無題
短く端的にまとめた作品が多くなってきてる昨今、なかなかこの長尺の作品を観ようという気にはならず、今日まできたわけだけど、観てみて、この作品にはこれぐらいの長さが必要だなと思った。 ディカプリオがところどころ、マーロンブランドに見えた。。。デニーロはやっぱすごい。
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実話をもとにしたデイヴィッド・グランのベストセラーをApple TV+が映画化。アーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)とモーリー・カイル(リリー・グラッドストーン)の間の思いもよらないロマンスを通して描かれる、真実の愛と残酷な裏切りが交錯する西部劇サスペンス。 20世紀初頭、アメリカ先住民のオセージ族は、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手にする。その財産にすぐに目をつけたのが、すでに入り込んでいた白人たち。彼らはオセージ族を巧みに操り、脅し、奪える限りの財産を強奪し、やがて殺人に手を染める…。
画像提供 Apple/映像提供 Apple
短く端的にまとめた作品が多くなってきてる昨今、なかなかこの長尺の作品を観ようという気にはならず、今日まできたわけだけど、観てみて、この作品にはこれぐらいの長さが必要だなと思った。 ディカプリオがところどころ、マーロンブランドに見えた。。。デニーロはやっぱすごい。
重厚感のある最高な映画
おかしな事だらけで感覚が麻痺する206分! 倫理観はもちろん、当時の制度にも、描かれる人物にも、ツッコミどころが満載すぎてグイグイ引き込まれていきました。 デカプリオ演じるアーネストがバカすぎて恐ろしい。「信念が無い」レベルではなく思考を閉ざしている。 見知らぬ土地で、ロバート・デニーロ演じるウィリアム・“キング”の世話になるところから物語が動き出しますが… いや、もう自分の事を“キング”と呼ばせる時点でヤバイっしょ。 しかも冗談ではなくマジだから、なお恐ろしい。 素早く察知したアーネストはキングが望むであろう回答を探しながら会話を続け、この“従順で顔が良い”手駒を得たキングは釣り糸を垂らす… 見知らぬ土地で世話になるということ。 移民や難民のコミュニティで、否応なしに主従関係が生まれていく様を目の当たりにした気がしました。 そして、そんなアーネストに邪心は無い。 最初の会話から洗脳されているとも言えますが、私利私欲で動いているわけでは無いところが、ますます厄介。 思考の停止。戦場では命令の遂行に思考はいらない。心を麻痺させてただ絶対的な命令に従う戦士を生み出していく。アーネストは戦争の副産物でもある。 思考を停止した純真無垢な青い瞳。 神からの御言葉を疑うことなく伝える御使い。ピュアピュアな天使の眼差は、危なっかしくて思わず守ってあげたくなる魅力があります。 この青い瞳の天使に心を奪われる、モーリー役のリリー・グラッドストーンさんの演技が素晴らしい! 恋は盲目…相手を信じたい気持ちが目を曇らせる。 権力だけでなく、宗教や愛も時として個々の思考を閉ざす危険を孕んでいる。 しっかり現実を見て、しっかり考えて。 スコセッシ監督からのメッセージを感じました。
奥さん役の女優に惹き込まれた。板挟み状態のディカプリオも良かった。デ・ニーロはいつも通り。
206分という長尺だが、ダレる事なく魅せてくれるのは流石スコセッシ。 実話に基づいた内容との事だが、これ白人が観たらどう思うんだろ? 兎に角終始胸糞悪いアメリカの暗部。 悪党のデニーロと情けないクズ、ディカプリオが実にハマり役だ。 エンディングで少しだけ溜飲が下がるが、人間の恐ろしさと弱さを嫌と言うほど見せつけられる。 そしてロビー・ロバートソンの音楽は圧巻。エンドロールもグッとくる。サントラ盤欲しいな。 蛇足だが、ビッグネームの共演なのに、元々パンフレットが無いとのこと。何故?