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ティル ポスター

ティル

3.8 130分 2023/12/15 (金) 公開
PG12アメリカ
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あらすじ

1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黑人女性職員として働くメイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は、一人息子で14歳のエメット:愛称ボボ(ジェイリン・ホール)と平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられた。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある大胆な行動を起こす。そんな彼女の姿は多くの黑人たちに勇気を与え、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく。

場面写真

予告動画

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キャスト・スタッフ

監督
シノニエ・チュクウ
キャスト
ダニエル・デッドワイラー/ウーピー・ゴールドバーグ/ジェイリン・ホール/ショーン・パトリック・トーマス/ジョン・ダグラス・トンプソン/ヘイリー・ベネット ほか
配給
パルコ/ユニバーサル映画

クチコミ

どのように事は起きたか?

- 2年前
予告編でストーリーが予想できるため、観るか迷ったが、結果、観て良かった。予想できるストーリーより、どのように、が、この作品の肝だったからだ。 どのように少年は南部に送られたか? どのように事件は起きたか? 事件の舞台(マネー)はどのような… 続きを読む

予告編でストーリーが予想できるため、観るか迷ったが、結果、観て良かった。予想できるストーリーより、どのように、が、この作品の肝だったからだ。 どのように少年は南部に送られたか? どのように事件は起きたか? 事件の舞台(マネー)はどのような町だったか? 少年の庇護者たちはどのように無力だったか? 母親はどのように対応したか? 加害者たちは少年をどのように扱ったか? 首謀者である女性はどのように偽証したか? 司法はどのように機能不全であったか? 無邪気な少年を顔が原型を留めぬほど惨殺した加害者たちが無罪になるような国とは、何なのか?法治国家と言えるのだろうか?そしてリンチ禁止法の成立が、1955年のこの事件から50年近く後の2002年であったとは、21世紀初めまでリンチが容認されてきたということなのだろうか?しかもその後も人種差別に根ざす事件は後を絶たない。 この映画全編を支えているのは、愛情深く聡明で気丈な母親のメイミーの精神的な強さだ。彼女が泣き寝入りせず、毅然と行動し続けたことだけがこの映画の希望であると思う。 だが、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で描かれた事柄といい、この作品で語られることといい、『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』で描かれた2011年の公的権力の鎧を着た暴力といい、アメリカという国の人種差別と暴力的衝動の深さは、まるで不治の病であるかのよう…。 観ることを迷っておられる方には、是非観ていただきたいです。見応えある力強い作品です。

雨雲模様 ネタバレ

決して忘れてはならない惨劇を

- 2年前
※本文にネタバレがあります ネタバレを読む

本作品ではバイオレンスシーンやグロテスクシーンを割愛した上でエメット・ティル事件について紹介されている。 序盤はエメット・ティルが生前歌や踊りが大好きな陽気で明るい少年だったという場面がメインで叔父の住むミシシッピへ一夏の旅行をする際に、母メイミーは今ある環境が恵まれているんだと伝えた上で"白人と何かトラブルがあっても低姿勢を貫きなさい"と話した言葉の意味合いが分からなかったようで気さくに白人の店員に対し話しかけたつもりが結果何様と思われた末の店を出る際に口笛をふいたことにより恨みを買う結果になることを少年は知らなかったのならば、悲惨な末路他言いようがない。 ティルは滞在先がバレた末に連れて行かれる。 本当はこんなこと言いたくないが映画には描かれていない事実を話すと…。 リンチした末に眼球はえぐり出され(未だに眼球は見つからず)顔は判別つかぬほど原型をとどめていない上に銃で頭を撃ち抜き性器も切断し有刺鉄線で回転式綿搾り機を重しとして首に縛りつけた状態でタラハシー川に遺棄する。 黒人がどうのこうのじゃなく、大人が子供に対してする仕打ちにしてはあまりにもひどすぎる。そこはウーピー・ゴールドバーグが模倣犯を生ませないための配慮があるとしたら、この事件、そしてこの映画は決して忘れてはならないということを映像を通し教えてくれた。  上映館は少ないが、是非皆様に見て欲しい素晴らしい作品です。 死後のエメット・ティルが痛みや苦しみのないエデンで幸せに暮らしていると願いたい。

娘を持つ身として

- 2年前

一度は見て欲しい映画。 アメリカの狂気と歴史の一部を。 その母性の逞しさを。 失ったもの、愛、そして人生を。

自国が責任をもって…

- 2年前
1/28 あつぎのえいがかんkiki 昨年は中国の『シャドウプレイ』における都会村、そして日本の『福田村事件』、そして今回の『ティル』と知らなかった歴史の闇を、不勉強な私にも非常にわかりやすく描いた作品が続いています。 そしてこうい… 続きを読む

1/28 あつぎのえいがかんkiki 昨年は中国の『シャドウプレイ』における都会村、そして日本の『福田村事件』、そして今回の『ティル』と知らなかった歴史の闇を、不勉強な私にも非常にわかりやすく描いた作品が続いています。 そしてこういった題材は、それぞれ自国が制作しているのもいい流れですよね。 記憶に新しいジャニーズ騒動の口火を切ったのは英国BBC放送だったって、日本人として非常にやるせなかったですし。 パンフレットによると、キャロリン夫人を演じたヘイリー・ベネットさんでさえこの事件を今回初めて知ったそうなんです。 歴史に埋もれているけど、現代人が知らないといけない闇のトピックはまだまだあるでしょうね。 これからも勉強させて頂きたいです。

アメリカの過去を真正面から

- 2年前

差別から立ち上がった黒人の姿を真面目に表現している。卑劣な白人たちの姿も容赦なく描くが、決して誇張とも思えない。何より主人公の女優の熱演が印象的だ。 今日の白人達がこの映画をどう見るのだろうか?

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