戦後の人々の苦悩
戦後多くの人々が辛い体験によるPTSDに悩まされ、苦悩の人生を送った方が多いと聞く。それは異常な人への憎しみに変わり、自らを破滅に追いやる。戦災孤児も多く、貧困の中たくましく生きる彼らが対象として生きる希望に描かれている。このような戦争は二度と起こしてはいけない。
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女は、半焼けになった小さな居酒屋で1人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。空襲で家族をなくした子供がいる。闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、ある日盗みに入った居酒屋の女を目にしてそこに入り浸るようになり...。
©2023 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
戦後多くの人々が辛い体験によるPTSDに悩まされ、苦悩の人生を送った方が多いと聞く。それは異常な人への憎しみに変わり、自らを破滅に追いやる。戦災孤児も多く、貧困の中たくましく生きる彼らが対象として生きる希望に描かれている。このような戦争は二度と起こしてはいけない。
夫と子供を亡くして身体を売りながら生きる女、親兄弟を亡くし戦争孤児となった少年、戦争で生き残ったものの壮絶な体験で心を壊した男達。 戦争が人間に及ぼす計り知れない闇。 少年の強い眼差しが、暗闇に射す一筋の光のように感じた。 一部台詞が聞き取りづらい部分があったが、役者さん達の素晴らしい演技に魅了された。観てよかった。
戦争は多くのものを奪い、壊し、人の心を大きく傷つける。そしておぞましい行為に追い立てる。80年近く前、日本はまさにこのような状況にあり、同時に現在世界各地で起こっている戦争が焼き尽くす人々の暮らしや街のその後にも重ねられる。 心身共に傷つく大人と、何もかも失っても生きる子どもの対比や、それでも生きることへの決意も見える様子。決して絶望ばかりの物語じゃなく、(別作品で言われる)子供が泣かない世界への祈りと切なる希望が込められている。 愚直に言い続けたい、「戦争なんて絶対に嫌だ」と。
祖父の話を思い出す。
戦争孤児にやられました。