弱小チームの起死回生。サモアの国柄詰まってる
starstarstarstarstar - 2年前
米領サモアのサッカー代表で実話に基づくというので映画館で見たくなった。独立国のサモアでなく米領の方。
弱小チームの立て直しを描いたよくあるスポーツ起死回生もの。結果も想像つくのだがユーモアで見せてくれる。
陽気な国民性もあってムードは終始明… 続きを読む
米領サモアのサッカー代表で実話に基づくというので映画館で見たくなった。独立国のサモアでなく米領の方。
弱小チームの立て直しを描いたよくあるスポーツ起死回生もの。結果も想像つくのだがユーモアで見せてくれる。
陽気な国民性もあってムードは終始明るい。冒頭、サモアサッカー協会の会長の顔に油性ペンで11つのおっぱいが書かれて笑いをとる。開始からコメディで推してくる。
赴任してきた米コーチは技術的なことは教えず各選手の特徴を活かした戦術や精神論で夢の1ゴールを狙うストーリー。こんなんで頑張っちゃうのもサモア選手の良いところ。
2024.3.1
「ならば負けましょう、一緒に。」
starstarstarstarstar - 2年前
「ジョジョ・ラビット』でファンになったワイティティ監督の新作、期待にたがわぬ心温まる楽しい作品で、サッカーを通して描かれる米国領サモアの伝統と文化、サモアの人々の心豊かなメンタリティが、大切なことを見失いがちなわたしたちの眼を開かせ、気づか… 続きを読む
「ジョジョ・ラビット』でファンになったワイティティ監督の新作、期待にたがわぬ心温まる楽しい作品で、サッカーを通して描かれる米国領サモアの伝統と文化、サモアの人々の心豊かなメンタリティが、大切なことを見失いがちなわたしたちの眼を開かせ、気づかぬうちにこわばっている心をほぐしてくれます。
"ファファフィネ"が大切にされる文化、眼から鱗の思い。
"ファファフィネ"のジァイアがいい。チームをバックアップするサッカー協会会長さんの人柄がいい、言うことが素晴らしい。そして弱小チームとはいえ、試合前のウォークライの踊り(?)が素晴らしい!これを観るだけでも、この映画を観る価値あり!
そして勝つことだけがゲームではない。トンガ戦ピンチの局面、タヴタ会長がロンゲン監督に言った言葉が監督を変える。それが今度はチームをも変え、チームが動き出す劇的な展開は大いなる示唆に富み、いろいろ考えさせられます。
地球上にこんな島、こんな土地がまだ残っているなんて、滅びに向かっているかのような地球の残された希望のよう。
サモアで暮らしてみたい。
万人が楽しめる
starstarstarstarstar - 2年前
ストーリーは有りがちなんだけど、流石は「ジョジョ・ラビット」のタイカ・ワイティティ監督、笑えて泣けて。久しぶりに構えずにリラックスして楽しめた。それでも要所要所に人生で辛酸を舐めてきた人に刺さるエッセンスが散りばめられてる。
蘊蓄とか解説とか必要の無い純粋に万人が楽しめる作品。
音楽も良かったなー。
劇場の灯りが再度灯るまで席に座っていることをお勧めします。
☆3.4
starstarstarstarstar - 2年前
「空き缶レディ」やココナッツを使った名物料理といったサモアならではの比喩、初ゴールの一戦の様子を古くから島に伝わる神々の歴史のように火の前で説く語り部など、地域性を混ぜながら「ちょっと盛ってる」コメディ表現がくど過ぎず良い塩梅。
「白人はス… 続きを読む
「空き缶レディ」やココナッツを使った名物料理といったサモアならではの比喩、初ゴールの一戦の様子を古くから島に伝わる神々の歴史のように火の前で説く語り部など、地域性を混ぜながら「ちょっと盛ってる」コメディ表現がくど過ぎず良い塩梅。
「白人はスピリチュアル好きだろ民族的な刺青とか入れたがる」言っていいんかいそれ(笑)
兼業しなければ食っていけない経済力の一方で、ファファフィネ(サモア語で「女性のような」)と呼ばれる第三の性を伝統的に包括する社会、美しい自然や文化、日常、人々との繋がりを大切にし、「なら負けましょう。皆と一緒に」と笑顔で言い放てる大らかで豊かな心。
競争社会で心が荒み、ある事実(伏線の張り方と終盤の回収が抜群なんよ)のせいで感情がコントロールできなくなったトーマス監督はもちろん、知らず知らずのうちに「こうしなきゃいけない」に雁字搦めに縛られて疲弊している我々観客の貧しくなった心も癒してくれるヒーリングムービー。
《余談》
①実際にあった出来事と人物、しかもサッカーという世界的に有名なスポーツを題材にしているのに一人ひとりの能力やチームワークの向上、そのための努力や工夫といった監督の技術が抽象的にしか描かれなかったり、ゴールキーパーがチームとの調整なしでいきなり参加したりするなど、終盤はご都合感が際立ってスポーツとしての緊張感や高揚感が薄かったように感じた。
② ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』(2014)の方が個人的に合っていたかも。事実は小説より奇なり
③パンフレットで「ファファフィネ」を「第三の性」と言ったり「トランスウーマン」と言ったりしているのだが、これらは何が同じで何が違うのか?ファファフィネの逆(トランスマン)はいないのか?所属は男子サッカーなんだな?(もともとの所属だから良いと思う)
ホルモン投与の有無やテストステロンの値に関わらず、女性と生まれたときが男性身体のトランスウーマンでは体力やスタミナ、体格の違いが「個人差」と言えないレベルであると思うのだが、女子スポーツでの公平性はどうやって確保するんだろう?イギリスみたいに「オープン」カテゴリを作るのだろうか?
④寄稿文、プロダクションノート、サモアの成り立ちと位置、実際のジャイヤと演者の対談、世界のサッカー珍プレー集など、ページ数・内容ともに豊富なパンフレット。
(字幕翻訳:牧野琴子)
いい映画!
starstarstarstarstar - 2年前
初めからテンポ良く、笑いあり涙ありで心温まる良い映画だった。アメリカ領サモアの国民性と価値観に目から鱗、羨ましくも微笑ましくもあり世界には未知の価値観や考え方があることに、とても勇気付けられた。