をいく展開。 だいたい異物な主人公の場合は背景はノーマルもしくは現実的な時が多い。それの方が際立つから。 しかしどうだろうかこの映画。もう背景自体も異物。独特の不思議な世界観で構築されている。 その中においてもベラはその世界観に溺れてしまわない。その世界すら超越するほどの異彩を放っているので負けやしないのである。異彩というか魅力的であると。 まあ周りの最低な男たちが現実感を出してる(笑)。 コントロールしたいのにコントロールできない女を好きになり無理矢理に腕力でコントロールしようとして歪な愛情の形になる。愛情のベクトルが相手に向かってない。自分に向かってただの自己愛だけが強いだけ。コントロールできない女をコントロールしてるぜ最高なオレ、が好き(笑)。典型的なバカ男です。 ベラは子供のままで大人の体を手に入れたらどうなるかを体現する人間。それは余計なものが入っていない純度の高い混じりっけなしの人間。ということはこれが人間の本質であると言える。 成長していった過程で、飢えた子供たちに多額の寄付。 そうこれが混じりっけなしの人間がしたと言うならばこれが人間の本質。これが人間の本来の姿。悪魔のような人間がいるとするならばそれはこの本来の姿から環境によって変えられてしまったと結論づけていいと思う。 それを思うと救われる。人間は産まれた時は善。だから全て人が善に戻れる可能性がある。 全ての人たちに善になるチャンスがある。セカンドチャンス。いやもうそれ以上。ワンハンドレッドチャンスあり(そこまでに自分で気付けよ、チャンスを無駄にするなということですが笑)。 支配する。 支配される。 もうそんな価値観の時代は終わる。 終わってほしいなあという希望ですね描かれてるのは。 社会的なメッセージとエンターテイメントが互いに補完しあって成り立つことが名作と呼ばれる映画の証明です。ズバリこの映画がそれ。 PS.ふと気付く。あれ、いつ色ついた?知らん間に(笑)オレ、なんて鈍感。いやそれくらい没頭してたと言おう(笑)

エマの裸

- 2年前
観た映画 哀れなるものたち 20240128  予告編観て、深く考えずに観に行ったんですが、なんとも形容しがたい映画でした。エロくてグロいんですが美しい。多分深く知ってたら観に行かなかったんだろうストーリーだけど、最後までどう進んでいくん… 続きを読む

観た映画 哀れなるものたち 20240128  予告編観て、深く考えずに観に行ったんですが、なんとも形容しがたい映画でした。エロくてグロいんですが美しい。多分深く知ってたら観に行かなかったんだろうストーリーだけど、最後までどう進んでいくんだろうって興味で退屈しませんでした。  赤ちゃんの脳を持ったエマ・ストーンが大人の体を持った赤ちゃんから成熟した大人に成長していく内容なんですが、セックスを中心に幸せやモラル、社会問題なんか子供であれば気付かぬ問題を、大人の体をしているがばかりに子供の感受性を持ったまま直視していく。正直、ほとんど理解できなかったんだけど、大人であれば見て見ぬふりするものを子供であればこそ受け止め人間が形成されていく。ちょっと違うかもしれないけど、そんなのがユーモラスかつ残酷に描かれてるかな。自信ないな。  しかし、エマ・ストーンが惜しげもなく裸体を投げ出してるのに、全く興奮しない。芸術作品の欠点ですね。 #哀れなるものたち #エマストーン

哀れなる“もの”たち

- 2年前
まれにみる完璧な映画 瞬きするのがもったいないほど! 造形、アングル、衣装、演技、ストーリー、音楽、照明… 映画を構成している要素は数えきれないほど沢山ありますが ワンシーンワンシーンが完璧で刺激的で、貪るように観ました。 とくに『メト… 続きを読む

まれにみる完璧な映画 瞬きするのがもったいないほど! 造形、アングル、衣装、演技、ストーリー、音楽、照明… 映画を構成している要素は数えきれないほど沢山ありますが ワンシーンワンシーンが完璧で刺激的で、貪るように観ました。 とくに『メトロポリス』『カリガリ博士』テリー・ギリアム監督好きはハマると思います。 あくまでも個人的な好みの問題ですが 『籠の中の乙女』でぶっ飛んで 『ロブスター』でハマり 『聖なる鹿殺し』に心酔した私にとって、 実は『女王陛下のお気に入り』は、さほど刺さる映画ではありませんでした。 『哀れなるものたち』は、エマ・ストーンとの再タッグということもあり、あまり期待していませんでしたが、自分で観ずに勝手な判断をするのはいけません。 私的にはヨルゴス・ランティモス監督最高傑作! こんな映画を作ってしまって、次の作品が撮れるのか?と心配になるほど。(←大きなお世話) 『哀れなる“もの”たち』平仮名なのがミソ。 さて、気になるオスカーの行方は?? エマ・ストーンは既に『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞をもらっていますが、この演技は無視出来ない! 少しでも子育てに関わった人ならわかるでしょうが、赤ちゃんは可愛い悪魔です。 好奇心の塊ゆえに、残酷でもある。 おっぱいをあげてたらふいに乳首を噛まれて、「痛っ」と顔をしかめたらニヤリと笑われた…なんてことも、あるあるですよね。 一粒の水滴が起こす波紋のように、自分の起こしたワンアクションが他のものに影響を与えて変化が起きるのが楽しくて仕方ない。 飽きるまで繰り返して、周囲を怒らせたり悲しませたりして、徐々に社会性を身につけていく。 常識や道徳に囚われない、見事な演技でした。 自己中心だった赤ちゃんは、様々なことを感じて、観察して、吸収していきますが、人間として一番大切なのはイマジネーションだと感じました。 自分ではない他者の存在を知り、立場や気持ちを想像できること。 戦争だの弾圧だの、人間が起こす不幸な行為は全て、自己中心の赤ちゃんのまま体だけ大人になった人たちがやらかしている。 そして、想像できる心は新たなものを創造する原動力にもなる! でも、この映画の本当にすごいところは、決して他者にはなれない隔たりと、知的好奇心の残酷さをしっかり盛り込んでいるところ。ものすごいジレンマに、心が掻き乱されて悶絶しました。 女性の“商品価値”についても考えさせられます。 嫉妬や束縛など、その人を独り占めにしたい気持ちはとてもわかりますが…それって本人の主観や人格を無視した所有欲なのかも? 『Poor Things』『哀れなる“もの”たち』 平仮名に調理したシェフを呼べ〜!

傑作だと

- 2年前

言い切れる。比較するものがない。 描かれたのは、英国男の 歴史に染み付いた、パワハラとセクハラ フランス娼館のデカダンス。 美人女優のハダカがちっとも エロくない ウィレムデフォーはまた一つ 怪演にして快演の年譜を重ねた この2人の非凡な仕事が刻まれている。 大島渚も鈴木清順もいない日本では こういうの撮る人もういない。

好みでは無いしもう一度観たいとは思わないが、観て損は無い

- 2年前

 強烈な内容に内蔵がやられそうになるが、一人の女性の成長物語として心は揺さぶられる。が、本当に一度で十分、、  多くの人が褒め称えるエマ・ストーンにやはり文句のつけようはないが、ウィレム・デフォーのなんとも独特で悲しげなキャラクターがまた良かった。

かっちゃん ネタバレ

エマストーンの演技と美しさが救い

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

時代の設定がよくわからないが19世紀らしい。空を見ると車が空を飛んでいる。天才外科医ゴッドが投身自殺未遂の妊った女性ベラを助け、生き返らせる。お腹の中の赤ん坊の脳みそをベラに埋め込み、別人格として生き返らせるのである。ゴッドは顔中に手術の痕がありブラックジャックの様。そして身体は大人だが精神状態が幼児という強烈なベラに父親のような感情を持ってしまうゴッド。ゴッドの助手のマックス。マックスとベラは婚約するが、放蕩な弁護士ヴェダバーンに唆されたベラは結婚前に一度旅をしたいと言い出した。それからが怒涛の様なセックスシーンの数々で、途中、お金がなくなったベラはヴェダバーンと別れ、パリの売春宿に娼婦として働くことになる。そこでもまたもやセックスシーンの連続。ここら辺で食傷気味となる。映像は美しいし、何よりエマストーンのスタイルの良さと個性的な魅力でうっとりするのだが、ストーリー展開が悪趣味としか言えない。どことなく哲学的なことを感じさせられたり、いく層にもモチーフやメタファーなどが散りばめられてはいるのだが、深さを感じなかった。動物が豚と鶏のハーフが出て来たりで、どこか近未来的でもあるのだが、SFファンタジー映画としては楽しめる部分もあるが、悪趣味だと思った。多様性が何処となく不自然な感じで描かれているのもあざとい気がした。正直セックスシーンに辟易する一方、退屈してしまった。ラストの展開は自分の身体の持ち主であった母親の結婚相手に復讐というオチがついていて、山羊の脳みそを埋め込むと言う終わり方も結構エグい。綺麗可愛いエマストーンの映像に残酷さが散りばめられた映画だった。

大人のための寓話

- 2年前
なかなか興味深い映画でした。人とは何か女とは男とは世間とはそして性とは。そういう普遍的テーマが無垢な主人公とその成長、世間との対比で描かれる。テーマとしては普通だけど、設定の奇抜さで陳腐化を上手く回避している。主人公ベラの成長は主に性行為に… 続きを読む

なかなか興味深い映画でした。人とは何か女とは男とは世間とはそして性とは。そういう普遍的テーマが無垢な主人公とその成長、世間との対比で描かれる。テーマとしては普通だけど、設定の奇抜さで陳腐化を上手く回避している。主人公ベラの成長は主に性行為によって促されるのでセックスの描写が非常に多いです。その段階で普通のエンタメとは言い難く要は観るのにそれなりの覚悟がいる映画です。トドのつまりセックスに収斂する人間のグロさをこれでもかと見させられるのは正直あまり楽しくはないです。グロすぎて滑稽なくらいだけど、それも込みで描いてるとこは好印象。物語は終盤意外な展開を見せ、今まで描いてきたことは何だったのかと思わされる着地の仕方はある意味見事。あのくらいしないと物語って終わった感じしないので個人的にはそこが一番グッドでした。総じていい映画だと思いますが、最近ハリウッドで定番化しつつある女性と黒人へのいびつな持ち上げがこの映画にもあり、それが作品の質を下げている。非常に残念です。マイナス0.5

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