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月 ポスター

月

4.2 144分 2023/10/13 (金) 公開
ドラマPG12日本
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あらすじ

深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。 施設職員の同僚には作家を目指す陽子(二階堂ふみ)や、絵の好きな⻘年さとくん(磯村勇斗)らがいた。そしてもうひとつの出会いーー洋子と生年月日が一緒の入所者、“きーちゃん”。光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋子はどこか他人に思えず親身になっていく。しかしこの職場は決して楽園ではない。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていくー。そして、その日はついにやってくる。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
石井裕也
キャスト
宮沢りえ/磯村勇斗/⻑井恵里/大塚ヒロタ/笠原秀幸/板谷由夏/モロ師岡/鶴見辰吾/原日出子/高畑淳子/二階堂ふみ/オダギリジョー ほか
配給
スターサンズ
公式サイト
https://www.tsuki-cinema.com/

クチコミ

どするん ネタバレ

綺麗事

- 3年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

鋭すぎる 口を噤むしかできなかった 映画冒頭、施設に入っていく時に障がい者の方が映し出されて中学生の頃を思い出した。特別学級があり、近隣の養護学校との交流もあった学生の頃を。 むしろ、そこまで遡らないと思い出せなかった。 あの特有の音や匂いを。 森の中にある施設は社会だと言っていたがまさに。 自分の中で全く忘れ去られていた事実が映し出される。 障がいのある子が生まれてくるかもしれない 幼くして失った息子と悲しむ夫を想うと素直に喜べない そんな折、自分が小説を書けなくなった核心を突かれる。売るために暗部を隠して書いた小説が事実から目を背ける現在の仕事と重なって重くのしかかる。 さとくんの言っていることが絶対的に否定できない お腹にいる我が子を堕ろす可能性もあったからこそ 感情論でしか反論ができない。でも、間違ってる。 さとくんは正常だったから凶行に至ったんだと思う。 正常ではいられない環境下で問題の根本的解決を図り 人ではないから排除して良い、した方がいいと考えた。 でも、それは間違っている。 刑法の授業で殺人罪の構成要件に関する講義があった。 命題はどこからが殺人になるのか、だ。 中絶は殺人になるのか、脳死や植物状態の人から人工心肺を取り外したら殺人になるのか、色々な学説があり議論に決着はない。 日本では心臓死が人間にとっての死だが、 海外では一概にそうではない。 人とは何か、生死とは何か、 それは永遠の課題に違いない。 さとくんは話ができるか否かで心の有無を判断した。 話ができれば人なのか?心があるのか? 知らず知らずのうちに優生思想に陥っていることに 冒頭の言葉が思い返される。 "かつてあったことは、これからもあり かつて起こったことは、これからも起こる。 太陽の下、新しいものは何ひとつない。" 複雑で解決の糸口が見えない問題に向き合った時、極端な二者択一によって問題自体を抹消しようとする。 劇中では会話ができるのに卑劣な人がたくさんいた。 それなのにさとくんは障がい者だけが対象だった。 歪な正義感が凶行へと駆り立てる。 正常だからこそ。 綺麗事ではなく汚く醜い事実を直視するのは難しい。 それでも向き合い生きていくことが生きるということ。 綺麗事だと分かっていてもそれを実現するために 今できることをする、それがたった一人のためでも。 こんなの何も言えなくなる。 観劇してるほぼ全員が目を背けている現実だから。 社会から隔絶された世界をわざわざ見ようとはしない。 でも確かにそこにある。 たとえ綺麗事だとしても逃げちゃダメなんだ。 いかに障がい者が社会から隔絶されているのかわかる。 なんか、あまりに絶望的だった。 とても全ての人が見るべきだとは思えない。 それほどまでに鋭利だった。

覚悟があっても

- 3年前
誰しもが抱えている心の闇が抉り出される。 偽善。 優生思想。 安全圏にいる優越感。 嘘。 見て見ぬふり。 仕方ないという諦め。 人の役に立つ、ということ。 人に迷惑をかける、ということ。 必要な人間と要らない人間。 出生前診断を〝受ける… 続きを読む

誰しもが抱えている心の闇が抉り出される。 偽善。 優生思想。 安全圏にいる優越感。 嘘。 見て見ぬふり。 仕方ないという諦め。 人の役に立つ、ということ。 人に迷惑をかける、ということ。 必要な人間と要らない人間。 出生前診断を〝受ける〟という選択。 命を選別するということ。 でも、キレイごとでは現実は生きられない。 という言い訳。 実際のさと君は所謂リア充で、何故あのような大量殺人事件を起こしたのか、今も分析や考察が行われている。 さと君役を引き受けた磯村勇斗の覚悟とその精神力に脱帽する。 しんどい。

くるしい

- 3年前

言葉にするのが苦しいくらい問いかけてくる問題の数々に、自分がどれだけきれいごとが好きか思い知らされて、すこし吐き気がする。ただ、それと同時に嘘もきれいごとも生きるために必要だし、そうなりたいと、そうでありたいと願うことは悪くないと思いたい。 144分、あっという間に過ぎ去る分、消化しきれない想いをかかえて帰ることになる映画です。 これを映画にしたのすごいなってなりました。

考えさせられる映画

- 3年前
出生前診断で異常があると96%の方がおろすと言うのは正直ショックでした。 自分ならどうするか考えました。 現実その症状が重い子供の親が子供に会いに行かない話しも聞いた事があります。 ただそれを個性と思う親もいるのを知ってますが、その子より先… 続きを読む

出生前診断で異常があると96%の方がおろすと言うのは正直ショックでした。 自分ならどうするか考えました。 現実その症状が重い子供の親が子供に会いに行かない話しも聞いた事があります。 ただそれを個性と思う親もいるのを知ってますが、その子より先に死ぬのはつらいと思います。 現実その様な方達が優しく人として扱われているかは心配です。 生まれてしまえば人、生まれる前は人ではないのでしょうか? 色々と考えさせられました。

重い

- 3年前

あの事件を題材にした映画なんですね。 磯村勇斗の演技がすごい! 暗い映像が更に不気味でした すごくすごく考えさせられました。 映画終わったあとも、磯村くんが歌ってた歌が頭に残り、なんか色々考えさせられました。

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