形容し難い
starstarstarstarstar - 2年前
観た後にこれほど形容し難い作品に出会ったのは初めてかもしれません。
ティム・バートンの世界観にデヴィッド・フィンチャーの「ベンジャミン・バトン」(2008)を足した様な印象を受けました。
長尺と緩やかなテンポも相まって多少の忍耐は必要に… 続きを読む
観た後にこれほど形容し難い作品に出会ったのは初めてかもしれません。
ティム・バートンの世界観にデヴィッド・フィンチャーの「ベンジャミン・バトン」(2008)を足した様な印象を受けました。
長尺と緩やかなテンポも相まって多少の忍耐は必要に感じますが、奇妙でおどろおどろしいのに魅力的でどこか心地良い様なそんな感じにさせてくれます。
大人の体を持ちながら子供の目線で世界に目を向ける主人公が、偏見や自由など様々なことを知りの成長していくストーリーは痛快であるとともに、強烈なセックス奇譚にw 手術とかのグロテスク要素でR-18かと思いきや、そっちかいと言わざるを得ないw
エマ・ストーンの幼さと美しさがより一層際立たせるハマり役であることは間違いないですし、フランケンシュタインかと思うほどの歪顔のウォレム・デフォーと、ハルクらしさを一掃したプレイボーイ感を滲み出したマーク・ラファロがしっかり脇を固めたキャスティングは見事。
エンドロールに至るまでこだわり抜いたであろう絵画的なアプローチをはじめ、ベラが着るドレスやセットなどの映像描写など、ウェス・アンダーソンの作品に負けないほどの映像美に加え、世界観をより深める不協和音がこの作品を凡作には終わらせないと語っている気がします。
露悪を気取った意識高い系コメディ、お好きな方はどうぞ
starstarstarstarstar - 2年前
一昔前だったら、旧作映画館で何度も上映される知る人ぞ知るB級映画になったのではないだろうか?フランケンシュタインの女性版として男性の抑圧から解放される今日的映画とも見ることができる。
しかし、ひたすら露悪的なシーン、セリフを自分は好まないし、見ていて終いには好きにすれば・・・と、関心を失ってしまった。
また最近のアカデミーが高い評価を与えるかと思うと、さらにウンザリ。
自己決定権
starstarstarstarstar - 2年前
快作でした。
「自己決定権」の表現手段としての性描写だった為、これをエロと捉えるかはベラの自主性を応援できるかどうかで180度違って見えるでしょう。
ベラが生理的欲求から自己実現欲求へ昇華していく姿は、私にとっては応援しかなかった。
1つ… 続きを読む
快作でした。
「自己決定権」の表現手段としての性描写だった為、これをエロと捉えるかはベラの自主性を応援できるかどうかで180度違って見えるでしょう。
ベラが生理的欲求から自己実現欲求へ昇華していく姿は、私にとっては応援しかなかった。
1つだけ上げるならば生命への冒涜を感じる描写(小動物)だけが、心をざわつかせるものになってしまいました。ファンタジーとして心に蓋をすることができれば満点でした。
色調、音楽、衣装デザインにも魅了されました。
エンドロールまで美しい。
素晴らしかったです。
純度の高い混じりっけなしの人間
starstarstarstarstar - 2年前
どっちに行くの?
物語の方向を見失った。斜め上をいく展開。
だいたい異物な主人公の場合は背景はノーマルもしくは現実的な時が多い。それの方が際立つから。
しかしどうだろうかこの映画。もう背景自体も異物。独特の不思議な世界観で構築されている。… 続きを読む
どっちに行くの?
物語の方向を見失った。斜め上をいく展開。
だいたい異物な主人公の場合は背景はノーマルもしくは現実的な時が多い。それの方が際立つから。
しかしどうだろうかこの映画。もう背景自体も異物。独特の不思議な世界観で構築されている。
その中においてもベラはその世界観に溺れてしまわない。その世界すら超越するほどの異彩を放っているので負けやしないのである。異彩というか魅力的であると。
まあ周りの最低な男たちが現実感を出してる(笑)。
コントロールしたいのにコントロールできない女を好きになり無理矢理に腕力でコントロールしようとして歪な愛情の形になる。愛情のベクトルが相手に向かってない。自分に向かってただの自己愛だけが強いだけ。コントロールできない女をコントロールしてるぜ最高なオレ、が好き(笑)。典型的なバカ男です。
ベラは子供のままで大人の体を手に入れたらどうなるかを体現する人間。それは余計なものが入っていない純度の高い混じりっけなしの人間。ということはこれが人間の本質であると言える。
成長していった過程で、飢えた子供たちに多額の寄付。
そうこれが混じりっけなしの人間がしたと言うならばこれが人間の本質。これが人間の本来の姿。悪魔のような人間がいるとするならばそれはこの本来の姿から環境によって変えられてしまったと結論づけていいと思う。
それを思うと救われる。人間は産まれた時は善。だから全て人が善に戻れる可能性がある。
全ての人たちに善になるチャンスがある。セカンドチャンス。いやもうそれ以上。ワンハンドレッドチャンスあり(そこまでに自分で気付けよ、チャンスを無駄にするなということですが笑)。
支配する。
支配される。
もうそんな価値観の時代は終わる。
終わってほしいなあという希望ですね描かれてるのは。
社会的なメッセージとエンターテイメントが互いに補完しあって成り立つことが名作と呼ばれる映画の証明です。ズバリこの映画がそれ。
PS.ふと気付く。あれ、いつ色ついた?知らん間に(笑)オレ、なんて鈍感。いやそれくらい没頭してたと言おう(笑)
エマの裸
starstarstarstarstar - 2年前
観た映画 哀れなるものたち 20240128
予告編観て、深く考えずに観に行ったんですが、なんとも形容しがたい映画でした。エロくてグロいんですが美しい。多分深く知ってたら観に行かなかったんだろうストーリーだけど、最後までどう進んでいくん… 続きを読む
観た映画 哀れなるものたち 20240128
予告編観て、深く考えずに観に行ったんですが、なんとも形容しがたい映画でした。エロくてグロいんですが美しい。多分深く知ってたら観に行かなかったんだろうストーリーだけど、最後までどう進んでいくんだろうって興味で退屈しませんでした。
赤ちゃんの脳を持ったエマ・ストーンが大人の体を持った赤ちゃんから成熟した大人に成長していく内容なんですが、セックスを中心に幸せやモラル、社会問題なんか子供であれば気付かぬ問題を、大人の体をしているがばかりに子供の感受性を持ったまま直視していく。正直、ほとんど理解できなかったんだけど、大人であれば見て見ぬふりするものを子供であればこそ受け止め人間が形成されていく。ちょっと違うかもしれないけど、そんなのがユーモラスかつ残酷に描かれてるかな。自信ないな。
しかし、エマ・ストーンが惜しげもなく裸体を投げ出してるのに、全く興奮しない。芸術作品の欠点ですね。
#哀れなるものたち #エマストーン